怪獣は楽園を破壊する アルキテ-解説
こんにちは、えせです。
今回は恒例のアルキテ解説記事です。6月7日に発売された「次元跳躍」にて収録された《怪獣は楽園を破壊する アルキテ》の追加で大幅な強化を貰いました。
従来の強みはそのままに、問題点であった防御面・環境下位特有の打点不足が改善されました。スピード面も現環境でもトップクラスなので、個人的にはデラックスでも候補に上がるデッキと考えています。
下記に過去記事も記述していますので、合わせて閲覧下さい。
https://note.com/eserizero/n/nf766deee5e42
1. 怪獣は楽園を破壊する アルキテとは
簡単にいえばミッドレンジデッキです。ドロップにある怪獣は全て《怪獣は楽園を破壊する アルキテ》の効果で「登場時、パワー+10000を与えるカード」にカウント出来る為、序盤から展開する裏目を最小限に抑えて攻める事が出来ます。従来ではその特徴を活かしたアグロデッキでしたが、オーダーゾーンからコール可能な《従機怪獣 サヴォワード》で盤面を簡単に再構築+《雷爪怪獣 レランガーラ》で手札を補充可能になった事でデッキ全体の継戦能力が飛躍的に上昇しました。
強みは再現性と打点の可変。専用オーダー《奔流エネルギーの研究》によって山上5枚から「怪獣」名称をサーチできる=フルマリガンと同枚数みて必要なユニットを用意出来る為、初動の安定感はトップクラスです。
打点の可変とは《楽園アルキテ》のパワー上昇効果はあくまで任意効果+公開領域のカードをコストに増加するので、ガードの切り方次第で取捨選択出来る点を指します。またアタック時には別名の「怪獣」2枚をコール出来る為、状況に合わせて打点orリソースを確保してゲームレンジをずらす事も可能となりました。
弱みは名称縛りと単調さ。各種効果に「怪獣」縛りがつく関係上、汎用カードを通常のデッキより採用する事は難しいです。しかし「怪獣」はお世辞にもスペックの高いユニットが少ない為、名称縛りで構築すると山札の回転率が上昇する代わりに妥協採用するハメになります。
単調さとは強みでも記述した「公開領域のカードで打点が変動する」点。相手の行動次第で取捨選択出来ますが、それは相手にも把握されている情報でもある為、ガードの切り方で相手に誘導される危険性も付き纏います。
上記の面を考慮して構築面で意識した事、防御面をカバーする事。《三頭怪獣 トライジェンテ》や《発散怪獣 ラザレック》を展開力と打点が増加する為、《楽園アルキテ》自身のパワー不足とデッキの長所を伸ばせます。しかし大会シーンで使用するとなった時、後手時に「殴り切って勝ち切以外にも択が必要」と判断しリソース補助の《白閃の大鎌 バルダリード》やデッキ内の総ガード値を増やす《竜巻怪獣 サイクロガーデ》を採用しました。
2.構築
【グレード3】計8枚
怪獣は楽園を破壊する アルキテ×3
光芒怪獣 レイヴィリス×4
その輝きは遠く空の彼方より×1
【グレード2】計11枚
従機怪獣 サヴォワード×4
雷爪怪獣 レランガーラ×4
竜巻怪獣 サイクロガーデ×3
【グレード1】計15枚
巨岩怪獣 ギルグランド×4
甲鋏怪獣 フォルヴェクス×4
白閃の大鎌 バルダリード×3
奔流エネルギーの研究×4
【グレード0】計16枚
警邏ロボ デカルコップ×4
ブリッツパイロット ヤクト×4
柩機の竜 エンバイロ×3
無窮の星竜帝 エルドブレアス×1
極光戦姫 トルシュ・グリーン×4
【ライドライン】計5枚
怪獣は楽園を破壊する アルキテ×1
微睡みの守り人 アルキテ×1
怪獣の魂を探して アルキテ×1
憩いのひととき アルキテ×1
エネルギージェネレーター×1
現在のアルキテはどんな形にしたとしても下記の37枚が確定枠と考えています。残りの13枠にどう肉助けしていくかで形は大きく変わります。
《楽園アルキテ》×3
《レイヴィリス》×3〜4
《従機怪獣 サヴォワード》×4
《雷爪怪獣 レランガーラ》×4
《巨岩怪獣 ギルグランド》×3〜4
《奔流エネルギーの研究》×4
《トリガー》×16
3.採用カードと採用候補
《怪獣は楽園を破壊する アルキテ》
「怪獣」の打点up+オーダーゾーンに「怪獣」設置+5パン可能と既存の《アルキテ》から大幅に強化されました。特に打点upは「同名をドロップに置く」がコストになった事で圧縮した山札を薄いまま保ちつつ、再度ドロップから再利用可能になりました。
アタック時効果は別名の「怪獣」2枚をコール可能。別項目にて詳しく記述しますが、コール対象はオーダーに同名があるか否かで判断せず、ゲームプランで選択します。例えば打点を重視したい場合《レイヴィリス》+《レランガーラ》セット。ガード値を確保したい時は《サイクロガード》+《レランガーラ》セットをコールします。
《光芒怪獣 レイヴィリス》
抵抗持ち+《アルキテ》効果でコールした場合《機動要塞 フライシュッツ・マクシム》+《黒暗の騎士 オブスクデイト》効果を併せ持ちます。
打点とクリティカル上昇はCBを必要としないので使い易く、ガードを強要させたいor Vをノーガードさせたいシーンや《楽園アルキテ》からコールするユニットのコスト節約にも繋がります。(V+レイヴィリスをガードさせ、残りの怪獣は低打点でもヒットするから)
同名を用意せずに単騎で打点が伸びつつ、後手時に4キルを目指すゲームでは重宝する為、可能なら4枚採用がベスト。
《従機怪獣 サヴォワード》
研究×2枚あればオーダーゾーンからコール+手札1枚とオーダーの「怪獣」を入れ替え可能。コスト少し重いですが盤面に必要なユニットを揃えたり、1枚のペルソナをループ出来たりと非常に有用なカード。
基本は毎ターンSB2でコール→《レランガーラ》回収が主な流れです。しかしそのままでは5ターン目分のコールコストを用意出来ないので、《バルダリード》や《ボバルマイン》等のソウル補助は必須。
《雷爪怪獣 レランガーラ》
打点up+アタック後手札リソースに変換されます。バトル中に効率良く盤面が空く為《楽園アルキテ》と噛み合いが良く、《サヴォワード》で使い回せる優秀なドローソースアタッカー。
基本的にバトル開始盤面+《楽園アルキテ》のコール先としてピックしたいので、3ターン目以内に複数必要なカード。マリガン・《奔流エネルギー》から優先的に探したいユニットです。
《竜巻怪獣 サイクロガーデ》
ガードup+登場時、ドロップの「怪獣」をオーダーに置けます。《楽園アルキテ》自身が毎ターン3枚コストを用意出来る為、過剰に思えますがそれは違います。
例えば盤面・オーダーゾーンに《レランガーラ》が1枚ずつあるとします。この時《楽園アルキテ》から《レランガーラ》をコールしてもパワーupは狙えませんが、セットで《サイクロガード》を選択すればドロップの同名をセット→《楽園アルキテ》効果コストを支払う事が可能です。採用すれば同名依存を下げると同時に、デッキの総ガード値upにも繋がります。
懸念点としては他アタッカーと比較すると要求値は−5000されるので、打点を必要としないターンor《バルダリード》と列を組んでカバーしましょう。
《甲鋏怪獣 フォルヴェクス》
自由枠。研究×2枚でガードup+バウンス効果と保守的なカードです。《サヴォワード》とSBコストを喧嘩するように思えますが、ペルソナ+《バルダリード》で1回分捻出可能。自分のヒール権利を作る為に《フォルヴェクス》単体でバトルフェイズ→《楽園アルキテ》効果でリソースを温存して展開。なんて択を取れるようになります。
また自身をバウンスして再度展開→《楽園アルキテ》効果でパワーupする事で盤面によっては1枚で2枚分以上の価値になる為、カード消費を抑えて攻める事が可能。
《白閃の大鎌 バルダリード》
自由枠。山上5枚からグレード2以上orセットオーダーをサーチ。サーチ範囲が3枚目の《奔流エネルギー》やユニットならば全て打点に繋がったりと多機能な点が強み。またソウルに置かれる為《サヴォワード》《フォルヴェクス》のコストを用意出来る点も相性◯。引けた時のリターンは大きいですが、山札に残り続ける可能性も考慮して3枚採用。
《トリガー配分》
星8前3配分。山札を圧縮してビードダウンが基本進行なので、点数を積めるクリティカルは最大枚数採用。《警邏ロボ デカルコップ》はキルの1ターン前に使用すれば3回目の《サヴォワード》コストを捻出したり、《フォルヴェクス》をバウンス→再コールで打点upなど多々使い道がある為必須。
《レランガーラ》というドローソースが増えた事で引→前に変更。山札を圧縮する為、不確定ながら引くカードの期待値が高いドローは相性抜群ですが、本レシピはアルキテデッキの長所よりも弱みをカバー+後手版を意識した構築なので、環境面でも有効な《柩機の竜 エンバイロ》を採用しています。
超は《無窮の星竜帝 エルドブレアス》一択。エバデッキ同様Vの打点は低く設定されているので、ゲーム中2枚貫通を促せやすく、捲れば状況を優位に好転させる事が可能。
《ライドライン》
純正ライドライン。《奔流エネルギー》を複数セットする為に必要不可欠なので変更する理由はありません。同様の効果を持つエバも存在しますが《三頭怪獣 トライジェンテ》等序盤から「アルキテ」名称を指定するカードが存在するので、エバがどうしても使いたい以外では純正がベスト。
・採用候補
《三頭怪獣 トライジェンテ》
オーダーゾーンに置かれた時、Vの「アルキテ」をパワーup。グレード指定・回数制限を問わないので、序盤から点数を積みやすく3ターン目以降は《楽園アルキテ》のパワー不足をカバー出来ます。
弱みは一度セットした《トライジェンテ》を使い回す手段が乏しい事。オーダーゾーンからドロップに戻すには《楽園アルキテ》or《サヴォワード》で拾う以外ありません。特に《サヴォワード》はペルソナ・レランガーラなど必要なユニットがある場合、拾う選択肢を取る事が難しくなります。またオーダーゾーンから拾う=将来的な「怪獣」ユニットの打点を落とすのと同義なので注意が必要。
《銀星竜 セイファード》
アルキテデッキは《サヴォワード》で毎ターン手札コストを要求するので、即座にコストを踏み倒せます。《バルダリード》同様に後列+バトル中に手札リソースに変換されるカードはオーダーゾーンの「怪獣」名称を減らしてくれるので、デッキ単位で相性が良いです。(R→R→V→R→Rの順番で殴るので、1.2回目のアタックにブーストをつけるのと4.5回目に楽園アルキテ効果分で要求値が均等になるから)
《発散怪獣 ラザレック》
捨てたられた時、研究×2枚以上でコール可能。グレード3にライドする時のライドコスト・バトル中に《サヴォワード》をコールして打点を可変出来ます。盤面形成以外にも役割があるので、見た目以上に使い勝手の良いユニット。
懸念点はコスト面。《楽園アルキテ》《レイヴィリス》と強力な消費先があるので、ゲーム中に使い得る回数は1〜2回程度。下記の《ボバルマイン》とセットで採用するとコスト面を気にせず使い回せるでしょう。
《発破怪獣 ボバルマイン》
便利なコスト回復要因。CB.SBどちらのコストもリソースor打点に変換可能な為《ボバルマイン》の弱みであるディスアドバンテージを比較的軽傷で使用可能。
また対シラヌイにおいては盤面から能動的に消せるので《レイヴィリス》+《ボバルマイン》+ドロップを《奔流エネルギー》で0枚にする事で支配を封じなんて択も取れます。
4.進行
キルターンは4〜5ターン目。対超越・ゾルガなどゲームを長期化させるほど自動的に打点が伸びるマッチアップ以外4キル。その他ライドライン×5枚相手は5キルを目指します。
特に対運命者の後手時は早いゲームを仕掛けるよりも《奔流エネルギー》《バルダリード》の山札圧縮と《レランガーラ》で手札補充を続け、トリガー期待値の高い山札を使ってゲームを組み立てましょう。
5ターン目を目指す場合重要な点は打点を落とすターンを作る事。【1. 怪獣は楽園を破壊する アルキテとは】でも記述した通り、《楽園アルキテ》からコールするユニットは公開領域から選択します。=オーダーゾーンに《レイヴィリス》《レランガーラ》等を複数セットしておけば、目に見えて1.2回目よりも4.5回目の要求価が高い事を視察出来ます。
例を出します。上記を踏まえた上でダメージ3:3並行時に下記のような盤面でバトルフェイズに入ります。
画像 ダメージ3、オーダーれいゔいりす、レランガーラ、サイクロ
サヴォワード V レランガーラ
後列 後列
《レランガーラ》→《サヴォワード》単騎15000でアタック。どちらかのアタックが入るか否かでコール先は分岐します。
・ダメージ3:4
《楽園アルキテ》のコール先を《レイヴィリス》+《サイクロガーデ》セットに。自分のヒールが潰れた代わりに低い要求値で点数が入ったので、両方の同名をコストにこのターンに5点目を目指します。かつクリティカル1枚で3〜5回目以降のアタックにガードを強要出来るので、クリを強く使う盤面を組みましょう。
・ダメージ3:3
コール先を《サイクロガーデ》+《レランガーラ》セットに。自分のヒール権が残りクリティカル+ヒールが当たりになったので、《楽園アルキテ》のパワーupは使用せずに打点を温存します。
低い要求値をガードしてきた場合、相手は公開情報となっている《レイヴィリス》を意識して手札消費を抑えるために守っています。+次のターンのコストもある程度必要なので、4.5回目の要求値を無理に上昇させずに点数は入っていきます。
上記の様な状況は簡単に作れます。後手は打点upを最大限活用して攻め切るのではなく、トリガー期待値を考慮する事で余力を残した状態で5ターン目到達を目指しましょう。
5.盤面
例①
コール先は《レイヴィリス》+《レランガーラ》。自身は2枚ドローで手札を補充しながら《レイヴィリス》のクリティカル上昇で手札を落とせます。
例②《サヴォワード》+《サイクロガーデ》
3ターン目に《楽園アルキテ》からコールした《レイヴィリス》をアタックに参加させます。《サヴォワード》+《サイクロガーデ》で次のペルソナを確保しつつ盤面に15000値+《フォルヴィリス》をバウンスすれば25000値用意可能です。
ペルソナ・《バルダリード》などが欠けてソウルが枯渇した時におすすめです。
6.マリガン
左から優先順位高め。ゲーム中盤にプレイするペルソナ・守護者等は《奔流エネルギー》でサーチが効くので、初動となるカードをキープ対象とします。
共通
奔流エネルギー→バルダリード→レランガーラ→サヴォワード→彼方
先手
奔流エネルギー+ペルソナ
レランガーラ×2
後手
+フォルヴェクス
例
①共通
トリガー×2、守護者×1、ペルソナ、サヴォワード
=サヴォワード1枚キープ。
②先手
ペルソナ、奔流エネルギー、サイクロガーデ、トリガー、レランガーラ
=奔流、レランガーラ2枚キープ。
③後手
レランガーラ、サヴォワード、フォルヴェクス×2、トリガー
=サヴォワード、フォルヴェクス2枚キープ。
7.最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました。質問等があればXのDMを解放していますので、お気軽にお声掛けください。ではでは〜。
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