2022読書③ 深呼吸の必要

子連れのお客さんが来た時、うちの店は積極的に子どもの相手をする。その間親はゆっくり買い物ができるからけっこう喜ばれている(と思う)。

絵を描いたり、おもちゃで遊んだり、本を読んだり。
そこではスタッフによって子どもとの接し方が如実に変わる。
すぐに打ち解けて仲良く遊ぶスタッフ。少し距離を置いて見守りながらたまに声掛けをするスタッフ。

私はにこにこしながらタメ口で接することができない。いわゆる歌のお姉さんのような感じで。
すごく冷めているかもしれないけど、敬語を使って大人と同じように接してしまう。

だって、じゃあ皆いつから敬語を使うんだろう。いつから子どもっぽい口調で会話しなくなるんだろう。
何歳から?中学生から?20歳から?
境界線が分からないから、すごくモヤモヤしてしまう。みんないつから子どもへの対応から大人への対応に切り替えるんだろう。

深呼吸の必要を読んで、やっぱりそうなんだなと安心する。
子どもは早くから大人なのだ。私達が想像する以上に。

存在的には誰かの子どもではあるし、精神的に未熟な部分があるかもしれないが、自分の意思で体を動かし脳で考えている時点で私は大人と同じように働きかけたいと思ってしまう。

私がかつてそうだったように、子どもも、大人と同じように接して欲しいんじゃないかと思う。
きっと2歳になる姪っ子も、「○○た〜ん」と甲高い声で呼びかける祖父(私の父)に対して、内心うわって引いてるかもしれない。

実際に子どもたちに聞いたわけじゃないから分からないけど。

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