自分のことを愛している話



私は自分に全く自信がない。
しかし私は、自分のことが好きで自分を愛している。

どうやら自信がないことと自分が好きだということは同居するみたい。
本当の本当に自信がなくって、常に思い悩んでいる毎日。

友達や職場の人たち。なんでこんなに魅力的なんだろう。頭が良くてユーモアがあって優しくて、素晴らしい能力を持っていて、それを活かしている。

かたや私には何があるだろう。何もない。
他の人より優れていることなんて何もないように思う。むしろトロくて大雑把で迷惑をかけることが多い。

気づいていないだけで自分にも得意なことがあるはずだ、と思いストレングスファインダーをやったりしたけど。一番に出てきた私の特性は「内省」だ。内省をどう活かせばよいのだ。

こんなにも自信がない。過去にはいじめられたこともあったし、家庭環境もそこまで良い雰囲気ではなかった。職場で人間関係がうまくいかずパニック障害になったこともあった。
だけど不思議と死にたいと思ったことはない。それはおそらく自分が好きだからだ。

周囲の人たちに、自分のことが好きですか?嫌いですか?とアンケートを取ってみた。すると見事に半々になった。自分が嫌いだと即答した人もいた。

私はなぜ自分が好きなのだろう。

こればかりは自分で予想するしかないんだけど、おそらく自分に嘘をついていないからじゃないかと思う。
好きなものは好き。嫌いなものは嫌い。
嘘をつくくらいなら私は黙る。自分に問いかける。

自分を信じている。どんなにポンコツでも、周りに迷惑をかけても、私は私の生きたいように生きる。例え他人に私を否定されても、自分自身がだめなのだとは思わない。私は間違いなく私であり、変わりたいと思えば変わることができる。

だめな自分。どうしようもない自分。辛くて泣いている自分も含めて、自分が好きだ。

少し前に、「人間は等しく無価値である」という言葉に出会った。誰の言葉か思い出せないけど感動してしまった。
そう、自分が好きでも嫌いでも良い。何でも良い。
変わらないのは私が私であること。それだけは否定できない。
今日も皆生きてる。

自分に自信のないナルシストっているのかな。
生まれ変わっても自分に生まれたいよ。


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