西日本チームリーグ最終節かわらば~ん
皆さんこんちは、麻将連合ツアー選手の小林エルトです。
10か月にわたって行われてきた西日本チームリーグも今節で最終節になりました。
思えばあっという間でした、10節の間にいろんなヒーローやヒロインが生まれてきて、競技プロとしても1麻雀愛好家としても非常に刺激をもらった企画でした。
前置きはこれくらいとして、早速先月終了時点のトータル成績から振り返りましょう。
9節が終わって、決勝卓ともいえる10節の上位卓4チームはご覧の通りです。
1位のコータ軍団紅チームから4位の界隈さいつよチームまで268.8P差です。単純に4連勝して200P縮まりますのでコータ軍団紅が3位以下を2回とればほぼ並びとなります。
上位チームは条件の違いこそあれ1回戦から優勝を目指して打つことができます。
対して残念ながら5位以下のチームは4回戦で自分のチームを少しでも上のポジションもしくは成績を1Pでも多く積み上げることをテーマに打つことになりそうです。(実際は下位卓からの大まくりもありのルールでした。)
それでは泣いても笑ってもこれが最後の最終節振り返っていきましょう。
皆さんしばしの間お付き合いくださいませ。
37回戦A卓
【1位コータ軍団紅(341.9)・4位界隈さいつよ(73.1)・3位TEAM真塾(139.4)・2位ストロベリー(162.4)】
ついにやってきた最終節、1位から4位のチームで4回戦を戦い優勝チームを決めます、ルール上は下位卓のB卓のチームの大まくりも認められてはいますが、現実的にはこの4チームでエリア優勝を争うことになりそうです。
37回A戦卓リザルト
1.界隈さいつよ +61.5
2.真 塾 +3.6
3.コータ軍団紅 ▲18.9
4.ストロベリー ▲46.2
トータル4位の界隈さいつよチームの大黒柱しんご選手が価値あるトップを取り、トータルトップのコータ軍団紅チームが3位をひきました。真塾も2位を取りジワリと差を縮めました。ストロベリーチームはここで痛恨のラスをひいて優勝に向けての一歩目にケチが付いたか。
37回戦B卓
【5位コータ軍団白(▲11.1)・8位びちゃこズ(▲463.1)・7位アル中カラカラ(▲190.3)・6位魔人の父とゆかいな仲間たち(▲50.5)】
前節に惜しくも上位卓に残れなかった、B卓の面々、少しでもいいトータル順位を上げるために、自分たちのプライドをかけて戦います。
37回戦B卓リザルト
コータ軍団白の西田選手が今シーズン2勝目となる会心のトップ、魔人の父チームも重圧から解放されたか、今日は特に楽しそうに麻雀をされている印象でした。
1.コータ軍団白 +61.6
2.魔人の父 +15.7
3.びちゃこズ ▲26.6
4.アル中カラカラ ▲50.7
37回戦トップのお二方
38回戦A卓
逆転優勝にはとにかくトップをとり続けるしかない界隈さいつよチーム、今のゲームでは約80ポイントほど縮めました。
しかし、逆転優勝を狙っているのは、ストロベリー・真塾も同じです。ここから3チームはコータ軍団紅には厳しく打ちつつも、自分たちはトップを目指すという絶妙な舵取りが要求されます。
そして、スコアに余裕があるうちに勝負を決めてしまいたいコータ軍団紅チーム。
絶対エースのあの選手がチームメイトの信頼を背に卓につきます。
38回戦A卓リザルト
1.界隈さいつよ +78.8
2.ストロベリー +1.4
3.真 塾 ▲26.1
4.コータ軍団紅 54.1▲
なんということでしょう、界隈さいつよチームの2連勝、しかもほぼ一人浮き、そしてコータ軍団紅にラスを押し付けるという文句なしのパーフェクトゲームを達成し、やはり強しという印象をオープンリーチチルドレン達にまざまざと見せつけました。
先ほど4位のストロベリーは2位に、2位の真塾は3位と紅チームとの差を最低限ながら縮めることに成功しました。
これで約260ポイントあった界隈さいつよと紅チームの差は約70ポイントになりトータル2位まで上がってきました。
逆にストロベリーと真塾チームは追い込まれました、コータ軍団紅との差は約100ポイント、両チームともトップを一回はとったうえでコータ軍団紅と界隈さいつよを抑えるという状況に追い込まれてしまいました。
38回戦B卓
最終節を前にコータ軍団白チームはトータル成績をプラス域にすることとB卓のトップである5位以上を死守というテーマを決めてゲームに臨みました、他の3チームもそれぞれテーマを決めて試合に臨んでいるようです。
例えば魔人の父チームはトータル最下位の選手が敗戦の責をとり消化ゲームを打ち切るようでした、それでも同チームのそう選手が途中で顔をのぞかせるなどチームの仲の良さを感じさせていました。
38回戦B卓リザルト
1.魔人の父 +71.3
2.びちゃこズ +7.1
3.アル中カラカラ ▲26.8
4.コータ軍団白 ▲54.1
ここにきて魔人の父のken3選手が大爆発、開き直って麻雀を楽しむその姿勢に牌が応えてくれているかのようでした。
コータ軍団白チーム、5位争いのライバルチームの魔人の父とまさかのトップラスを決められてしまいました。
38回戦トップのお二方
39回戦A卓
実は麻雀というゲームにおいてオーラスよりもラス前の方が大事といわれています。
下位のプレーヤーはオーラスで現実的なトップ条件を残すため、トップのプレーヤーは少しでも不利な条件をおしつけるためです。
西日本チームリーグ広島の大事なラス前がやって来ました。
クライマックスに向けて各チームとも頭をフル回転させて卓につきます。
39回戦A卓リザルト
1.界隈さいつよ +89.1
2.ストロベリー +7.7
3.コータ軍団紅 ▲37.8
4.真 塾 ▲59.0
界隈さいつよのしんご選手が止まらない、9節までは余興だったといわんばかりの強さで3者を蹂躙しています。力強さだけでなく、積み上げたリードを決して手放さない繊細さをまざまざと見せつけています。
呂布と曹操が同人格にいたら無敵すぎますよねぇw
ついにコータ軍団紅の背中を捉えてトータルトップにつきました。
真塾とストロベリーは残念ながらここで終戦か・・・
2021年度西日本チームリーグ広島エリア優勝の行方はコータ軍団紅と界隈さいつよチームの2者にゆだねられたようです。
39回戦B卓
ここで前日大阪にて麻将連合のツアーランキング戦に参戦していたμ小林が合流。
どうやら上々の成績だったようでハードスケジュールながらもその顔には笑みが浮かんでいます。
早速卓につく模様、自身のリーグ戦の最後をトップで締めくくれるのでしょうか?
39回戦B卓リザルト
1.びちゃこズ +66.7
2.魔人の父 +8.0
3.コータ軍団白 ▲25.9
4.アル中カラカラ▲48.8
意気揚々と卓についたμ小林でしたが、結果は3位と振るいませんでした、びちゃこズのはっちゃん選手が肝の座った押引きを見せて会心のトップをとりました。魔人の父はここでも2位を堅守してコータ軍団白との差は60ポイントほどとなってしまいました。
39回戦トップのお二方(38となっていますが39回戦です)
40回戦A卓
40回戦は時間無制限座順も本日開始時にトップのチームから北家の席に座り、以下西・南となります。
競技選手でもなければ混合タイトル戦の準決勝あたりまで勝ち上がらないとなかなか経験しないであろう条件戦が始まります。
競技麻雀ファンのなかには条件戦の緊張がたまらないから競技麻雀から離れられないと言う人もいるくらいです。
ちなみに39回戦終了時の4チームトータルポイントと1位との差はこちら
1.界隈さいつよ +302.5
2.コータ軍団紅 +231.1【71.4】
3.ストロベリー +125.3【177.2】
4.真 塾 +57.9【244.6】
順位点は上から+50・+10・▲10・▲30なのでトップラスで80P・1ー3で60P・1-2で40P縮まることになります。
それにプラスしてゲームで付けた素点差が加わります。
例として自分が40000点の1位をとってライバルが15000点の3位の場合
自分:1位+50P+30000点返しなので素点が+10P=60.0
相手:3位▲10p+(30000点から15000点を引いて▲15p)=▲25.0
自分が60p増えて相手が25p減るので85p差がつく!
界隈さいつよと紅のポイント差は71.4pなので、紅がトップの時、界隈さいつよが4位なら紅の優勝となります。
界隈さいつよが3位なら順位点で60p変わるので素点で11.4p(11400点)差をつければ紅の優勝、以下界隈さいつよの着順が上がるたびに素点で20p(20000点)余計に差をつけなければならない。
はたしてどんな結果になるのでしょうか?
40回戦卓リザルト
1.コータ軍団紅 +58.0
2.界隈さいつよ +17.3
3.ストロベリー ▲13.6
4.真 塾 ▲61.7
40回戦B卓
B卓もついに最終戦となりました、条件はA卓と同じですが魔人の父とコータ軍団白の5位争いが見どころでしょうか。
5位以下の39回戦終了時点のトータル成績はこちら、5位と6位の差は71.5p差で紅チームの優勝条件とほぼ同じです。
5. 魔人の父 +44.5
6. コータ軍団白 ▲27.0
7. アル中カラカラ ▲316.6
8. びちゃこズ ▲415.9
40回戦B卓リザルト
1.コータ軍団白 +57.3
2.魔人の父 +10.6
3.アル中カラカラ ▲13.7
4.びちゃこズ ▲61.7
本日の成績
総合成績
優勝チーム決定
優勝は界隈さいつよチームでした、A卓最終戦、ラス親の紅チーム沖野選手は4桁の3位からオーラスだけで3万点差をひっくり返してトップ目にたちましたが、界隈さいつよのしんご選手が堅実に2位をキープして優勝条件達成に今一歩及びませんでした。
しかし、最終戦ならではのラス親有利の状況があったとはいえ、オーラスだけで30000点を稼いでトップ条件をクリアしたその攻撃力は個人成績1位の名に恥じない素晴らしいものでした。
また、ストロベリーチームのえっぽこ選手、真塾のMAKO選手のお二人は競技会の参加経験も豊富で、自分の優勝条件がなくなった時、悔しさを押し殺して脇役に徹し、黒子としての打牌をオーラスまで続けて最終戦を盛り上げてくれました。
そして、なかなか個人の成績が出ないなかでも断固として、スタイルを曲げず、信念を貫いて最終節を劇的な大逆転劇で盛り上げてくれた界隈さいつよのしんご選手、この4人の闘牌はエリア決勝の最終局にふさわしい素晴らしいものでした。
各エリアの最終成績など公式ホームページはこちらから
最後に
私は当初プレーヤーとして参加して途中からではありますが、松島力也プロとともに運営代理人補佐のお仕事をいただきました。
地方で活動する競技プロとして地元広島でこんな素晴らしい大会に携わらせていただいて感謝の気持ちでいっぱいです。
遠征は当たり前の競技麻雀勢だけでなく、普段はフリーしか打たないストリート勢、ネットの世界の強豪プレーヤーなど様々な分野のプレーヤーが一堂に会して麻雀を通じて仲良くなれる素晴らしい大会でした。
そんな西日本チームリーグは主催者のM-SPACEのある愛媛をはじめ、
高知エリア 香川エリア 徳島エリア
岡山エリア 広島エリア 山口エリア
福岡エリア 長崎エリア
関西バトルロイヤル(KBR)
幅広い地域で来年度も開催されます!!
毎週末にどこかで麻雀大会が開かれている関東などには及びませんが、皆様が地元でも麻雀を熱く・真剣に楽しめるようにお手伝いをさせていただきます。
各地の募集も始まっているようですのでぜひともエントリーをよろしくお願いいたします。
エントリーはこちらからどうぞ。
チームが組めないという方も是非エントリーをしていただいて各地の運営代理人に相談をお願いします。
マッチングなど斡旋のお手伝いをさせていただきます。
長くなりましたが、2021年西日本チームリーグのかわらば~んをいったん終了させていただきます。
こんなつたない文章にお付き合いいただいたすべての方に感謝を申し上げて終わりの挨拶とさせていただきます。
PS・来年度も一緒に盛り上がりましょう!!
よろしければサポートお願いします。対局のための遠征費にありがたく使わせていただきますm(_ _)m