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わたしが「神山まるごと高専」を応援する理由

はじめまして。磯山江梨と申します。

PR担当として、今年の6月から神山まるごと準備委員会のお手伝いをしています。

今回ははじめてのnote。自己紹介と、なぜわたしがこの学校を作るプロジェクトに参加しているのかを書きます。


自己紹介

沖縄県石垣島生まれ東京育ち、東京23区在住、アラフォー・夫一人子供一人。産後の育休を経て都内のITベンチャー企業に時短勤務で勤めています。お酒と息子をこよなく愛しています。

学校を出てからフリーターをしたりグラフィックデザイナーを経て、今の会社に入ってから一つ別部署を経て広報部門の立ちあげメンバーとなりました。それから結婚・育休に入るまで5、6年くらいずっと企業広報全般に携わってきました。

出産前後でこの先のキャリアを考える機会があり、幅広い広報業務の中でも「気持ちを言葉で代弁し、伝えるお手伝い」のプロフェッショナルになりたいと思いました。それから現在会社では、社長のサポートをはじめスピーチライター的なお仕事を中心にやらせてもらっています。


なぜ準備委員会に参加したのか

1:教育がひとごとじゃないから

正直独身時代や子供を授かるまでは、教育は身近な話題ではありませんでした。

でも、今やかなり自分ごとです。まだ2歳ですが、命の輝きに満ち溢れた我が子を目のあたりにしていると、この子の可能性をのばせるような環境を、と願わずにいられません。

そうして一人の親として学校教育に興味を持ち始めていた折、ちょうど高専準備委員会の広報活動が必要になり、お手伝いすることになったのでした。


2:なんだか神山町が好きだから

神山町との最初のご縁は、勤めている会社が2010年に神山町にサテライトオフィスを開設したことです。

広報担当として開設当初から取材などで訪れる機会も多くありましたが、業務命令がなくても、自主的に通っていました。3日間くらいのつもりで出張したのに、勢いでなぜかそのまま1カ月以上滞在したりしていました。

仕事が終わると町のおじさま達や町外から訪れる方々とお酒を飲んだりたこ焼きを御馳走になったり・・・まったく地域の役には立っていませんが温かく迎えていただき楽しく過ごしていました。(むしろ都会より淋しくなかった・・・)何をするわけでもないんですが、そのうち暇だとわざわざ夜行バスで遊びに行くようになり。

神山町の魅力って何なのでしょうか。なんでわざわざ行ってしまうのか。

わたしはごく普通のサラリーマンで、たとえ移住することがあったとしても、まさにこうして学校を作ったり、起業をしたり、地域の役に立つような人間ではないです。

そういう人間でも、家族ができてもなんだかんだ毎年神山町に行ってしまう。うちの会社は社員ならサテライトオフィスに家族と宿泊することができ、夫も社員なのでそれが大きいですが、親戚がいて(いないけど)気軽に立ち寄れる町、くらいの距離感でしょうか。(冒頭の写真は家族でサテライトオフィスに行った時の写真です)

呼ばれてないのになぜか行ってしまう、不思議な場所・・・


3:「せかいのかみやま」だから

神山町に作る高専は5年間の全寮制です。

親目線では、多少教育にお金をかけられ選択肢がある層であれば、これからの時代、国内の学校だけではなく海外の学校が競合になるのではと思いました。PR目線では、そことの差別化をどう打ち出すのだろうかと考えていました。

そんなに長い期間遠くにやるならいっそ海外にいって多様な文化や価値観を体感し、ついでに言葉も身に付けて帰ってきた方が良いのではないかと。

それについて、印象的な出来事がありました。

高専について記者発表する準備で神山町を訪れた際、地元の方が雑談の中で

「きのうも居酒屋に行ったら、(アーティスト・イン・レジデンスで来てる)***さんとか、***もいてね、言葉も色々だけど、みんなごっちゃになってお酒吞んでいたの。話がわからないのは慣れてるよ〜」と仰いました。(***は外国のお名前)

さらっとお話されていたのですが、わたしは内心静かに感動していました。

この山の中にいながらしにて、世界中の色々な国から、向こうから人が来るのか。観光ではなく。ごく普通の町民が、ごく日常的に、多様なバックグラウンドをもつ人々とのカオスな関わりを体験しているのかと。本当に「せかいのかみやま」なんだなあーと。

少なくとも東京にいても外国人の友人もおらず、近所付き合いもないわたしにはない体験。

いやー、海外留学とは違うけど、ちょっと面白いかも・・・神山なら、ここでしかできない経験が、たしかにあるかもしれない。

と、がぜん本気でこれからの神山まるごと高専に興味をもったのでした。



以上が「わたしが神山まるごと高専を応援する理由」です!

つらつら長く書いてしまいましたが、最後までお読みくださり有り難うございました。

これから開校までの道のり、そして続いていく未来の学生達の日々。

どんなことが起き、どんな思いでそこに関わる人たちがいるのか、それをお伝えすることで応援できたら嬉しく思います。

どうぞよろしくお願いします。