広く浅くの話

よく言えば好奇心旺盛。
悪く言えば根気がない。
自分の性格のこと。

何においても集中力が持たない。
一つのことに長時間向き合うことができない。
すぐに他のことを考えてしまう。
部屋の片付けをしていると、絶対に途中で他のことを始めている。

デスクの上に本が数冊立ててある。
一番左の本を読む。5ページくらい読んで、きりの良いところで隣の本に移る。それは3ページ読む。
そしたらまた隣の本を4ページ読む。
このリズムがとても心地よい。丁度良い。

やってみたい!と始めた趣味は、はじめは楽しくやっているが、だいたい三日坊主だ。たまに思い出したようにやったりする。

田舎の集落から市街地にある高校へ進学し、なんて人が多いんだと感動した。同じ学年の生徒が8人から280人になった。グループのようなものに属さず、広く浅い交友関係を続けた。それが良かった。

濃く、濃密な関係性が好きでないのだと思う。対人間にしろ、物や趣味にしろ。
それだけになる怖さ。本当にこれだけで良いの?と思ってしまう。
ひとつのことを深く追求するよりも、なるべくたくさんのことを見たいし知りたい。

隣の部屋に住む人のことを何も知らなくて良い。
たまに会ったら挨拶する位で良い。

よく行く店で、いつもありがとうございますなんて言われなくて良い。

コロナで家族と4年会ってないけど全く問題ない。

いつか後悔するのだろうか。
もっと向き合っておけばよかったと。
もっと時間をかけて大事にしておけばと。
分からない。それは分からない。

今いちばん自分と深く繋がっているものはなんだろう。考えているだけで眠くなりそうだ。

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