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ハンドレッドリーグVol.5


こんにちは、麻将連合ツアー選手の小林エルトです。今回はハンドレッドリーグ第6節の模様を我がTeam Mj loversの視点でお届けします。Team Mj loversは最下位という厳しい状況で、第6節を迎えました。本節では二人の麻将連合ツアー選手が参戦し、この苦境を打開するべく死力を尽くします。プロ雀士の看板とチームの期待を背負って2人のツアー選手は結果を出せるのでしょうか? ※記事中はチームの略称、個人名の敬称を略させていただきます。
まずは5節終了時の成績をどうぞ
ワイルドカードボーダー Vertice;31.5

6節1回戦

東家 ミラデミア魂【▲64.0・猪突猛進男選手】

南家 Brave Revengers【44.4・ふーや先輩選手】

西家 Team MJ lovers【▲54.1・μエルト選手】

北家 Blessing of Heaven【72.6・はや選手】

東1局 親 猪突猛進男 ドラ🀒


配牌は画像の通り、ドラメンツがあり、123の三色や遠くにジュンチャンなど楽しみが多い配牌だ。

いきなりツモ番を飛ばされて、2巡目。
ツモ🀒打🀂、ドラが来るのは嬉しいが下家に役牌の仕掛けが入っているため少々不自由な手牌進行になるかもしれない。

3巡目、ツモ🀊、打🀅自分の都合で役牌を切り飛ばしていく、即座にはやから「ポン」の声、🀀🀅と立て続けに仕掛けており、トイトイやホンイツ、赤、ドラなど高打点になる組み合わせは無数にある。

🀅をポンして打🀑、この時点では早いのか高いのか両方なのかは不明、しばらくは自己都合。

4巡目、ツモ🀎、打🀇、役役とさらされていて最初にイメージするのはホンイツ、しかもドラ色はさらに高くなる可能性もある為不用意には捨てづらいが、こちらもソウズのドラ周りは必要なのでしばらくは手なり。

5巡目、ツモ🀙打🀗、染めているかどうかは不明なため、自己都合、123は見切ったが234ができるかもしれないので将来危険になるかもしれないソウズの上を先に処分。

見た感じはソウズのホンイツの仕掛けだが、🀕をチーして打🀍・・・ということは?

6巡目、ツモ🀎打🀕、雀頭候補の🀎が暗刻になって少し手牌に余裕ができた、もう一度鳴かれるまでは自己都合。

しかしはやが🀕をチー、打🀍。

はやは早々にドラ表示の🀑を切っている、高いケースはドラの🀒がトイツでマンズの両面待ち、🀒は絡んでなくて他の色の赤が2枚ある。

いずれにせよ高いなら染め手ではない可能性が高くなった。

7巡目ツモ🀞、🀑ドラの🀒と何かのシャンポン待ちは普通にありえるのでここで🀒を頭にすることにした。

結果的にはや選手はドラも赤もなく2000点の両面テンパイ、リーチの時点では2枚対4枚、しかし両脇から見たら役役ホンイツ対リーチなので現物といえどソウズは打たれにくそう。


8巡目、ツモ🀚、打🀐リーチ。
選択がズバリとはまって、🀈🀋待ちの5200のテンパイ、当然リーチして勝負!!
見た目枚数で🀈が4枚見えているが、この手を勝負できないなら家で寝てろという話。

9巡目、🀟ツモ切り、一発ツモはなかった、ソウズ待ちとは限らないがあがり牌ではないなら脂っこいところは持ってきてほしくはないもの。
100年前からテンパイのはやも1発目に🀊、赤🀝と河に叩きつけていく。

残酷なことに2枚の🀋は2枚とも4枚の🀔🀗の前に積まれていた。 蛇足ながら、はや選手がスーパー強気に🀅を加カンしていればカン裏は🀎、当然といえば当然の選択だが失点を最小限に防いだ冷静なプレイだった。

以後、6回の摸打の後、はやが🀋を掴んで決着、裏ドラは乗らずで5200の加点に成功。

東3局1本場、親μエルト ドラ🀆 供託2


5200の先制点を挙げたμエルトだが、続く東2局ははや選手が700・1300をあがって失点を回復、親番を迎えた東3局は高め6000オールの先制リーチをかけるもリーチの時点で山に残り1枚という残念な結果、結局追っかけリーチを食らって2人テンパイで迎えた1本場。

ドラの🀆がトイツ、鳴けないケースを想定して普通は手なりのリーチ進行、またはマンズをぶった切ってのホンイツ決め打ちなのだが・・・

配牌はわりとよく、ネックこそあるが打点は見込める、🀆は当然として他はどこから仕掛けるか?いきなり染めるかとりあえずリーチ手順か?プレーヤーの腕が問われる配牌だ。

1巡目、ツモ🀡、打🀐いきなり🀡が暗刻になって1シャンテンそして選択のお時間。

例えば🀊はチーするか?

染めるなら🀚🀛はポンするか?

両方しないのか?🀛からならポンするか?

🀙🀜はチーするか?などざっと上げただけでもこれだけ決めておかなきゃいけない問題がある。

まぁとりあえずは黙って🀊引いてきてくださいと神様にお願いしてみた。

2巡目、🀑ツモ切り、同順に上家から🀙、さて?

チーするとホンイツの1シャンテンただ有効牌はドラの🀆とダブ🀀、実際は連続したピンズを3枚自力で引いてこなきゃいけないので2シャンテンだったりする。

🀚🀛🀜🀡🀡🀡🀀🀆🀆🀉赤🀋 チー🀙🀚🀛

🀀を切ればテンパイだが役無しでタンヤオでもないので仕掛けたい🀆は警戒されて相当いい人からしか出てこない、当然マンズを切るのだが赤🀋ターツを払っていくとどこからどう見ても、「この人ピンズ集めてます」と明言することのなる、果たして自力でピンズ1メンツ作れるのだろうか?

という脳内会議を一瞬した結果スルーという結論になった。

3巡目ツモ🀇、打🀀ここで最初の選択、リーチ手順にするか染め手順にするか。

🀀を切ると🀇🀉🀋のリャンカン形になって受け入れは倍増するが、役のない形なので一旦は門前テンパイを目指すことになる、🀇or赤🀋を切ると切った方の裏目は残るが🀀を重ねてホンイツルートが残る。

選択は🀚🀚🀛🀛🀜で一盃口が出来ればダマにできるし、普通にリーチが強かろうと判断して🀀切りを選択したが、普段はホンイツを強く見て赤🀋を選択するケースが多い気がする。

最初の選択は仕掛けて染めますか?愚形でもリーチ目指しますか?

4巡目、🀂ツモ切り、同巡上家から🀆が切られた、当然ポンするのだが・・・

🀇🀉🀋🀚🀚🀛🀛🀜🀡🀡🀡

選択肢は3つ

赤🀋を横に伸ばす🀇。

筋引っ掛けで🀈を引き出す赤🀋。

保留の🀡。

実際は場に🀇が1枚あったので重なる枚数を重視して🀇を切った。

これを鳴くなら赤🀋切っとかないとおかしいと思うのだが・・・

同巡、対面から🀚が切られた。

普段はというかリアルなら自然に見送るというかとても声が出ないのだが、ゲームなので親切にもポンのボタンが現れた、反射的に聴牌をとったものの正直鳴いたことがない形のポンテン、手ごたえがなさすぎる。

結果的にはポンしなければ6000オールツモあがってました。

以後、🀀🀕🀑🀔🀎とツモ切りを続け、しまいには🀍が来てしまい両面テンパイの道もなくなってしまった。

あざ笑うかのように自分の河に🀀を3枚並べると同時に対面の猪突猛進男のツモの声。

タンヤオ・ツモの500・1000。

目先の打点に目がくらみ見苦しく騒いだ形だけの12000テンパイに比べて美しく余裕に満ちた2000点のあがりだった。

6日目1回戦リザルト

1.ミラデミア魂 猪突猛進男選手 59.4
2.Team MJ lovers μエルト選手 8.8
3. Brave Revengers ふーや先輩選手 ▲13.4
4. Blessing of Heaven はや選手 ▲54.8


6節2回戦

起家 Team MJ lovers【喜多剛士@μ選手】

南家 ミラデミア魂【超番長ケイン選手】

西家 Blessing of Heaven【唯木慶彦@最選手】

北家 Brave Revengers【英千隼選手】

今期というか1か月ほど前にTeam MJ loversに電撃入団した麻将連合の喜多剛士ツアー、2020年度麻将連合入会。

普段は毎週土曜日に風鈴で開催させていただいている風鈴道場の担当者、麻将連合ツアー選手たちのリーグ戦であるツアーランキング戦では1年目から頭角を現していて3年目の今季は決定戦も射程圏内におさめているだいぶ年上の少し後輩で通称【赤い人】。

麻雀配信の年末特番でルーキー枠で参戦し、同じくルーキー枠で参戦した椿彩奈プロに早々と大三元を放銃、視聴者の半分を味方につけた挙句、自分はちゃっかりとラス回避するおいしいとこどりをした伝説を残している。

人当たりが柔らかく、気さくな人柄で、ボランティアにも積極的に取り組んでいるとてもいいひとだ。

雀魂や天鳳などのオンライン麻雀は慣れているがその手腕をMJでも発揮できるだろうか?

東4局1本場 親 超番長ケイン ドラ🀐

状況はミラデミア魂の超番長ケインが1歩抜け出しているがまだまだ予断は許さないといった感じ。

配牌は染めたいけどドラ色じゃないんだよなぁ、といった感じ。

1巡目、ツモ🀀、打🀇 W🀀を合わせておく手もあるがホンイツを意識して🀀をキープ。

同順に上家から🀅をポン、打🀀で1シャンテン、🀑引いたらしぶしぶテンパイをとるのだろう。

3巡目、🀂ツモ切り。


4巡目、ツモ赤🀝、打🀒。
ここでホンイツに舵を切る、基本通りに切るときは内側の牌から。
ドラの🀐が重なったら嬉しいというのもある。

5巡目、ツモ🀡打🀐、お手本のような手順でホンイツの1シャンテンに、ぼくはぶっちゃけこの辺りは指の赴くままなので時々切り遅れが発生する。

3巡ほどツモ切りが続いた9巡目、ツモ🀡打🀆、🀛🀞待ちの8000点テンパイ、なんと河に出ている🀛と自分で使っている🀞以外6枚生き。


実は4面待ちやで

10巡目は🀑ツモ切り。

11巡目、ツモ🀠、打🀝で形の上では🀛🀞🀡で🀡1枚増えてもなぁと思いきや🀙🀡のシャンポン形もあったので4面待ち。

12巡目、🀞ツモ。

ホンイツ發赤の2000・4000+1300でトップに浮上

なんとあがり牌あれから1枚も吸収されておらず合計で9枚生きでした。(勢い余って4枚ほど王牌に死んでましたが。)

完璧な手順と見切りで鮮やかにトップ目にたった喜多選手、あと1周しのぎ切れるか?

南4局3本場 親 超番長ケイン ドラ🀑

オーラスを迎えた時点では微差でトップ目だった喜多選手だがケイン選手の連荘で徐々に差が開いてしまいました。

ケイン選手が手を伏せれる点差になったので流局したら最終局と思われます。

条件はざっと2000+900直撃or800・1600+900ツモor5200+900以上出あがり。

普通なら自然に達成できているような条件が今この時というときには万里の長城のような高い壁のように立ちふさがる。

配牌は赤もないドラもない、ピンフもタンヤオも役牌のトイツもない、まさに大海原、ここから何を目指す?

1巡目、ツモ🀙打🀂、何もなさ過ぎてとりあえず手なり。

2巡目、ツモ🀀打🀆、2枚切れの🀀がここでトイツになる、ツモ切りたいのはやまやまだが、七対子も捨てられないので断腸の思いでキープ。

3巡目、ツモ🀌打🀞、七対子の1シャンテン

🀋🀌🀌🀍🀍🀏🀏🀒🀒🀙🀛🀀🀀

面子手にしようにも🀀は2枚、🀏は1枚切れている。

4巡目、ツモ🀜打🀙、両面が出来た^^🀒が横に伸びるか🀏を自模れば面子手になるが・・・

5巡目、6巡目はそれぞれ🀘、🀖をツモ切り。

7巡目、ツモ🀈打🀜で七対子に形を決めた。

8巡目は🀐ツモ切り。

9巡目、南家の唯木慶彦@最選手からリーチ、2000・4000だと着落ち、横移動はハネマン、状況的に横移動以外は問答無用だろう。

同巡、ツモ🀉、打🀀リーチを受けては七対子ツモ条件では向かいづらいか、🀀のトイツ落としで流局、横移動を願う。

10巡目、リーチに対してまっすぐ推したラス目の英千隼が🀙を掴んで放銃。手を開くと、リーチ七対子赤、ウラウラだと着落ちだが・・・





無情にも裏ドラ表示には🀓、12000点の横移動を決められて26600点の3着でフィニッシュ。

6日目2回戦リザルト

1.ミラデミア魂 超番長ケイン選手 57.0
2.Blessing of Heaven 唯木慶彦@最選手 14.8
3.Team MJ lovers 喜多剛士@μ選手  ▲13.4
4.Brave Revengers 英千隼選手 ▲54.8



Team MJ loversは2位と3位でかろうじてプラス、ミラデミア魂がデイリーダブル達成!!



6節開始時点では最下位だったミラデミア魂チームが首位の大躍進!!


以上ハンドレッドリーグ6節の模様をTeam MJ loversの目線でお送りしました、面白いと思った方は拡散、サポートよろしくお願いします。


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小林宏康
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