生物同定への道【Day94】
任地61日目.
今週は学校にはほぼ行っていない。
先生たちは今週はずっと採点地獄に追われているのだが、学校に行ってもやることが特になかったので今日は自宅で過ごした。
気づけば今日から11月.
さて,ここ数日は採集ビンとビニール袋を持ち歩いて出かけている.
何故かカメムシばかり見つけてしまう.
かっこいいカメムシ,綺麗なカメムシなど,部屋には様々なカメムシが沢山いる.カメムシ好きの仲間の影響かもしれない.
日本とは違った自然環境に新鮮さを感じつつ,生物との触れ合いを楽しんでいる.
しかしながら,ルワンダに来てから苦戦していることがある.
見つけた生物の同定
日本では図鑑や資料が豊富に揃っているので,写真データや食草,SNSなど様々な手段から探すことができていた.
しかし,ルワンダに来てからは日本では見たこともないような生き物が多く,さらには同定の方法が分からず,ほとんど同定できないままでいた.
ところが,Amazon PrimeのKindleでたまたま検索してみたら,なんと!!
東アフリカの生き物のポケットガイドを発見した!
一昨日キガリに行った際に,鳥の本に関しては紙媒体で購入していた.(こちらもKindle版があった.)
日本のようになかなか図鑑が手に入らず,写真入りだとこちらでも結構な値段になる.
そのため,写真があるのは調べる上で非常に重要である.
さらに,図鑑が好きなので,図鑑は眺めているだけでも楽しく,幸せな気持ちになる.
ルワンダにはカラフルな鳥がたくさんいるので鳥についても調べていきたいと思う.
そして,なにより嬉しかったのは昆虫と蝶の本!!
キガリの本屋さんには動物や鳥,植物の方の本はあったのだが,残念ながら虫に関する図鑑は置いてなかった.
こちらのINSECTSの本は昆虫全体を網羅している.その分,細かい種類までは載っていないのが残念ではあるが,英語での学名や近似種を調べることができるので非常にありがたい.
同期隊員が送ってきてくれたかっこいいカマキリと同種も掲載されていた.
”EMPUSIDAE(ヨウカイカマキリ科)”という分類を知った.
ヨウカイカマキリ科というネーミングは忘れることはないだろう.
そして,BUTTERFLIES!!
蛾は載っておらず,蝶のみではあるがイモムシもちらほら載っている.
眺めているだけで幸せなので,これで英語の勉強をしたいと思う.
また,キガリで購入するが非常に迷った本もkindle版で販売されていた.
残念ながら手持ちのお金がなかったので断念した一冊である.
まだ購入していないが,紙媒体か,kindle版か非常に迷いどころである.
知らない植物を調べることで,植物を取り巻く環境や生物についても知ることができるのでとても欲しい本である.
次回キガリの本屋に行った際にまだこの本が置いてあれば紙媒体,品切れになっていればKindleで購入したいと思う.
これで前よりも同定がしやすくなった.そしてなにより探求心を満たすことができるのが非常に嬉しい.
これまで撮りためた生物の写真や実物標本から同定作業を行っていきたいと思う.
(2019/11/01)
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