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3回目のOSWAを終えて

まえがき

第3回おおいたスタートアップウーマンアワード(2020/2/21 @ホテル日航オアシスタワーホテル)今回も満席御礼で開催できたこと、プログラムもロジ周りも予定通り、いや個々スタッフの配慮で予定以上のものにできたこと、こんな熱い事業をプロデュースさせてもらえていることがただ有難く、関係各位の皆さんには感謝しかない。このアワードは大分県女性起業家創出促進事業の毎年度のゴールイベントとして設定し、3年目。私にとっては初年度県の担当者に「毎年受託できたとしても(コンペなので)行政の事業は3年間が基本。その後の自走化も考えて運営したらいいよ」とアドバイスを受け、覚悟してきた3年目。ひとつの区切りとして今の想いをつづりたい。

本番前は何をしても落ち着かず、早めに会場入り

今回のファイナリスト達も大分県自慢の10人となった。11月からビジネスプランとプレゼンテーションのブラッシュアップを続け、いよいよ明日は大舞台という前夜。私にできるのは、この人たちが最大のパフォーマンスができる舞台を用意することだけなのに、でも、眠りについても夢で今回の10名に語る自分の姿。再び眠りについても、同じ夢の続き。私がプレゼンするわけではないのに、緊張しているなと・・

進行台本は暗記するほど読んだし、あとは、楽しむだけ。はやめに会場に入って、ファイナリストが歩き始めるレッドカーペットの端っこに座って、全体を見渡してみた。参加の申込も早々に満席となり早めにクローズ。当日は立見席として準備する。今回は新型コロナウィルスの感染拡大を防止するため、マスクは来場者全員に配布できるよう準備したし、参加者全員の個人情報を預かることとなり、その準備もスタッフが万全の体制をとっている。でもオーディエンスのほとんどがマスク着用となる。表情がわからない中でファイナリスト達はより一層緊張するのではないか?いつものプレゼンができるだろうか?
進行台本に一文を加えた。「より大きな拍手でお迎えください」

当日の私の役割は、リハーサルまで。運営の人員には基本的には加えられていない。想いがあふれ出し、本番で号泣するので役にたたないとスタッフに言われている(笑)緊張感がこれでもかというくらい。
ほどなくして、スタッフ達が到着。顔を見てホッとする。さぁ、はじめよう

ファイナリスト27組29名へ贈る

皆さんの視点、ビジネスプランは大分の宝だと思っています!
大分県女性起業家創出促進事業は2017年度からスタートし、3年間で女性起業家のロールモデルとして29名がこの大舞台でビジネスプランを発表した。エントリーしてセミファイナリストに選ばれた11月から約4カ月間自身のアイデアに向き合いブラッシュアップする日々。大人になって、こんなに頑張らなければいけない苦しくも夢と希望にあふれる日々はあまりないのではないか。事業の性質上どうしても発表するファイナリストを選ばなければならないけれど、セミファイナルに選ばれた時から、その学びの時間を共に過ごす出会いはかけがいがなく、これから縁を深めていきたいと思う人たちばかりだ。
このおおいたスタートアップウーマンアワードは、優劣を競うわけではなく「想いをカタチに」というコンセプトのもと、女性起業家を主役として女性視点が活かされた多彩なビジネスモデルを掘り起こすことを目的にしている。そして主催者である大分県・大分県産業創造機構をはじめ、県内各地域から参画してくれているパートナー(行政、公的支援機関)やサポーター企業がみんなで支え、応援してくれるエコシステムを目指すスキームを特徴としている。
このアワードでの発表が、みなさんのビジネスを実現・成長させる大きな一歩を踏みだす一日となったら、こんなに嬉しいことはない。
私もできることは何でも応援したい!そんな気持ちでこの事業に取り組んでいる。だから、悩んだとき、困った時、嬉しいことがあった時、いつでも気軽に連絡してほしい。一緒に喜び、悩み、考えていけるパートナーでいれるように努力します!

事業の裏側 SPECIAL THANKS!

この事業は、合同会社アイ.ジー.シーが企画運営者として、そして私が代表でいつも名前を出させてもらっている。そこには、本当に多くの人がサポートしてくれていて、その人たちがいるから成り立っている。そんな裏側を少し紹介したいなと思います。
●大分県商工観光労働部、経営創造金融課、大分県産業創造機構、おおいたスタートアップセンター
主催者側の所管のみなさんには、初年度から私の突拍子もない「やりたい」をカタチにするアドバイスや議論、時には周りから見るとけんかしてるんじゃないかと思うほど言い合い、共に喜び、感動して涙する。そんな人たち。「宮脇さんのわがままをいかに実現できるかが課題w」と冷やかれながらも全面的にサポートしてくれたり、重圧に押しつぶされそうになった時には、今は他部署へ移動しても、弱音を吐かせてくれて励ましてくれる人たちがいたり、いつもお兄さん的役割で見守ってくれ、相談にのってくれる。この事業がなぜ面白いのか?を考えた時に、行政とか民間とか関係なくて、”女性起業家”を主役にしたいと思う人たちとチームを組めて、一緒に煙が出るほど考えて、作って来れたからこそだ!と言い切れる。
●私を支えてくれる優秀なスタッフや仲間の存在
私は割と直感型で(みんな知ってるかもだけど)突然企画を追加したり、表現を変えたりする。「いいこと考えたんだけど・・・」と言い始めた時は要注意らしい。だけど、それができるのは、右に加藤、左に塩月 スケさんカクさんのような優秀な人たちがいて、その周りに一緒に走ってくれるiGCの仲間たちが大勢いるから。多分たまに「チっ」と舌打ちしたくなる日もあるに違いない。(←そこはわかっていても)だけど、今の仲間と、遊ぶように仕事できる環境と、「知らない誰かの役に立つこと」は私にとっては、最高!もっともっといろんなことに一緒にチャレンジしていきたいなぁと思う。
●LED関西の存在
事業の仕様の中に「ビジネスコンテストの開催」がある。初年度、私自身の経営経験から、事業の1番とか2番とか誰が決めるん?そんなの評価されたくないわーという負け犬の遠吠え的な想いがあったこと、女性たちの事業は最初から必ずしも成長を目指しているわけではないのに数字的な評価はしたくない、それより女性視点を活かすことや、より気軽にエントリーできるしくみが必要だと思った。それを既にしていたのがLED関西で、これしかないと思って事務局(今は大阪産業局)に電話してみた。”あのー、大分で同じようなことやりたいんですけど、見に行っていいですか?”って。あの時駄目だって言われてたら、Oita starring Woman は違う形になっていたかも。私が持っている女性たちのコミュニティとLED関西のスキームがあったら、やりたいことを必ずできるということが、見に行って確信に変わった。
OSWAは、LED関西(2府6県の近畿経済産業局圏内で開催)の大分県版。これも出会いがあり全面応援してくれていることと、それを受け入れてくれた大分県の寛容さだと思う。
●サポーター企業とパートナー
企画書を持ってサポーター企業に大分県の担当者と一緒に全部回ってきた。何がはじまるか分からないまだ見ぬ事業に「面白いね!応援するよ」と言ってJOINしてくれている企業の皆さんには、尊敬しかない。そしてサポーター賞から様々にファイナリスト達に何ができるかを考えてくれている方々が女性起業家の可能性を拡げていることは間違いない。
パートナー(各市町村や公的支援機関)には、年間を通じて広報や女性起業家の掘り起こし、そしてファイナリストになった後のサポートをして頂いている。地域の女性のことを一緒に考え、連携できていることが本当に心強い。

合同会社アイ.ジー.シーのビジョン

オープン・フラット・フレンドリーに
女性をエンパワメントできる場をより多く創造していくこと


私がこの会社で起業したきっかけは、女性たちが自分の”得意”や”スキ”を仕事にし、しなやかに自由に仕事する姿がとてもまぶしかったこと。でもその一方で経済界?社会?にはあまり見えてこなくて、それが社会の損失だと感じたこと。
だから女性たちに届きにくい情報や人脈、支援者とのHUBになりたいと思ったことからはじまった。私のそれまでの経営の経験も少しは役にたつかもとふわっとはじめた。最初は、続けるためにどうやってビジネスモデルを構築していくかを模索してきたけれど、周りの煌めく女性起業家が集うiGCの運営から広がり、この事業で目標とするものが見えてきた。
わたしがやりたいのは、女性たちが飛躍できるような場やスキームを多く作り広域的に連携をとること。
今年のアワードにも、他県で女性起業家を応援している支援者の方々が多く参加してくれた。相互に事例を情報を共有しながら、今までの考え方に捉われないネットワークができたらいいなと思っています。

タイムラインに流れない、今の想いを久しぶりにブログというツールを通じて書き留めてみました。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
いつも支えてくれている全ての人に愛をこめて。

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