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雨の日のすごしかた

わたしはマーヴィンが好き。初めての出会いはMTV。セクシャルヒーリングの時代あたり。そしてあっという間に天に引っ張られていった。亡くなった同年のMTVのアワード番組みたいなやつで殿堂入りかなにかの、悲しい授賞式を覚えている。

昨晩Apple Musicがオンになったままソファーで眠っていてどこをどう押したのか。だいすきなLIVE!のDistant loverが目覚めたら鳴っていた。大歓声。語りの後にdistant lover〜🎶って歌い出したら、ヒューぎゃーガーって黄色いお声。いつかどこかのバーでSoul大好きなおじさんがLIVE!はうるさすぎてあんま聴かないんだよね、と言ってた。ひさびさきいたらほんますごい。しかしよいなマーヴィン。できれば生き延びて青山ブルノでおじいちゃんマーヴィンに会いたかった。わたしはぜったいハグしてもらうんだよ。でそのあとお洋服洗えない、やーん❣️ってニコニコわくわくしてるの。

👆やっばー、きゅんきゅんきゅーん。


そしてジャンですつぎは。

👆もうわたくし今日からジャンになります。みたいなね。


ジャンといえば。二番目の妻のジャニスさん。

最初のおくさまは離婚伝説などというとんでもなアルバム名の当事者でモータウンの設立者ベリーゴーディのお姉さんのアンナさん。17くらい歳上だったはず。まだ20代の頃に結婚したはず。で、きほんマーヴィンてひとは熱く熱く恋をするけど、それたくさんする人だしで。こんどはまた20くらいかな歳下のジャンさんに行くんですね。もちのろん、アンナさんジャンさんとはきちっとパートナーではありお子も作りましたが、夥しいいきずりさんたちも当然おりました。そこにドラッグや借金問題も絡まり絡まり、マーヴィンはしんどく生きてたわけで。しんどいのはてめいが悪いんだろて思いますが。しかし最低おやじのことあり、それからなにより若い日々のパートナーだったタミーテレルが脳腫瘍で天に引っ張られ。これはじつにマーヴィンを打ちのめし。まことにストレスに満ちた人生だったと察します。

わたしなんかはね、名声や栄光なんてしらないし、また性や薬物の逸脱もしらない、市井に生きるふつうなにんげんなんですが。この人が作るムードや愛や恋のときめき、そしてそういったある意味「俗」とか「欲」とかとうらはらに、人権や貧困や環境問題などを見つめるワツゴイノンあたりの「聖」な真摯なひとみ。それらはつよくつよく共感してしまうんですね。なにより天才ですし。

マーヴィンのたくさんのひとにとどく魅力、美。こういうのはね、ただれた欲に溺れギリのとこで見えたり作れたりするもん?ってわかいころから疑問で。しかしアーティストがあっけなく散って100年くらい残ってく歌ならば、それはこのひとの天才さに見合わないような気がする。もったいないとしか。早期の現世離脱はくやしくてくやしくてくやしくてくやしいですね。

今日もまたこの人が長らえていたら、をどこかで夢想しつつ。

雨の午後を過ごしています。


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