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グッバイ言うてもまた会えた!③~間違いなく病みつきになる Musical Transmute のMusical とは?(2021/9/4 初日・埼玉・川口リリア)

【間違いなく病みつきになる Musical TransmuteのMusicalとは?】

オープニングからすでに、今までのライブとは全く異なる様相を見せました。
それは観客が歓声を出さない為に配慮した巧みな演出。
本来 歓声をあげるかどうかはオーディエンス側の問題なのに、あえて踏み込んで最初からそこを押さえている演出に思いやりと同時に攻めの姿勢を感じました。

(下記3行は私の観方が正しければネタばれになってしまうかもしれないのでご注意下さい)
混沌とした時代を象徴するかのような闇から始まり光へ導かれる。
絶望から希望、死からの復活、灰の中から生まれる情熱の炎…。
世界で経験を積んだDeanさんの価値観や宗教観の反映。


観ていると何か思い出すことがあって…。そう、あれは以前 路線図片手に旅したフランスのノルマンディー地方。私にはDeanさんがモンサンミッシェルのてっぺんの大天使ミカエルに見えました!(個人的な第一印象です)
それはミュージシャンであり俳優であり、映像制作も経験したアーティストであるDeanさんだからこそ表現できる世界でした。
これまでのキャリアを辿って全てが一つも残さず無駄なく今この瞬間に繋がった一つの作品を、映像としてではなくライブで観られるとは、なんて幸せな事でしょう。


記憶に新しい2020年の年末から2021年年明けにかけて配信されたライブ、 Live Streaming 2020 ”Plan B"の真逆を行く、ライブだからこそ活きるMusical仕立ての表現方法。
今ここに居ること、今ここで共有していること、この空間を満たすもの全てが意味を持つ実験であり作品なのだと思いました。
それには観客は必要不可欠で、皆がそれぞれの自分の経験や過去に照らし合わせたストーリーを味わうことができる。
やっぱり Musical Transumuteは体感する以外には味わえない。体感することは実験すること。そしてこれを何度でも繰り返したくなる。

感染防止対策の中で、初日の時点でオーディエンスの私達に許されていたのは、手に手に明かりを灯して(オフィシャルのブレスライトやペンライトで)呼応することと、拍手で感謝や感動を伝えること。
それでも充分コミュニケーションできたし、感動や感謝を伝えられたと思いました。

最後この日一番の大きな拍手でDeanさんと #劇団トランスミュート の皆さんを見送った時、思った以上の、すっごく大きな愛をDeanさんと劇団員の皆さんから受け取っちゃったなって。
その大きな愛にオーディエンスとしてファンとしてどう向き合って、応えていけばいいのか…これからの課題を突き付けられた感じでもありました。

Musical Transmute Tour 2021 間違いなくこれは病みつきになる…


【追記】【Twitterより 初日にtweetした3つの感想を振り返り】

①まずはDeanさんから「いいね」頂いたtweetを記念に

「Deanさんが こんなに日本語の歌を作ってくれていたとは 日本語人冥利に尽きます。日本語がビシバシ入ってきて今日は泣かされた。言葉は生だと最強ですね!カラカラだったハートが潤いで満たされた。」(9/4 21:56)

②皆さんから一番多く「いいね」頂いたの下記です

「コ ロナ禍で厳しい状況の中でも全く新しいLiveでここまでやれるんだと感動しました。おっきな愛をDeanさんから受け取ったよ。みんなで悲しい事や辛い事を全部まとめてポイできた感じ。一種のお祓い効果ありますね。」(9/4 20:34)

③ こんなに ぶ厚い極上サウンドなのに立てなくて無念、現在の状況の終息を祈る気持ち

「今日は座席が1個おきじゃなかったから?立ちたかったけど皆様 我慢してた?席が1個おきなら立てますか? 二か月後なら立てますか?三か月後は?オーラス大阪までには皆で立って踊れるようになりたい心から。Liveは体に刻むもの。」(9/4 21:46)