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「SCENE」MAGAZINE

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フォトグラフィー×リリックで魅せるART作品集。映画のワンシーンのようにさまざまな場面にリリックが重なる。
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#詩集

27「 影役者 」

晴れの陽に 出逢う よく知る存在は 足元を支えてくれる 陰の立役者 model/ERIKOERIN 影遊び。知る人の影。誰の影。嗚呼、わたしの影。この世を歩いている。その事を、陰ながら教えてくれる影の存在。お天道様は照明係だよ! 照明係あっての、影役者!晴れの日に、また会いませう。 美食を楽しむ者あっての美食会!今宵もご来店ありがとうございます。 フォトグラフィー×リリックで魅せる【SCENE】lyricマガジン連載中! 今宵、この後、さくらのすけといふ役者の

23「 花シャンデリア 」

昼間のシャンデリアは 大地を飾り 空に綺麗を 届ける花色明かり カワイイ蕾が集まっていて、それがシャンデリアみたいに見えた。だから、花のシャンデリアって名付けたよ。空に向かって咲いている花を見て、天が地に光を注ぐように、花もまた、天に向かって、綺麗っていう明かりを届けているようにも見えた。そんなことを思いながら、わたしの心も、綺麗な灯りに満たされていくようで。 わたしの心にも花色明かりが灯ちゃう。 ERIKOさん! Q. 綺麗っていう明かりが灯ることについて、もっ

15「 オールアンテナ 」

空の海に アンテナのオールを AQUAの青は 白き矛先を読む 開放と 心は漕いで旅で詠おう 空が海になる。AQUAの青は水の青。アンテナを伸ばし、白い矛先をAQUAの水に浸けよう。開放さ。鯉と共に。この海を泳ぐように詠いながら漕いでゆくのさ。 開放する術を試しているのさ。泳ぐように詠うようなものさ。 ERIKOさん! Q. 泳ぐのは好きですか。 A. 泳ぐというより、浮いたり、潜ったり、水に浸かるのは好きだと思います。魚座のERIKOさんです。子供の頃は、プール

14「 教わるライン 」

木々に教わるアートライン 曲線も持ってる直線 造形物は自然に応える 青空のもと 感覚で話す美術教室 葉っぱを育てながら枝は成長していくみたい。弧を絵描きながら伸びる線。曲線ももってる直線って感じ!自然の織り成すアートラインは美しい芸術だと感じる。青空の下、美術感覚は自然との対話によって研ぎ覚まされる。人の作る造形物も、今まさに自然のアートラインに教わっているのかい。 自然に芸術を感じる。自然のアートラインに感銘を受ける。 ERIKOさん!🌹 Q. アートラインにつ

13「 光の抜け道 」

光の抜け道に グラデーションが広がる 距離は 濃淡に緑に囁く 葉船は進む 枝先の無限まで 木々の葉の翳しをすり抜けてやってくる光がある。光の抜け道に、緑の濃淡は生まれ、グラデーションをつくる。綺麗だなぁ。葉っぱの小舟に乗って、枝先の葉の淡くなるが如く、無限の広がりに身を任せ、光の中へ進んでゆくよ。 光と葉の織り成すグラデーションというSHOWを見ているのさ! ERIKOさん! Q. SHOWを見たいんですけど!どうすればいいですか? A. SHOWは劇場や建物の

12「 白に陰ながら 」

日差しの強さの中で 帆を広げ 優しい陽に変えていく翳しがある 見上げれば支柱 白に影 支えるものの陰ながらの美も 在るのだと感じるヒトトキ 木々が太陽に花を翳している。白い帆のようにも見える。強い日差しの中、太陽の暑さや直射日光を和らげてくれる優しさがある。花は白と影になり、支柱の木々は、のびやかにしなる。嗚呼、美しい眺めで人を魅了しながらも、翳しという陰ながらの妙技で心を掴んでいくのだなぁ。 影のあるものに惹かれるのは、陰ながらの妙技に触れ感動している姿かもしれない

11「 眩い出逢い 」

ときには眩い光の中で 出逢う形もあるから 自然と心地いい model/ERIKOERIN お天道様が地に光を注ぐ頃、影という存在に出逢えるタイミング。地はスクリーンのように広々として。影の形は色濃くなってゆく。今こそ、シャッターチャンスだ!嗚呼、自然と心地よく我が身もmodelとなってゆく。 自然の流れにのってシャッターチャンス!からの~!自然の流れにのってmodelになーる! Q. Photographの中に映っている人影はERIKOさんですか。 A. はい、

10「 青きキャンバス 」

洒落た石の塔 帽子をかぶって そびえ立つ 流るる雲を 絵描くペン先に 描きたい衝動と 青きキャンバスに 挑む姿勢 洒落た塔である。美しく無駄がない。心模様を絵描くのに最適なペンのよう。青空はキャンバス。流るる雲は絵の具になった。描きたい衝動が胸に込み上げる。心を揺さぶる衝動は、挑みはじめた心の一歩! 挑み始めた心の一歩!姿勢というやつである。からの!その先へ。 衝動を体感することは日常茶飯事に起きる。挑みの一歩だ。姿勢までは無意識に行けちゃう境地。だけど、その先

09「 花の羽夢 」

羽のドレスは 飛ぶことの楽しさを 白く花に飾る 柔らかな緑と 羽ばたきゆらして 風は この世の夢心地を漕いでゆく 花よ。花嫁さんになる夢でも見ているのかい。白い蝶が飛んできて、花にそっと、羽のドレスを着せて飾り。飛ぶことの楽しさを耳打ちしているみたい。風が吹いて、羽も、葉も揺れる。わたしは、緑の野に伏して、風と共に、夢心地に眠る。 緑の野に伏して眠ると夢心地に辿りつけることがある。 夢心地に辿りつくと、癒される感じと、至福の感じと、何者でもなくなれる感じがある。無に

08「 咲かすアンテナ 」

よく見ると 真っすぐも持ってる花の姿 いくつものアンテナ いくつもの小さな花 感じた数だけ咲かすみたいに 魅惑の連なり お花の部分って、柔らかで優しそうで、曲線でできているイメージがあるのだけれど、よーく見ると、アンテナみたいな直線でできている部分もある。外界に触れ、花を幾つも咲かせる術を、魅惑的な情報をキャッチしているみたい。 アンテナつまりはツノ! 美しい花は、外界と触れ合う、送受信するツノを持っていた! ツノを使い、外の世界に目を向けることで、内なる世界の

07「 先人逢花 」

美水を宿し 咲く花の 匂いは 先人の微笑みを表わす 今という香りに 賜りもの この匂い、この美しさ、この潤い。美しい水を全身に行き渡らせて咲く花の、この上ない優しさよ。花の香りに包まれて、在りし日のきみを、微笑みを呼び覚ます。これぞ、天からの賜りもの。インスピレーションである。 インスピレーションとは、天から降ってくるような、胸の奥から湧いてくるような、賜りもの感覚がある! おはようございます!Good morning 眠りの中で夢を見たような感じのある朝です。何

06「 根源の空 」

人生に見てきた景色と 今から見る景色は 重なって空はできている そこに絵描かれる飛行体は きっと あの頃も今も飛べる 根源の姿 そこに 飛びたい空がある 時代、時期、タイミングは変われど、今まで経てきた経験と、今、目の前に現れた場面とが、度重なって見えるときがある。それって、根源的な何かにヒットしたような感じがする。今一度、チャンスを与えられたような。今なら、どう乗り越える、どう切り開いていく道だ、と問われている感じかもしれない。 あの頃の自分と今の自分とを引き合

05「 感動形成 」

白い雲は 心の大地を描き表わす 水色の道は 作っていく 旅をしよう 知ってゆく形成は 感動に変わる 静と動のどちらだと聞かれたら、この日は「動」の雲である。ものすごい勢いで雲が動いているのがわかる。青い地球は美しさへの道しるべ。青に触れ、白い雲は動きを増していくニュアンス。見ているわたしの心まで揺り動かす何かがある。これが「感動」という触感!嗚呼、白い雲とともに旅に出る! 感動屋さんは自然と旅人になっちゃうのだ! 感動は得ようとして得れるものではなく、旅人もまた

03「 呼吸する樹 」

すこし水分を含んだ空に 深呼吸をする 曇り色だけど 水の匂いを含んで 優しい問いかけをする もしも その葉に響くなら これからの成長を 風は運ぶよ 曇り色の空は、水分を含んだ空。木々を包み込んで、この世界の水分を摂取してみるかいと問いかける。全身の葉に、水分を響かせることができたなら、きみは、風とともに、成長してゆくよ。 曇り色の空のもたらすもの。その恩恵を感じ、響かせてゆけ。 ねぇ、ERIKOさん! 「響かせるってどういうことですか?!」と聞かれました。 響