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S&P500やオルカン

S&P500やオルカンとの組み合わせを考える際に、さらに米国株を組み合わせようと考えるのであれば、主にVYM、VIG、QQQが候補として考えられるでしょう。

なぜなら米国にはGAFAM+エヌビディア、テスラをまとめたテック企業の総称を「マグニフィセントセブン」と呼びますが、S&P500に占める「マグニフィセントセブン」の時価総額は約30%もあります。

そのため、それ以外のS&P500の企業のなかで分散投資を考える場合、景気に左右されにくい生活必需品や生活インフラを展開するETFとの組み合わせが考えられるのです。

その一方、「マグニフィセントセブン」に偏って分散投資したいのであれば、QQQが候補になるでしょう。

VYM、VIG、QQQの特徴は下記のとおりです。

【VYM】

VYMは米国株のなかで平均以上の配当を出す普通株で構成される「FTSEハイディビデンド・イールド指数」に連動した投資成果を目指すETFです。時価総額加重平均を用いて、保有銘柄のウエートを算出しており、配当率の高い銘柄が時価総額の比率によって組み入れられています。

現在(24年1月)の主要組み入れ銘柄と割合、分配金利回りは下記のとおりです。

・JPモルガン(3.48%)・ブロードコム(3.41%)・エクソンモービル(2.87%)
・ジョンソンエンドジョンソン(2.68%)・ホームデポ(2.46%)・メルク(1.96%)
・分配金回数(年)4回、分配金利回り3.12%

【VIG】

VIGは米国株のなかで10年以上連続増配株だけに限定したETFです。

また高い配当利回り企業のリスクを避けるために、上位25%の高配当企業を外していることも特徴です。ちなみに2023年にアップルが組み入れられました。

現在(24年1月)の主要組み入れ銘柄と割合、分配金利回りは下記のとおりです。

・マイクロソフト(5.31%)・アップル(4.44%)・JPモルガン(3.25%)
・ユナイテッドヘルス(3.22%)・ブロードコム(3.14%)・エクソンモービル(2.65%)
・分配金回数(年)4回、分配金利回り1.89%

【QQQ】

QQQはナスダック100指数と同等のパフォーマンスを目指して設計されたETFです。

ちなみにナスダック100指数とは、ナスダックに上場する約3000銘柄のなかから、時価総額上位100社を対象に投資をしています。

ハイテク株が全体の70%を占めるため、マグニフィセントセブンなどのハイテク株の成長に左右される特徴があります。

現在(24年1月)の主要組み入れ銘柄と割合、分配金利回りは下記のとおりです。

・アップル(8.89%)・マイクロソフト(8.88%)・アマゾン(4.91%)
・エヌビディア(4.16%)・ブロードコム(4.11%)・メタプラットフォームズ(4.07%)
・分配金回数(年)4回、分配金利回り0.62%

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