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【虫編】オナガミズアオ

訓練所は山の中に位置しており、クリやコナラ、ケヤキ、サクラなど様々な木が植えられている。

この訓練所の醍醐味といえば、普段会えない生き物たち(虫たち)に会えることである。

特に大蛾と呼ばれるヤママユガ科の蛾に会える確率が高いのである。イモムシはもちろん、アカスジキンカメムシなど珍しい生き物にも出会うことができた。

今日は私が会いたくて、会いたくて、、とても切願していた“オオミズアオ”ではなかったが、オオミズアオよりも珍しい“オナガミズアオ”に出会うことができた。

オオミズアオ(Actias aliena/旧Actias artemis)の旧学名には“artemis”がついており、ギリシャ神話の月の女神「アルテミス」から名前がつけられている。暗闇の中、青白い翅で飛ぶ姿はなんともとても美しいであろう。

オオミズアオとオナガミズアオはとても似ており、最初はオオミズアオだと勘違いをしていた。
オナガミズアオは食草がハンノキに限定されているため、個体数が少ないようである。

黒バックで撮影してみました。

オオミズアオとオナガミズアオの見分けはネットの情報によると、翅の形状、翅の赤紫色のラインに入った白ライン、触覚である。
オオミズアオは翅が丸みを帯びた形をしており、赤紫色のラインに白ラインが薄く、触覚は黄色である。
一方でオナガミズアオは、翅がシャープで、赤紫色のラインに白のラインがくっきりと入っている。さらに触覚は黄緑色である。

これから他にもウスタビガやヒメヤママユなど大蛾に会える可能性があるので、残りの時間も身の回りの自然環境に目を向けていきたい。

#昆活 #オナガミズアオ #Moth #二本松訓練所

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