#Nサロンプレゼン部第14回参加所感

こちらは5月23日(土)に行われた、プレゼン部の内容とその感想です。仕事などにかまけて、遅くなってすみません!


トップバッターは、以前面白いテコンドーの解説をしていただいたタナさん。
「英検」や「漢検」など世に「○○検定」とつくものは数あれど、謎解きをテーマにした「謎検」があるとは知らなかった。
諸事情あって答えは出せなかったのが本当に惜しまれる。みんなであれこれしながら解いていきたかったなあという気持ち。
世間は広いというのを改めて感じた。なかなかレベルの高い問題ばかりで、クイズ番組を見るのは好きだという人におすすめ。

次ははるおさんの、「FREITAGを知っているか?」
「FREOTAG」とは、簡単に言えばトラックの幌などをリサイクルしてリュックを製作しているメーカーである。
しかし、ただのリサイクルのみならず機能美やデザイン性を徹底的に追及した企業努力と、それを余すところなく伝え切ったはるおさんのプレゼンには圧倒された。
以前コーヒーメーカーのアルバイトしたときも感じたことだが、高額な商品を売るにはいかに購買層にストーリーを感じさせ価値を創造するか、だと改めて認識した。

続いてはけんしんさんの「ヒップホップクラシック」
前回は雷についてで、理系的な前回から大きく趣向を変えたテーマで、ずいぶん攻めたな、と思った。
ただ内容は、有名なEMINEMから最近のラッパーまでの曲を聞いたり、また日本におけるラップの歴史を伺う意欲的なもので、とても興味深かった。
ラップといえばただの罵声の飛ばしあい、またヤクに手を出したり芸能人とのゴシップなどネガティブなイメージが強かったのだが、それを吹き飛ばすくらい熱い解説でした。
特に吉幾三の「オラ東京さ行ぐだ」が日本最初のラップミュージックというのはとても面白かった!

4番手はたましろさんの「フォント活用のすゝめ」
・日本語タイトルにはゴシック、本文には明朝
・アルファベットを使うときは、タイトルならHelvetica、本文の場合はGaramond
・フォントを工夫するだけで、その記事の信頼性が向上する
ということを教わった。
なかなかそういうのを学ぶ機会はないので、私含め是非たましろさんの記事群を読んで勉強しなくてはと思う。https://note.com/takeotamashiro/m/mb1c4c411bf8f

お次はあんどぅ~さんの「分かりやすいってなんだ?」
文章の「分かりやすさ」を「分かりやすく」説明するため、中国の三国時代の「九品官人法」を例に出していた。
下が「九品官人法」のwikiである。wiki読んで納得した方はいるだろうか?私は三国志ファンだが、何言っているのかよく分からなかった。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E4%B9%9D%E5%93%81%E5%AE%98%E4%BA%BA%E6%B3%95
そこであんどぅ~さんが強調していたのは2つ
①一言でまとめる
→「九品官人法とは、三国時代の人事制度」
②例を出す
→「九品官人法とは、例えば相撲番付のようなもの」
つまり家柄にとらわれず、その人の実務評価を番付表のようにしたのが「九品官人法」という訳だ。
あんどぅ~さんとも話したのだが、人に解説するには通常の3倍は、そのことについて勉強しないといけないので、今回も相当勉強したのではないか、とその苦労を忍んでいる。
ただ、分かりやすさを重視しすぎて、事実と異なる認識を与えてしまうのも考えもの。そのバランスには、常に注意していきたい。

6番目が私で、「ベイスターズ暗黒の魅力」ということでお話させていただいた。
内容は2002年から11年間にわたるベイスターズの暗黒時代(11年間でBクラス10回最下位9回!)について。どんなにフロントから選手まで腐敗していたか、後漢末期以上に腐っていたんじゃないかという話をさせていただいた。
たまたま横須賀市出身の方がいて、どうして周りがベイスターズファンから離れていったのか疑問が解けたとおっしゃっていただけたのが一番嬉しかった。
「どうしてそんな状況でもファン続けられたんですか?」と聞かれたが、正直なんで続けられたか分からんのよね…。周りが巨人ファンばかりで反発してたというのもあるが…。
ただ、情報量が多すぎたのは反省点。次からはもう少し絞っていこうと思った。

実はトリは自分のはずだった。しかし聞き手だったウッチーさんの希望により、急遽「ステイホームしている時の自分との関わり方」についてプレゼンすることに。
急な展開にも関わらず、滔々と水が流れるように詰まらず論を展開できるウッチーさんは本当に天才だなと唸らずにいられなかった。
最近「コロナ疲れ」、「自粛疲れ」といって家に引きこもって何もすることがないことがストレスだという人が増加しているらしいが、ウッチーさんは自分の心の声に耳を傾けやりたいことを素直にやればストレスにならないと言う。
それを聞いてとても勇気づけられた。というのも、前回競馬をテーマにトークし、今もその活動をしているのだが、その理由というのは私が学生時代一番熱中したことが競馬だったからだ。
一時期離れていたが最近見るようになって、「もっとこの魅力を伝えたい!学生時代JRA職員に憧れていたように、やれることをやりたい!」と思えるようになった。
私の行動原理は、今も昔も「私が面白いと思うかどうか」だけである。だから余計に、ウッチーさんの言葉が胸に響いた。

今回のプレゼン部、過去最大の話し手・聞き手が集まっただけあってとても有意義な、魅力的な開催であった。今後も自分がやりたいことを軸に、もっと分かりやすく魅力的なプレゼンができるよう心がけていきたいと思う。

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