かどうさんへの説明「研究のバイアスについて」
かどうさん、いつもコメントいただきありがとうございます。
Twitterでは文章量が多くなってしまうのでnoteを使わせていただきます。
1.交絡要因
研究をするにあたって「交絡要因」というものが存在します。
交絡要因とは研究をする際に、結果を歪めてしまう要因のことです。
例えば、「お酒を飲む人は、飲まない方に比べて胃癌の発生率が2倍である」というデータがあるとします。(これは適当なデータです。)
これだけを見るとお酒が胃癌の直接的な原因であると考えてしまいがちですが、隠れた要因が存在します。
お酒を飲む方は塩辛いおつまみを食べることが多いので、その塩分で胃にダメージを与えてしまい胃癌の発生率が上昇していたりします。
今回の例では「お酒と胃癌の関係」に対して影響を与えてしまう因子を交絡要因と言います。
2.私が情報発信する上で伝えたいこと
世の中には様々な論文があるのですが、そのうちいくつかは前述した要因を排除できてないまま「〇〇を摂取したら80%の人に〇〇の成果が出た」というような報告が多々あります。
なので私は「体内でどのような反応が起こったのか」といった過程を重視したいと考えています。これに関しては基本的に間違いはないですからね笑
そのため最新の研究については追えない部分がありますが、本質的な内容になりますので私自身誤った情報を発信しないように努めています。
長くなりましたが、信頼していただいていることを心から感謝しているとともに、期待に応えられるようにこれからも学び続けたいと思います。
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