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イーユイ金策について

前提

 この記事ではイーユイに「おまもりこばんを持たせて」悪の波動を連打して学校最強大会を周回するときのイーユイの調整についてまとめます。
 この金策方法ではほかにミライドンやハバタクカミなどを採用する案がありますが、それらについてはまだ未検証であるためあくまで「イーユイを採用する」としたら調整をどうすればよいかということだけをまとめます。
以下 H:HP、A:攻撃、 B:防御、 C:特攻、 D:特防、 S:素早さ と表記します。

結論

 先に結論を言うと、
控えめ(C↑ A↓) H64  A0  B252  C192  D0  S0
100レベル時実数値 H267  A×  B259  C389  D276  S236
が最適だと考えます。
以下少し細かい話をしていくので面倒くさい方はここまでで大丈夫です。

調整意図

 この調整を言語化すると「負けに関わるポケモンへの確定数を変えないまま、物理耐久を最大まで伸ばす調整」です。補足しておくと、Sは個体値が最高ならば無振りですべてのポケモンを抜いているのでSに振る必要はありません。
 まず、負けパターンについて解説します。負けパターンは基本的に「ヌメルゴンの濁流エンド」と「ハリテヤマのインファイトエンド」の二つです。また、超レアケースとして「ニンフィアのムンフォエンド」が存在します。このうち、ヌメルゴンの濁流エンドは基本的に調整では対策不可能です。そのため、ハリテヤマのインファイトエンドでの敗北率を下げるのが今回の調整の目的です。実はニンフィアのムンフォエンドはCに特化することで回避することができるのですが、調整によって減少するハリテヤマエンドでの敗北率が調整によって増加するニンフィアのムンフォエンドの敗北率を上回っているため、今回の調整が最適であると考えます。
 まずは、ハリテヤマエンドについて紹介します。

 ハリテヤマエンドを簡単に説明すると「キハダ戦でハリテヤマをワンパンできず、返しのテラスタルインファイトの急所を引くことで負ける可能性がある」というものです。

したがって、ハリテヤマエンドの対策として
「最低限の火力を維持し、そのうえで物理耐久を最大にする」という調整が考えられます。
 キハダ戦はタイレーツ→炎ケンタロス→水ケンタロス→チャーレム→ルチャブル→格闘テラスタルハリテヤマの順番で固定です。そのうち、先制技をうってくるタイレーツと水ケンタロス、一発耐えてテラスタルインファイトをうってくるハリテヤマ以外は上からワンパンできるので無視します。
以下全ての相手ポケモンの個体値が31、努力値が0、性格補正なしであると仮定し、計算しています。被ダメージなどの実測値から、おおよそ正しいと考えられますが、一応確定はできてないです。もしこれで計算が合わないことがあればコメントしてください。
以下に今回調整したイーユイでの考えられる負けパターンを列挙します。

  1. 先制技0発+ハリテヤマのインファイト急所(248~292ダメ、瀕死率56.25%)

  2. 先制技1発以上+ハリテヤマのインファイト急所(確定)

  3. タイレーツのであいがしら急所+水ケンタロスのアクジェ+ハリテヤマのインファイト(228~274ダメ、瀕死率2.78%)

  4. タイレーツのであいがしら+水ケンタロスのアクジェ急所+ハリテヤマのインファイト(227~272ダメ、瀕死率2.05%)

  5. タイレーツのであいがしら急所+水ケンタロスのアクジェ急所+ハリテヤマのインファイト(240~288ダメ、瀕死率41.01%)

簡単にまとめると
先制技なしでインファイト急所が中乱数
先制技一発以上+インファイト急所で確定負け
先制技二発に急所が絡むと低乱数で負け

ちなみにC252振りを固定して物理耐久を最高にするH4B252C252ではインファ急所の瀕死率が87.5%になります。

 
 次にCの調整ラインについて説明します。
Cの調整としては

「キハダ戦でハリテヤマ以外を確定でワンパンすること」

が大切です。キハダのポケモンのうち、Cを下げていって最初にワンパンできなくなるポケモンが水ケンタロスです。水ケンタロスはワンパンできないと返しにレイジングブルをもらってしまいます。そこを確定でワンパンできる値がC192振りになっています。もし、ケンタロスの個体値が31でなかった場合、C184振りまで落としてHに回すことでハリテヤマインファ急所の瀕死率を43.75%まで下げることができます。正確な個体値を調べてくれる方がいるとありがたいです。
 ただし、前述したようにCを下げることで今度はニンフィアエンドの可能性が若干増えるのでC192で十分かなと思います。

 次に、調整では対策不可能であると話したヌメルゴンの濁流エンドについて紹介します。
 ヌメルゴンエンドは「ネモ戦のヌメルゴンに対し悪の波動が確定2発であり、確実に1発耐えられたあと返しの濁流でこちらの命中が下がり、有効打点のある相手ポケモンに技を複数回外すことで負ける」というものです。控えめC252振りとC192振りでヌメルゴンの確定数は変わらず、確定二発となります。
 このパターンは主に自分がニャオハを選び、ネモの手持ちが有効打点をもつウェーニバルになっている場合に発生します。次点でラウドボーンも有効打点を持っています。有効打点となりうるのは

ノココッチのドリルライナー(21.0~24.7% 確定5発)
ラウドボーンのだいちのちから(24.0~28.5%乱数4発)
ヌメルゴンの濁流(23.2~27.8% 乱数4発)
ウェーニバルのかわらわり(33.8~40.5% 確定3発)

 また、一応記述しておきますがサウロもヌメルゴンを使ってきます。しかし、サウロの場合後続に有効打点を持つポケモンがいません。一番火力が高いのはヌメルゴン自身の濁流であり、これも確定5発となっています。そのため理論上は負ける可能性がありますが、無視できるほど確率が低いと言っていいと思います。僕の知っている負け筋の中でこれが一番確率が低いと思います。

 最後にレアケースのニンフィアのムンフォエンドについて紹介します。
「ボタン戦のニンフィアでこちらが低乱数(4.3%)を引き、相手のムンフォでC↓×2を引くかつ、急所を引くと負ける」というものです。これも非常に確率が低いためダメージ計算などは省略します。(C↓一回だけなら負けることはありません。)相手に急所をもらわなかったので勝ちましたが、一度だけ低乱数かつC↓×2の状態になったことがあるため念のため記述しておきます。


補足と負ける確率について

 補足としてまず、眼鏡なら絶対に負けることがないのかということについて話します。
 イーユイの負けパターンに関わるのは、ヌメルゴンとハリテヤマです。眼鏡にすることで両方を確1にできるので眼鏡ならば絶対に負けることがないといえます。(もし、眼鏡で負けた人がいたら教えてください。)

イーユイ/悪の波動(こだわり眼鏡)→ハリテヤマLv.66
321 ~ 378 (112.3 ~ 132.2%) 確定1発

イーユイ/悪の波動(こだわり眼鏡)→ヌメルゴンLv.71
255 ~ 300 (110.9 ~ 130.5%) 確定1発

 次に、負ける確率を考えようと思います。
今回は学校最強大会一周したときに負ける確率を考えます。
負ける確率を考えるうえで、相手の行動がランダムなのか何かの条件に基づいて行動しているのかというのは自分一人程度のデータでは判断できないため体感になりますが、実際の確率に近いと思っています。
 まずハリテヤマエンドで負ける確率です。
まず、学校最強大会でキハダと戦う確率をP(A)とすると、キハダは1~3回戦のみに出場する9人のうちの1人ため、
 P(A)= 8C2/9C3 = 20160/60480 = 1/3

パターン1で負けるときの確率をP(B)とすると
P(B) = 1/3 × 3/4 × 3/4 × 23/24 × 4/5 × 1/2 × 1/24 × 9/16 ≒ 0.168%
キハダと対戦×先制技をうたれない×先制技をうたれない×自分が急所を引かない×相手がひるまない×ハリテヤマがインファをうってくる×インファ急所×瀕死率

パターン2で負けるときの確率をP(C)とすると
P(C) = 1/3 × (1- 9/16) × 23/24 × 8/10 × 1/2 × 1/24 ≒ 0.232%
キハダと対戦×先制技を一回以上うたれる×自分が急所を引かない×相手がひるまない×ハリテヤマがインファをうってくる×インファ急所

パターン3,4,5については確率が無視できるほど小さいので割愛
(気が向いたら後で追記します。)

 したがって学校最強大会を一周したときにハリテヤマエンドで負ける確率は約0.4%となります。
ちなみにC252H4B252振りの場合パターン1の敗北率が0.262%になります。

 次にヌメルゴンエンドで負ける確率を考えたいのですが、まずヌメルゴンエンドになる条件である「濁流で命中が下がる」確率P(D)を求めます。
P(D) = 1/4 × 4/5 × 23/24 × 17/20 × 3/10 ≒ 4.89%
概算のためP(D) = 5%とします
ネモと対戦×ひるまない×急所引けない×だくりゅうが当たる×命中が下がる

 次に、今回はウェーニバルに2回技を外して負けるパターンのみ考えます。ウェーニバルに2回技を外して負けるパターンは濁流+かわらわり+かわらわりで負けるときです。
 ウェーニバルまでに一回も技を外さずにウェーニバルに2回技を外す場合は瀕死率が34.1%なので、その確率をP(E)とすると
P(E) = P(D) × 3/4 × 3/4 × 1/4 × 1/4 × 17/50 ≒ 0.0598%
命中ダウン×ヌメルゴンにあてる×ノココッチにあてる×ウェーニバルに外す×ウェーニバルに外す×瀕死率

 次にウェーニバルまでに一回技を外してウェーニバルに2回技を外す場合は確定で負けるので、その確率をP(F)とすると
P(F) = P(D) × 3/4 × 1/4 × 3/4 × 2 × 1/4 × 1/4 = 0.0879%

 よってウェーニバルに2回技を外すパターンの敗北率はおよそ0.148%となります。ハリテヤマエンドよりは確率が低いですね。

 ということで最終的な敗北率は大雑把に見積もって0.55%になります。(これはニャオハROMでの敗北率です。ニャオハROM以外はヌメルゴンエンドの確率が下がるので敗北率はもっと低くなります。)
学校最強大会は一周約13分ほどであるため、13分に一回0.55%のガチャを引いて大当たりを引けば負けることができます。試しに7時間周回したときに一回以上負ける確率を計算してみると17.6%ほどでした
 これが多いと思うなら眼鏡、少ないと思うならお守り小判を持たせるのがいいと思います!!
みんなでイーユイとお金を稼ごう!!

あとがき

 ここまで見てくださりありがとうございました。
 私自身本格的な記事を書くのはほぼ初めてであり、間違いやわかりにくい箇所、誤字脱字など多々あると思います。もし、見つけられましたら優しく報告してくださるとうれしいです。また、確率に関してはあまり自信がないので間違っていたらすみません。前々から検証みたいなことしてみたいなーと思ってたのでこの機会に実現できてとても満足です。
 また、このアカウントは作成したばかりなので仲良くしてくれるとうれしいです。Twitterのフォローお待ちしております!

special thanks!
一緒に検証してくれたにかいどう

ダメージ計算機はポケモンソルジャー様のものを使用させていただきました。加算機能に対応していて非常に助かりました。ありがとうございます。

修正

2022/11/13
誤字の修正、ヌメルゴンに対する眼鏡悪の波動のダメ計が間違っていたので修正、ヌメルゴンエンドの敗北率をニャオハROMで計算しているという記述の追加

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