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疲れた。って言ってもいいですか?

また日本に大きな災害(今回は台風)が直撃してしまいましたね😢 何か悪いことをした訳でもないのに、自分でコントロールできないことが、降ってきて、場所によっては甚大な被害を受けてしまう。どうしていいのか本当わからないですよね。ヨーロッパから日本の災害を見て聞いて、日本を想うことが今年も何度かありました。
私に何かを変えたり助けたりできる訳ではないけど、ジャージをオークションに出して、今年も少し支援をする予定です🙇🏻‍♀️
リンクはこちら👇🏻
https://auctions.yahoo.co.jp/seller/eriy_ms

無理のない程度で、自分のできる範囲でのPay it Forward は変わらず続けていこうと思っています。私もたくさんの支援を頂いて、ここまで来れたし、今があるので。

今までも、今回も、被災された皆さんの被害が、これ以上大きくならないことを祈ります🙏🏻

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私はというと.......
今年もヨーロッパのシーズンが終わって、日本に帰国しているのですが、例年以上にお疲れモード(心身共に) な今日この頃です。来週に、中国でのワールドツアー最終戦が1レース残っているのですが、とりあえずヨーロッパでのシーズンは終了🙌🏻
無事にというか、大きなケガなく終えたのが奇跡なほどバッドラック含めて、個人的にいろんな意味でアップダウンの激しい後半戦でした。ひとつひとつ振り返る間も無いくらい、怒涛の連戦に次ぐ連戦で、このnoteを書く余裕もなく。見返せば2か月以上ぶりでした🙈

落ち着いて振り返れば、良い走りができたレースもあって、LaCourseとかVueltaとか。スコットランドではUCI2.1のレースでGC6位という結果を出せたし。

でもなぜか頭に残ってるのは、良くなかったレース(こと)ばっかりで😟(今思えば、もっとポジティブになれよ🙁ってその時の自分に言えるんですけど、やっぱりその時の私にはそんな余裕がなくて。)もらい落車に、メカトラ。チームメイトにレース中、怒鳴られたりね。そして、最後の最後で、世界選手権で落車でバイクが壊れて、DNF(Did Not Finish)っていう強烈なバッドラックを引き当ててしまったし。

そんな感じで、シーズン後半は、不可抗力で上手くいかないことが多くて、正直なところ結構心が折れそうな出来事が多かったんです。上手くいく、いかない、というよりは、なんでそうなるの、なんでそんなこと言うの、というような自分でコントロールできないところから舞い込んでくることというか😕

でも、冷静に考えると、レース中のバッドラックって、そりゃ例年よりレース数が多ければ、確率の問題なところもあるので、増えるし、大きなケガをしてないだけグッドラックは持ってる方なのかなと思ったり。そもそも、その位置にいたからっていうのもあるので、結局はそれも実力のうちなんですよね。

今回の世界選手権に話を戻すと、私が落車してメカトラをしたのは、スタートから約50km地点の“Loft House”という入り口からピークまで、車1台しか通れない細い道の4kmほどの上り。斜度は入り口からかなりきつく、ピークにかけて緩くなっていきます。
結果的には、この上りでアタックしたオランダのアナミエックが残り100km独走して、優勝したのですが。上り口から集団は崩壊して、私は1番大きな集団の中で隠れて、斜度のきつい序盤から中盤をこなし、ピークが見えてきた残り500mほどのところで、目の前の選手がいきなり斜行し、前輪をスコーンと取られて落車。上りだったので、そのなスピードが出てたわけでもなかったので、すぐに再スタート。後ろから追いついてきたシマノのニュートラルサービスの人がすぐに押してくれて再スタートできたのに、まさかのディレーラーがもげてしまって。。。今年2回目。。。😢
で、すぐにまたシマノの人がニュートラルサービスバイクを持って来てくれたのですが、もちろんサイズは大きいし、サドルは高いし、何より、当たり前ですけどペダルがシマノで。。。(私のペダルはルックです、はい。) さすがに違うクリートで、ペダルのはまらない大きなバイクには乗れず。
ニュートラルカーも私への出来る限りのサポートは終えて、バイバイ。集団は崩壊して、バラバラになっているレースで選手を抜かせるのは、No.1コミッセールカーとNo.1ニュートラルカーだけで、それ以外のいわゆるチームカーはこの上り始めにいた集団の最後尾。
つまりいわゆる前方集団グループで上りを終えかけたにも関わらず、
クラッシュ→メカトラ→バイク交換(ニュートラル)→リスタート→さすがに乗れなくて、バイク押す。。。

はい、この時に上り始めた時にいた選手全員に抜かされました。チームカーが来るまでに。
車が待てども来なさすぎて、間違えて、同じCipolliniのバイクが乗ってるチームメイトのコロンビアのチームカー止めちゃいましたよ😅

これだけチームカー待って、こんな大事な場所だったら、もうレース終わったのを意味することも容易にわかることなんですけど。とりあえずバイクを持って、少しでも前まで歩き続けて、車が来るまで。少しでも前に行こうって。
バイクと走行不可能になった時点でそこで止まって、待てばいいんですけどね、普通。

これだけ自分でも準備して、周りも準備してくれて、日本からも応援、サポートに来てくださった方々もいて、たくさん応援してくれる人がいて、だからこそっていうのも、たぶんあるんですけど、もうそんなキレイごとよりも純粋に腹が立って、ムカついて、何やってんねん。って。で、DNFなんてカッコ悪いことをしてしまった自分が、自分で、本当に情けなくって。

世界選手権に臨むまでは、実は、シーズン後半戦のハードスケジュールに少し心身共にかなり疲れていて、特に精神的に😞。それでも身体は、なんとか整えて、スタートラインに立ちました。

クラッシュがあったとしても、あのメカトラがなければ普通に完走できてたのに😣なんていうのは、結果を見れば言い訳だし、それを引き寄せたこと含めての結果なので。最終的には、もちろん周回には入れず、止められた時は、「ああ、またか。」って「途方に暮れる」という言葉がしっくり来るような感覚でした。カッコ悪い自分と、情けなさと、なんで今日なの?って。
大きなケガはなかったことだけでも良かったのかな😕と、全ては前向きに捉えるしかないですね、この競技を続けている以上。😢

今だから言えますが、今年も冗談じゃなく鬱っぽくなってたこともあったし、ああもう疲れた、疲れた、疲れた!もう無理!ってトレーニングもレースも全部投げ出したくなる日もありました。そんな中でも、なんとかかんとか、自分を立て直したり、立て直せなかった時もあったり。

心の底から「疲れたあ」って、それしか出てこない今日この頃です。あんまり疲れた、疲れた、っていうのも好きじゃないんですが(何回も言ってますけど、ここで🙊)今年はなんだかほんとに疲れてしまって。もちろん身体もそうなんですけど、頭が。

毎週毎週、移動して、レースして、終わったら次のレースまでのリカバリーとトレーニングを組み立てて、考えて、調整して、またレースいって。何かあったら、チームとやりとりしたり、チームメイトとやりとりしたり。
本当に頭が疲れてくるんですよ。毎日同じことをしてれば良いわけじゃないし、やってもできないこともあるし。でもレースには、良い時も悪い時も、まあ選ばれてる以上、何かしないと生き残れないし。
というより、走れない自分はカッコ悪いんで、嫌なんですよね。ただそれだけです🙄 だから何がなんでも走るし、仕事するし、コンディション合わせるようにして。
(ほんと、こっちで生活して、レースして、契約とってって、めちゃくちゃ難しいんですよ。まあ簡単にやってるようにみえますけど、いちいち本当に大変なんですよ。。。)

とはいえ、今年は何回か自己更新もできましたし、良い仕事もできたつもりですし、UCIポイントも今まででヨーロッパで過去最高に稼げたシーズンだったんですよね。(※当社比🤔)
なのに、バッドラックとかコンディションが良くないことが続くと、もう辛くなるんですよね。いろいろと。トレーニングから始まって、トレーニングからのご飯作ったり、ちゃんと良いもの(栄養的に)食べないと身体は消耗していく一方だし、何もしないと弱っていく一方だし、体重コントロールもしないといけないし、ある程度いわゆる規則正しい生活をしないと身体はもちろん、人間的にも荒んでくるしね。
そうやってちゃんとしなきゃ、ちゃんとしなきゃって、ちゃんとした生活(アスリートとして)をすることにも疲れちゃって。
最低限というか最低ラインまでは、コンディション的にも、人間的にも堕ちないように、自分をコントロールすることだけで結構精神的にいっぱいだった時期も正直ありました。
そんな時は、とりあえず、レースが始まっちゃえば自分の身体も頭のスイッチも入ってくれることもわかってるので、よし頑張るぞ💪🏻っていうより、どうかバッドラックはありませんように🙏🏻って神頼みするだけ。レースは「レースすること」を純粋に楽しんで、仕事を楽しんで、アタックして、逃げたり、で逃げて捕まった後は完全に脚終わったり。意外とあんまり考えない方が、良いレースできたりね。😉

そしてこの世界、良いヤツだとか人間性とかで評価されるような世界でもなくて。UCIポイントを持ってるかどうか、勝てる選手かどうか、そういうところがチームにとっては大事だし、レースで仕事はできて当たり前だし、チームメイトからは怒鳴られることもあるし。いろんなハプニングがいつも起きるし。
そんなストレスフルなことも確かにかなり多いんですけど、3年もヨーロッパで走ってると、チームが変わっても、仲のいい選手もいて、相談したり、助けてもらったり、しょうもないことで笑ったり。なんかいろいろ麻痺してきますよね😂でも、そんな感じで、今年もなんとか生き残ることができました😇

ただ、ひとつシーズン後半にかけて、自分でもこれは良くないなあ、って感じていたことがあって、それはトレーニングで自分をpushできなくなってきたこと。レースでは周りがいるので、なんとか大丈夫だったのですが、もうトレーニングでは、身体も頭もスイッチが入らなくなってしまうことがあって。
ロードレースって、テクニックとか理論よりも、最後は「いかにSufferできたか」つまり「いかに自分のリミットまで追い込んだ(追い込めた)か、Pushしたか」どうかだってことだと最近思うんですよね。もちろん、展開もありますし、駆け引きもあります。でも最終的に勝った選手、勝つ選手、トップ10は、1番自らPushして、Sufferした選手なんですよ。

つまり、もちろん最新の機材や最新のエキップメント、ポジションとかトレーニング理論とかも大事なんですけどね、それより結果を出すためには、「どれだけSufferできるかどうか」なんですよね。トップ選手たちの、自分自身の限界まで追い込めるメンタリティというか、その時のパフォーマンスは、やっぱりすごいんですよ。

良いコーチ、良い機材、良い「何か」にお金や時間かけるよりも、まずは何より、トレーニングでもレースでも、限界まで追い込めるメンタリティなんだよなあ、って思います。
ちょっとここのメンタリティが弱っちゃったかな、シーズン後半は😢  そこの修正ができなかったんですよね😣

なので、来年の課題のひとつは、いつでも自分をPushできるメンタリティで日常を過ごすことです。🙆🏻‍♀️

自分のダメなところとか弱いところを、こう隠さずに書いちゃうのもどうかなと思ったり(思わなかったり🙈)したのですが、いろんな感情を持ったり、踏ん張りながら、なんだかんだ、なんとか走ってた、というリアルなことを書いても良いかなと思って、書いてます📝

今はビザの関係で、急遽かなり短くなってしまう日本滞在で、いろいろお仕事ともちろん来年の準備も始めてます。

例年のように日本滞在中に、お世話になってる皆様にお会いしたり、御礼しに行ったりしたかったのですが、今年はちょっと全部はできなさそうで。今まで皆さんに書いてたお葉書も、ここ2年できてなくて。😢
特に、いろいろあった裁判の件で、今年寄付してくださった皆様に直接お会いできる時間を作って、御礼をしたかったのですが😔 
帰国して、寄付して下さった方々のリストとメッセージを見させてもらって、本当に感謝しかありません🙇🏻‍♀️ ありがとうございます🙇🏻‍♀️
ここで、また仕切り直して、来シーズンの準備をして、オリンピックで(日本で!)、皆さんと一緒に笑って、良かったねってゴールできるようにします😌

では今日はこの辺で👋🏻
#今日のエリさん  久々の #今日のエリのnote

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