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クラウドファンディングでお金集めをする3人の困った挑戦者

これまで過去3年ほどで、30件以上のクラウドファンディングのプロジェクトをサポートして来ました。相談準備だけのプロジェクトを合わせるとさらに多くのクラウドファンディングに挑戦したい方々とお会いしました。

クラウドファンディングの成功のコツなどは、すでに多くの情報がネット状に溢れていますし、実際の成功者のブログなどでその様子を具体的に知ることができると思います。

そこで、今日はこれまで相談を受けた挑戦者の中で、印象深かった方をご紹介し、これからクラウドファンディングに挑戦する方の反面教師にしていただければと思います。

みんなのために良いことをやっている人

クラウドファンディングに挑戦する方は、自分たちの実現するために熱い想いを持って活動をされている方が多いです。

そのこと自体は非常に良いことなのですが、クラウドファンディングに挑戦する際に思いが強過ぎることが問題になる事があります。

このタイプの方は、支援してくれない方をダメな人だと決めつけてしまう傾向があります。

極端な例を挙げると「こんなにみんなの為に頑張っているのに、支援してくれない、協力してくれないなんて、許せない。もうお前との付き合いは終わりだ。」と言う感じで、これまでの仲間との関係が悪くなってしまうのです。

クラウドファンディングは、賛同してくれる仲間を増やすための仕組みです。仲間が減ってしまっては意味がありません。


世界中の方からの支援を期待する人

クラウドファンディングを利用すると、ネット上で拡散され多くの支援者を見つけることができます。しかし、何もしなくてもその様なことが起こると思っている方も多い様です。

プロジェクトページが公開さえされれば、世界中の方が支援してくれて、すぐにお金が集まると考えているため、ページの公開ばかりに気を取られてしまいます。

また、公開した後に全く何もしない方がいます。

挑戦者が、自分から情報発信を行わなければクラウドファンディングに挑戦していることすら気づいてもらえません。

自分たちが情報を届けられる範囲の方々からしか支援はしてもらえないと言う事を認識しなければ、クラウドファンディングは成功しません。

知人には内緒にしたい人

クラウドファンディングを利用すると、勝手に世界中の方たちが支援してくれると思っている方と似ているのですが、このタイプの方は少し違います。

多くの方達から支援してもらってお金を集めようとはするのですが、決して自分の友人や知人にはお願いしないタイプです。極力ばれない様にクラウドファンディングを行おうとします。

情報の拡散なども努力するのですが、匿名アカウントで全く知らない方へのお願いばかりをしてしまうのです。

恐らく、クラウドファンディングに挑戦する事は借金をする事やお金に困って物乞いをする事と同じ様な認識でいるのだと思います。

本来、クラウドファンディングはやりたい事を多くの方に知って貰い、賛同・応援してもらう為の仕組みです。お金は、その応援の気持ちを表したものに過ぎません。

目的がお金集めになってしまうとこの様な誤解が生まれてしまいます。

まとめ

クラウドファンディングには、様々な方が挑戦します。

個人がやりたいことを、誰でも簡単に実現できる社会になることは理想的かもしれませんが、これだけ多くの金額が個人でも集められるようになるとそれを悪用する方も多くなってくると考えられます。

本当に必要な方に、納得して支援を届けられる仕組みとしてクラウドファンディングが活用されるといいなぁ。



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