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朝のトイレ戦争

サラリーマンにとって1日の最大にして最強の関門がそう、朝のトイレだ。

この関門を良い方向に突破できれば1日は100%上手くいく。ベストは早起きをし、自宅で用を足してから会社に向かうパターンだ。しかし長い1年、そうもいかないことも多々ある。自宅を出発してから会社に到着するまでに便尿意が来ることがあるだろう。それは仕方がない、人間だもの(み)

まず第一の関門が「駅の個室トイレの行列」である。本当に便意があって入っているのか?と思ってしまうくらい長い時間トイレにこもる輩もいる。「5分以上入っていたら上から水が落ちてくる」くらいの緊張感で1回の排便に魂を込めてほしい。一排入魂だ。

第二関門が、そう、「和式トイレ」である。長時間待って向かったトイレが和式だった時の絶望感。しかしもう戻れない、列は進んでいる。背に腹はかえられず苦渋の決断をし、辛酸を舐めていた時のこと。しゃがんだ際の洋服の上げ下げなどは絶望すら覚える。

1日どんな良いことがあっても、和式トイレに遭遇すると、その日は悪い日になる。それくらい和式便所は悪だ。

なぜ「トイレを作ろう」⇒「洋式便所」にならなかったのだろう。最初から洋式便所にしていれば良かったのではないか。駅のトイレも4つ中1つは和式が残っていたりする。それは何故なのか。恐らく元々は全部和式であったろうから、洋式にするタイミングで総入れ替えするのが普通ではないのか。なぜ1つ残したのだろうか。これが和式派に対する配慮というものか。

そう思い色々調べてみた。TOTOにおける洋式便器・和式便器の出荷比率をみてみると、1度目の東京五輪直前、1963年は洋式が17%に対し和式が83%となっている。が徐々に洋式が広まっていき、1976年に和洋の出荷比率が半々になったのを境に、洋式が出荷シェアを逆転した。

そして2015年、洋式トイレが99,3%に対し、和式トイレが0,7%。ついにここまできた、、、和式トイレ撲滅を望むもとのしては嬉しく思う。

ただなぜ、もう100でいいだろう。なぜ新たにぴかぴかの和式トイレを出荷する必要があるのか。

そこで和式トイレのメリットを探してみた。

・まず設置予算が安い、掃除がしやすい。
・着衣をずらしてしゃがむだけなので冬場にお尻が冷たいことはない。
・知らない人のお尻のあとと接触することがない。
・和式だと便を出した際の跳ね返りが無い。
・「うんこ座り」と呼ばれる排便姿勢はお腹に力が入りやすいため排便がスムーズ。

こんなもんだろうか。確かに字体だけ見てみると思ったより悪く無いかもしれない。ただ物事の事象に対し、幅広い視野を持ち、ポジティブに向き合うことが出来ればいいのではないか。

これから和式に出くわしたら、跳ね返りが少なくて幸せだと思うようにしよう。

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