ガシュクイ大量発生‼︎【Day78】
任地45日目。
※大量の虫の写真が出てくるので注意。
朝起きたら、玄関と裏口に無数の羽が散らばっていた。
外を覗くと、さらに大量の翅が落ちていた。しかも翅だけで本体がいない。
全て翅である。虫がいてもゾッとするかもしれないが、翅だけでもゾッとする。
家の外に出てみると、なにやらガードが我が家の猫に本体である虫を与えていた。うめちゃんが、美味しそうにむしゃむしゃ食べていた。
なかなか大きい。体長10〜15mmくらいの大きさだろうか。翅を入れると5cmはあるだろう。
調べてみたらシロアリのようだ。種類までは未同定である。
キガリで買ってきた昆虫の本をみるとルワンダ語ではInswaと言うらしい。子どもたちはガシュクイと呼んでいた。
朝から大量の虫に驚いたが、これはまだまだ序の口であった。
学校に行くと、グランド中が翅だらけなのだ。まるで落ち葉が落ちているかのように何百万、もしかしたら何千万もの翅が落ちていた。
光輝いているものは全て翅である。
最近虫に飢えていたので、大量の虫に興奮する。
子どもたちがシロアリを集めて、“見てみてー!”“ガシュクイだよー!”と私を驚かせようと持ってくるのだが、虫が好きなので効果がなくて申し訳ない。
子どもたちの手やポケットには翅を毟られたシロアリが大量だ。さらにはネクタイの中に入れている子どももいた。
ポケットの中はカオスであるw
テスト前というのに、子どもたちはシロアリ捕獲に勤しんでいた。
何故、子どもたちがシロアリを集めているかというと、食べるためである。
先生たちも子どもたちも、みんな口を揃えて、“Delicious”と言う。おぉ、これを食べるのか…と思いながらふと思う。
“キッチンに行ったらもしや…?”
予感は的中した。そこには子どもたちが集めた大量のガシュクイたちが。笑
うひょひょー!と思いながら、まだ食べる心の準備ができていなかったのでその場を離れる。
これを油で揚げて食べるようである。味はミートと言っていたが、お肉がなかなか食べられない彼らにとってはこのガシュクイが高タンパク源になるのだ。
心の準備が整ったら、いつか食べてみたいと思う。
さて、何故これだけシロアリがいたかというと巣離し、交尾をするために大量に集まったのだ。
翅を持った新しい女王アリとオスアリが雨が降った後の夜に集結し、パートナーを見つけ、朝には地中に戻っていくようだ。
夜に大量のガシュクイが飛び交っていると思うと少しゾッとするが次回があればその様子を是非見てみたい。
自ら翅を切り落とし、地中に潜っていくために、朝翅だけが散らばっている光景が広がっていたのだ。
ちなみにシロアリという名前ではあるが、学術上はゴキブリの仲間である。
シロアリについてはあまり知識がないので、また時間があるときに種類と生態についてじっくり調べてみたいと思う。
イモムシではなかったが、久々の虫たちにワクワクした一日であった。
(2019/10/16)
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