肩のケガと頭痛の微妙な関係

肩のリハビリ・マニアになっていますか?

肩のケガについては過去のブログ「肩の痛みは別の場所に原因がある」と「大胸筋は投手に必要か」で取り上げました。

今回は肩のケガについて詳細に書きたいと思います。

頭痛は首の骨(頚椎)が原因か
頭痛にはいろいろ種類があります(片頭痛や緊張型頭痛)が、今回は頸椎性頭痛について取り上げます。

頸椎性頭痛は首の骨(頚椎)が詰まるなど動きに異常が出たときに、そこから派生している神経(小後頭神経)が圧迫されて頭痛を起こすと考えられています。

顎を突き出すようにコンピューターの画面を見ている姿勢を長く保つと、この症状を誘発すると言わています。

心当たりある方もいるんではないでしょうか。

では、首の骨の動きを改善することで、神経の圧迫がなくなるのでしょうか。

肩甲骨と頸椎の動きを悪くする筋肉がある
しかし、事態はそう簡単に解決しそうもありません。

頸椎の動きが悪いのは、筋肉に問題がある要因も考えられます。

顎を突き出している頭の姿勢では、いくつかの筋肉が頸椎の動きを悪くする可能性があります。

頸椎と肩甲骨を結んでいる悪玉筋肉(肩甲挙筋と言います)が肩甲骨の動きも悪くします。

肩甲骨の動きが悪いと肩関節の痛みにつながることは過去のブログを参照してください。

この筋肉が固くなっていると、頭痛と肩の痛みの両方が同時に起こる可能性があります(!)。

この症状を治すには、首の骨の動きを良くすることと、この筋肉を正常な張り(長さ)にする必要があります。

解決法は姿勢の見直しから
筋肉を正常な長さに戻すには、姿勢から治していきましょう。

これを読んでいる今、顎を首の方向へ引いてください(二重顎みたいにしてください)。

もしかしたら、首の後ろ側が伸ばされているように感じるかもしれません。

その場合、貴方の肩甲挙筋は固くなっているのかもしれません。

スマホをいじっているとき、歩いているとき、食べているとき、常に顎を引いていましょう。

もしかしたら貴方の頭痛が治るだけでなく、肩の動きも良くなったりして・・・。

頸椎を大切に。

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