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「ここから新しいスタートだ!」いよいよ ツアー折り返しの千葉!新曲Spin The Planet 初オンエア翌日の会場は It's so miracle♪ (2021/10/24 千葉)

Dean Fujiokaさんの Musical Transmute Tour 千葉公演について書かせて頂きました。今回も この note に目を通していただける事に感謝いたします。最後に付けました千葉県の緊急事態宣言解除後の措置も含めて5900字と長文ですが、最後までお付き合い頂けましたら幸いです。 Musical Transmuteの世界を感じて頂き 次回ご一緒に体感できる日を心待ちにしております。


【折り返しを迎えた Musical Transmute 】

千葉公演で10公演を終え、Musical Transmute Tourは折り返しを迎えました。千葉はDeanさんにとって高校時代までを過ごした沢山の思い出のある場所。Deanさんは愛知公演より少し髪が短くなり 印象深いあのクライマックスのシルエットも少し変化した様相を呈していました。Musical Transumuteは、世の中の雰囲気(主に緊急事態宣言や各地の感染状況)に合わせるかのようにも 変異を続けており、収まってきた昨今は言わば解禁傾向でしたが、少しブレーキをかけた印象の千葉。

そう、思い出させてくれました、歓声を上げなくても一緒に歌わなくても楽しめる オリジナルの Musical Transmute のコンセプトを。今日は観客がどちらかと言うと 前のめりの印象があり、1曲目から観客が7割立ち上がるのは予想していましたが、1曲目で客席から声援が飛んだのには驚きました。アンコール終了後を除いて 声援が飛んだのを私は初めて聞いたからです。結果的に Bossの采配、お見事だったと思います! 8列目中央からの報告です。


【D’Angelo が乗り移っていた!】

前日 NHKの『土曜スタジオパーク』に生出演されて「イタコ」の話が弾んでいましたが、今日のDeanさんのボーカルは特にエモくて、あの曲は 本当にD’Angelo乗り移っているかのようでした。今回のツアーでDeanさんの歌が上手くなった、声量がレベルアップしたとの絶賛の声を 本当によく耳にしますが、歌声に関しては ますます磨きがかかっているようです。Deanさんの場合は 呼吸に変化が見られます、また、吸う息の音が 歌の一部となった曲も、生で聴くと特に印象深いものがありました。これからまだまだ第4形態が進んで 12月までには楽器のように歌える身体が完成するのでしょうか。楽しみです。

またステージの中では 楽曲のアレンジが変わったり、マイクが変わったり、ライトが変わったり、Deanさんの お芝居が変わったり、色々な見どころが少しづつ変化しています。

8列目正面から見たメリットとしては Deanさんと目がよく合う事と、 ある楽曲の最後にバーンと撃ち抜かれた事と、お辞儀の時につむじが見えた事。

Deanさんの様子で変わった事は、今日は観客の様子をよく見ていました。客席の前方や左右、2階3階も。今まであまりなかったと思われるので、珍しく感じました。


【Spin The Planet 初オンエア翌日の風景 】

Deanさんがラジオ J-Wave " Roppongi Passion Pit "(10/23放送)で「新曲だから みんな知らないはずなのに、この曲やると ブチ上がる、会場が」と紹介して 初オンエアもあったので、今日から Spin The Planetについてもnoteで解禁致します。

思えば9月4日、初日の埼玉で初めて聴いた Spin The Planetの印象は、まだ残暑厳しい中だったので、このアジアン テイストのアレンジが新鮮で、爽やかに涼しく聴こえたものでした。Deanさんらしい 現状を打破する前向きな歌詞の内容、ロマンティックに韻を踏んだリリック、ラップのメッセージ性、そしてポップで明るいメロディーに、コロ ナ禍真っ只中に会場に来た緊張感がほぐれてワクワクしました。コーラスがずっと Spin The Planet と繰り返していたので、おそらくこれがタイトルであろうという予想はできました。

前回のツアーのテーマ曲は History In The Making でしたが、今回は Runaway から Spin The Planet までの流れがまさにこのツアーのタイトル Musical Transmute を象徴するかのようです。「混沌とした予測不能な世の中で 生き抜くには変異していく事が大切」との アルバム Transmute (12/8発売)のテーマを思い起こさせます。

この楽曲でのDeanさんのライブ パフォーマンス、身体を斜めに構えて 意味深な微笑みで観客を見据え、指1本をくるくるしている姿は本当に絵になって ずっと見ていたい、ずっとこの中毒性高い至極の1曲が 永遠に終わらないで欲しい、と誰もが思うはずです。詳しくはまだ言えませんが この時の衣装も最高です。この指くるくるパフォーマンスはライブ初日から毎回観客に引き継がれ、スタンディングになるにつれて客席はダンスフロアと化しました。特にラジオで解禁された翌日の千葉は 9割以上の観客がスタンディングしている中、みんなが指をくるくる回して yeah!のところでは天に向かって指を突き上げる、 It's so miracle な光景になりました。Deanさんの笑顔も沢山見る事ができました。

あまりの盛り上がりぶりに「long time」のところでDeanさんはマイクを観客に向ける場面も。

この曲の途中、 Cメロのところで Deanさんは足元のカメラを覗き込んで歌い、それをオーディエンスは正面の巨大スクリーンを見ながら楽しむわけですが、神戸公演では直前にこの足元のカメラを蹴ってレンズが外れてしまい、Deanさんが笑いながら直すのを巨大スクリーンでみんなが見守るというハプニングがありました。その時のDeanさんの悪戯な笑顔が可愛かったのも、今ならお伝えする事ができます。


【アンコール in 千葉】

さて、千葉のアンコールもパワフルでエモーショナルで…1時間45分のステージを背負ってきたとは思えない Deanさんの力強い声と演奏には、いつも感動して聴き入ってしまいます。

今のところアンコール曲の手拍子について、気にされている方も多いと思うので、直近では下記のような流れできている事をご報告します。

9/19 宮城…「心で聴いて」と手拍子止めて静寂を求める意思表示

9/26 岐阜…腕のフリで手拍子を止めた

10/1 神戸…バンド編成 手拍子大いに有り

10/3 福島…手拍子止めないけど 空気読んだ全観客の協力で結果的に静寂

10/16 静岡…手拍子最後まで止めない

10/17 愛知…手拍子最後まで止めない

10/24 千葉…手拍子最後まで止めない

今回の千葉公演も 最初から最後まで元気よく手拍子が鳴り響く中でのアンコールでした。確かに固定客ばかりではなく新しくDeanさんのライブに足を運んでくれる観客が増えているのは喜ばしい事だと思います!Deanさんの素晴らしい歌声や、目を見張るパフォーマンス、飽きることのない容姿端麗さへの素直な感動、新鮮な感想をSNSで見る度に私も心を動かされて、2019年までの この曲の暗黙のルールへのこだわりは、これからはDeanさん次第だと思いました。

これまでの経緯を見ると Deanさんにとっては まだ実験中なのか?このまま、突き進む覚悟なのか?うむむ!何となく後者のような気がしてきました!手拍子アリでもナシでも この歌のメッセージはちゃんと届くはずですもの、ね…!何よりもDeanさんのパワフルな歌声とギター、圧巻のパフォーマンスに釘付けになって、手拍子があろうがなかろうが気にせずに、我を忘れるレベルに 「Deanさんのパフォーマンスに没入できたもん勝ち」 のように思えてきました。

さて、千葉公演の詳細です。客席ではアンコールを求める手拍子の中、客席へ向けてカウントダウンのライトが当たります。しばらくすると ライトが点滅する向こう側、暗転した舞台では Deanさんが YAMAHAの アコースティック  ギターを持って 舞台下手(しもて)から スタスタ歩いてきて 舞台中央のスタンドマイクの前に立ちました。Deanさんにスポットライトが当たり 拍手と手拍子が一段と大きくなりました。Deanさんはギターを調整すると 間髪いれずにアンコールを弾き始めました。

そう、Deanさんの曲の中では、最も有名な あのギターのリフ。

今日はギターのリフが鳴ると、会場内で あちらこちらから歓声が沸きました。アンコールを終えてからの歓声は 愛知公演で初めて解禁された?雰囲気でしたが、アンコール始まる前に歓声が上がったのは 私の行った7回のツアーでは初めての事で、ちょっと驚きました。今日は観客のほうが前のめり?

手拍子がコンスタントに鳴り響くなか、それに負けない(というか気にする様子も全く見せない)Deanさんの魂のこもった力強い歌と パワフルなギターが響き渡ります。伸びのある歌声と力強いギター、今日はいつも以上のパワーを感じさせました。

そして、今日は直近3公演と違って Deanさんから LaLaLaを歌ってOK!の合図は …ありませんでした。

例の箇所は、Deanさんが4フレーズ(16小節)のうち、弾きながら1フレーズ(4小節)歌って、次の2フレーズ目はギターを弾かずに沈黙で拍を刻みました。3フレーズと4フレーズ目は伴奏を弾きました。前公演の愛知では2フレーズ目でDeanさんから合図がありましたが、今日は何もDeanさんからの合図はありませんでした。しかしその中でも観客からはLaLaLaが2フレーズ目から4フレーズ目まで、つまり4小節×3回分 歌声が漏れ聴こえてきました。もちろん多くの方が手拍手で応えていましたが。今日はその上で、さらにおまけが最後に1フレーズ入りました。LaLaLaについて明確な合図は一回もありませんでしたが、観客が自主的に歌う(ハミングする)LaLaLaは1フレーズ増えていた事になります。

実は 今日の都内の感染者は 去年の6月以来、1年以上かかって 初めて20人を下回り19人(NHKニュース18:07)、千葉県内は2人(千葉日報 17:58)でした。しかし、まだ完全には安全と言えない中で、今日はDeanさんから合図がないほうが きっと会場に占める歌の分量としてはちょうど良い、そう思えました。

このMusical Transmuteの 元々のコンセプトを思い出しました。この世の中の状況で 声を出さなくても拍手だけで楽しめるように Deanさんが脚本を書いて わざわざミュージカル仕立てにした経緯を。今夜のDeanさんの判断は偶然かもしれませんが、改めてBossの采配は見事だと思いました。

もちろん、今までやらなかった事を初めてやるとか、できなかった事ができるようになるとか、解禁には爽快感が伴うので、福島→静岡、静岡→愛知 のように色々な事が解禁されるたびに言いようのない喜びがあったのは 間違いないです (詳しくはそれぞれのnoteをご覧下さい)。そして この Musical Transmute は1公演づつが唯一無二。同じものはひとつもないですし、今回千葉公演だけ経験する観客の方々も沢山いらっしゃる中で、1公演 1公演、1つ 1つが特別で、1つ1つが素晴らしいことには変わりはありません。Deanさんが歌う合図をしなかったからと言って、前の公演よりも解禁していないからと言って、前より劣るという事は絶対にない事を付け加えておきます。

Deanさんのアンコール演奏は、最後4拍 ピックガードを右手の小指側の側面で叩いたあと、ジャカジャカジャカジャカと名残りのストロークを残して演奏を終えました。今日一番大きな拍手と、あちらこちらから歓声が飛び交いました。

Deanさんは片手でギターのネックを掴むと 頭上に何度も何度も掲げて 喜びを爆発させていました。

最後、Deanさんはこう言いました。

「ありがとう!」

「こっから新しいスタートだ。また遊ぼうぜ」


千葉公演で10公演目を終え、 Musical Transmute は事実上折り返しを迎えました。

この先どうなるのか、全く想像がつきません。

けれども、想像できないからこそ高まるワクワクを感じています。

次回は広島でお会いしましょう。


【千葉データ】

公演日:2021年10月24日(日)

天気:晴れ 

気温 最低 9.6℃ 最高 19.4℃

場所:千葉県文化会館 大ホール (当日券あり)

開演:17:39

終演:19:25

座席:全席一つおき、前後なしの市松模様。

規制退場:3階席後方より順次

スタンディング状況:1曲目7割立ち、8曲目で9割立ち(1階前方目線)

髪型:全体的に前回より切っている 前日に生放送だった土曜スタジオパーク(土スタ)仕様

お髭:土スタより薄くなりうっすら整った


【千葉 語録】

「久しぶりだな、千葉のみんな!」

「千葉のみんな、今日は俺たちだけの物語、一緒に作っていこうぜ!」

「まだまだこれからだぞ、千葉!」

「ちば~!」

「ありがとう!」

「また会おうこの千葉で!」(Runaway)

「行くぞ千葉!」

「ありがとう!」

「こっから新しいスタートだ。また遊ぼうぜ」



【千葉での「お初」】

Deanさんから合図はなかったけれども 観客が歌った箇所が 愛知公演より4小節増えた。


◆今回も県の基準を順守して安全にライブが行われました事を追記致します。

【資料】

【千葉県:開催制限の収容率・人数上限の目安等】(HP抜粋)
令和3年10月1日(金曜日)から10月31日(日曜日)※1まで≪第24条第9項≫
収容率:100%(大声なし※2)又は50%(大声あり※3)
かつ

人数上限:「5,000人又は収容定員の50%以内のいずれか大きい方」又は「10,000人」のいずれか小さい方
※人数上限以上のイベントの開催について、特に感染リスクが低減できる追加的な対策が可能な場合は個別に相談に応じます。

※3 大声での歓声、声援等が想定される催物については、異なるグループ又は個人間では座席を一席は空けることとしつつ、同一グループ(5名以内に限る。)内では座席等の間隔を設ける必要はなく、50%を超える場合があります。

(「同一グループ(5名以内に限る。)内では座席等の間隔を設ける必要はない」としているのは、家族等の日頃行動を共にするグループ内であれば、催物中、間隔を空けずに着席しても、感染リスクは大幅には増加しない(日頃の行動における感染リスクと比べれば捨象しうる)と考えられるためです。)