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天使と悪魔(小説シリーズ)

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悪魔→天使の見た目BL小説群。(厳密に言うと天使に性別はないため) 天使のことが大好きな悪魔と、だんだん心変わりしていく天使の緩やかな関係性の変化のお話。 誕生花ssのひとつ「ラ…
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#恋愛

黄金の光に抱かれる【イラスト】

拙作「天使と悪魔」シリーズより、天使と悪魔の二人を描きました! シリーズはマガジンからど…

てい
2年前
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十二月二十五日は外に出ない(短編・天使と悪魔シリーズ44話)

【天使のことが大好きすぎる悪魔と、彼に惹かれていく天使の、見た目BL小説群の44話目です。(…

てい
2年前

愛撫(ショートショート・天使と悪魔シリーズ43話)

【天使のことが大好きすぎる悪魔と、彼に惹かれていく天使の、見た目BL小説群の43話目です。(…

てい
2年前

特別な日(ショートショート・天使と悪魔シリーズ42話)

【天使のことが大好きすぎる悪魔と、彼に惹かれていく天使の、見た目BL小説群の42話目です。(…

てい
2年前

treat and treat(ショートショート・天使と悪魔シリーズ41話)

【天使のことが大好きすぎる悪魔と、彼に惹かれていく天使の、見た目BL小説群の41話目です。(…

てい
2年前
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ある天使の肖像1(短編・天使と悪魔シリーズ38話)

【天使のことが大好きすぎる悪魔と、彼に惹かれていく天使の、見た目BL小説群の38話目です。ち…

てい
2年前
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悪魔は猫がお好き(ショートショート・天使と悪魔シリーズ37話)

【天使のことが大好きすぎる悪魔と、彼に惹かれていく天使の、見た目BL小説群の37話目です。(これまでの話はマガジンをご参照ください)】  なぜ、こんなことに。  人間より遥かに低い視点から見上げた私の悪魔が、優しい笑顔で私の頭を撫でる。慣れた筈の掌の感触が、この姿ではまた違って感じられて、喉が鳴る。……猫の喉が。  とある任務のため、子猫の姿をとって街を歩いているときだった。間の悪いことに、ぽつぽつと雨が降り始めた。もうだいぶ前からヒゲの具合で、降り出しそうだなと思っては

どちらの貴方も(ショートショート・天使と悪魔シリーズ36話)

【天使のことが大好きすぎる悪魔と、彼に惹かれていく天使の、見た目BL小説群の36話目です。た…

てい
2年前
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待望(ショートショート・天使と悪魔シリーズ34話)

【天使のことが大好きすぎる悪魔と、彼に惹かれていく天使の、見た目BL小説群の34話目です。(…

てい
2年前
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気まぐれ(ショートショート・天使と悪魔シリーズ33話)

【天使のことが大好きすぎる悪魔と、彼に惹かれていく天使の、見た目BL小説群の33話目です。(…

てい
2年前
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ツンベルギア(ショートショート・天使と悪魔シリーズ30話)

【天使のことが大好きすぎる悪魔と、彼に惹かれていく天使の、見た目BL小説群の30話目です。(…

てい
2年前

fly me to the flower moon.(ショートショート・天使と悪魔シリーズ29話)

【天使のことが大好きすぎる悪魔と、彼に惹かれていく天使の、見た目BL小説群の29話目です。(…

てい
2年前
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happy anniversary.(ショートショート・天使と悪魔シリーズ28話)

【天使のことが大好きすぎる悪魔と、彼に惹かれていく天使の、見た目BL小説群の28話目です。(…

てい
2年前
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フクシア(短編・天使と悪魔シリーズ27話)

【天使のことが大好きすぎる悪魔と、彼に惹かれていく天使の、見た目BL小説群の27話目です。(これまでの話はマガジンをご参照ください)】  外で落ち合う場所としてよく選ぶ喫茶店の、陽当たりのよいテラス席で、天使がいつになくそわそわした様子で俺を見つめている。太陽の黄金色をそのまま移したような髪の毛を透かして、抜ける青空のような瞳が、ぱたぱたと瞬く。どうしたんだ、と促してやりたい気持ちを抑え、俺は愛しい相手が自ら口を開くのを待った。 「あ、あのな……」  ようやく、その桃色の唇