鳥が食べにきてくれた

ブルーベリーが美味しい夏のころ。
私のもともとお客様で、今は大切なビジネスパートナーである あややと、メッセージをしていたときのこと。



彼女がふと、こんなメッセージを送ってきた。

「ベランダのブルーベリーを、
 鳥さんが食べにきてくれててかわいい」


彼女のひとり暮らしのお家のベランダには、膝の高さほどの鉢植えのブルーベリーの木があり、実をつけたとのこと。

自分が育てる植物の実を「鳥に食べられた」と言っているのは聞いたことがあったし、それが普通の感覚なんだと思っていた。

だからあややが「鳥が食べにきてくれた」という言葉を聞いたのは40年生きてきて初めてで、ものすごくびっくりした。しかも私も大好きな美味しいブルーベリー!


「ブルーベリー、食べられちゃっていいの??」
と聞いたら
「いいよー ひとりじゃ食べきれないしー」
とフツーに返ってきた。


この地球は人間だけのものじゃない。熊がでた、猪に作物を食べられた、虫が…猫が…そんなニュースを聞くと、被害に遭われた農家さんたちは確かに大変なことだし怖い気持ちもあったと思う。だけど、それだけでいいのかなと思っていた。


あややとのちょっとした会話だったけど、優しい世界はものすごく身近にあったんだと思った。
そして、私ももっと優しく世界を見て、優しい世界に生きることができるんだなと思った。


世界は思っていた以上に優しい^^


2020.10.3  上杉惠理子




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