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ルワンダに帰任します

〜旅立ちまでをつらつらと〜
出国までを記録に残しておきます。

ルワンダの再派遣が結果したのは12月末。
しかしクリスマスが終わってから、コロナの感染者が増加して延期が続きました。本来は1月末派遣予定でしたが、2週間ごとに発表される政府発表を4回待ち、3月16日に5度目にしてようやく派遣決定しました。

その後、4月2日に再派遣日程が決まりルワンダへの準備が始まりました。

退避期間中は、約10ヶ月間に渡って静岡県掛川市にあるキウイフルーツカントリーJAPANで住み込みボランティアをしていました。ザンビアOVの方が経営するこの農園は、日本のドミトリーと言われていて、不思議と協力隊やJICA関係者が集う場所でたくさんの出会いがありました。

度重なる延期が続く中で柔軟に対応して頂き、最終的には出国ギリギリまでこの農園で過ごさせてもらいました。この10ヶ月間は本当に濃厚だったので、またいつか記します。

さて、3月22日からの1週間は国際協力に関心のある農大生7名が農園に泊まりがけでやってきました。お母さんの手伝いやら仕事やらでてんやわんや。10人前以上の料理を作ってもあっという間になくなっていて、片付けられた鍋を見て本当に料理したのか疑うほど。

それから26日には、JICAで専門家をしているMさんと息子さんがやってきました。そんなわけで、27、28日の2日間は農園内でオンライン脱出ゲームやキャンプ&BBQ、海外研修生のワークショップなどイベント盛りだくさん。私は山野草ガイドをしたり、野草の天ぷらを食べてもらったり、BBQをしたり、ナイト散策したり、朝に鶏の卵を取りに行ったり。関わったキャンプの方は大盛況でした。

結局、28日まで農園から引き上げる準備ができないまま最終日29日を迎えました。なんとかパッキングとお部屋の掃除を済ませ、農園を出発したのは4時半。帰宅してからは、買い物、パッキング、手続きやら準備やらで大忙しでした。

30日はお買い物とパッキング。
調味料、ふりかけ、乾物、らーめん、おやつなど、日本食をたくさん買い込んだ。お気に入りは乾燥納豆と塩昆布。農園のひさこばーばの梅干しと干し椎茸も買い占めた。もちろん大好きなじゃがりこも。カントリーマアムとアルフォートの大袋は緩衝材に。日本のお菓子は人気があるので現地の人への土産に。

業務用スーパーで買った1kgの粒餡は泣く泣くリビングの机にどんっと置いてきた。向こうで作った餡子はあんまり美味しくなかったから、わらび餅とへそ餅はきな粉をまぶして食べようと思います。

自宅出発当日、16時に玄関に大きなスーツケースやらバックやら会社に返却するPCを並べて、ようやく出発。預け入れに荷物を23kg以内に収めて、2ケースで44kg分くらい。手荷物も加えて12kg。半分は日本食です。

家を出るギリギリまで楽譜やら資料の写真をパシャパシャ撮り、ルワンダのお世話になっている人への写真を印刷し、お母さんが作ってくれた静岡おでんをたらふくお腹に入れてきた。

ルワンダにお土産で持っていくはずだったサッカーの5号ボールは、出発時に届くはずなのになかなか届かず。出発ギリギリまで待ったけれど東京についてから届いたよと父からLINEが入ったのであった。

ルワンダではサッカーボールはとっても高くって、活動の地域サッカーチームのおっちゃんたちがお金を貯めて購入してたっけと。4号球は空気を抜いてスーツケースに押し込めた。5号球キガリでボール探してみます。

さて、東京での用事を済ませて、ようやく成田のホテルに向かう電車の中でつらつら書きました。

品川から成田に向かうにつれて、不思議な感覚だ。明日の夜にはルワンダに向けて出発するけれど、現実と夢との中間くらい。本当にルワンダに着いてみないと実感が湧かないかもしれない。

農園での皆さんとのお別れでも、「本当に今度こそルワンダに行くの!?」と何度も聞かれる始末。度重なる延期で辞める辞める詐欺を繰り返したにも関わらず、柔軟に対応してくれた農園の方々にはとても感謝しています。

ホテルに向かうシャトルバスを待っていると、お隣に座っていたおじちゃんと話に花が咲いた。アメリカに行っていて、もうすぐ隔離が終わるそうだ。ホテルに着いたら握手をしてお別れをした。面白いおっちゃんだった。

ホテルに着いたのは20時前。説明会前ギリギリでなんとかzoomにつなぎ、成田駅前で買ったマックのポテトを頬張る。

健康管理員さんからの説明は30分ほど。コロナの対策と諸々の対処法等についてだ。コロナによって他の病気になった時も以前のような対応よりも、もっと慎重になる。健康第一ですね。

ようやくここまできました。
明日は朝からPCR検査を受けて、午前中は空港で検査結果を待って、21時の便で出国します。

まずは無事ルワンダに着くこと願っています。

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写真は持っていく日本食と100均便利グッズです。

あんこと片くり粉、牛そぼろは石川選手権で選ばれず。他にもホットケーキミックスや醤油、ソース、ラーメン3種等あります。

おやつはじゃがりこと無印のねりうめと紅茶クッキー、忍者めしの梅味。

便利グッズは左上から、洗濯板、卵穴あけ器、金属の茶漉し、金属ネット、コンクリート用フック、ブンブンチョッパー(ネットで買いましたが、ダイソーで500円で売ってました)

痒い所に手が届く商品をラインナップしました。特に卵穴あけ器と金属茶漉し&ネットは重要です。

タンパク質としてゆで卵たくさん作っていたのですが、日本のようにツルっと殻が剥けないんです。穴を開ければきっと剥きやすくなるはず。多分。

茶漉しとネットはイチャイ(お茶)を作る時に使います。プラスチック製の茶漉しはありますが、油で揚げた時に使ったら一瞬で溶けました。溶けないことは大事です。

他にもまだまだ便利グッズを買ったのでまたの機会に紹介します。 

それではまた。

2021.04.03 Day0

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