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カラフルジャーニーを準備している(1)

昨年、色彩自然学で色を学んだ私。

色と自然のふるまいに着目したら、ものの見方が一気に深まって、
人生がより味わい深く、生きることがより楽しくなった。

それまで何気なく見ていた
青い空や輝く太陽、木々や花が
なぜその色をまとっているのかが感じられるようになったし

それらがぜんぶ、
人間=つまりわたし自身にも対応していて
「わたしも自然の一部」ということを
すみずみまで、味わえるようになったのだ。

この宇宙の神秘というか、
見事なまでに完璧に調和している自然に
感動しきりだった。

壮大すぎるこの学びを
もぐもぐ咀嚼して飲み込んで
自分の言葉として発するには
半年以上の年月がわたしには必要だった。

ようやく、わたしの言葉になったとき、
わたしは絵本でそれを表現したくなったようだ。

絵本を作るために

水辺で青を感じながら青いカラペを作ったり

湖のほとりにて

赤を味わいながら赤いカラペを作ったり

公園にてざくろの実をお供に

一つ一つの体感が またわたしに
新しい気づきをもたらしてくれた。

そして
完成したその絵本を、
まずは恩師である色彩自然学者 高橋水木先生(以下、師匠)に
見て欲しい、と思い、お忙しいお時間をいただき、
お披露目することができた。

そのときは、
エネルギーが高ぶり、感謝の気持ちや感動があふれすぎて
涙がとまらず、読み聞かせもままならないくらいだった。

とにかくそれは
わたしにとって
こころが震える大きな大事なできごとだった。

師匠も、この絵本を
そして この絵本を作った私のこころを
真正面から受け取ってくださった。

「すごいものができてしまったね、絵理ちゃん。
 これ…どうする?どうしたい?」

と聞いてくださったとき、
わたしのこころに浮かんだのが、
[恩返し]と[恩送り]という言葉だった。

恩返しは、
色彩自然学を教えてくれた師匠に。
学校の運営を支える色彩自然学の学校のみなさんに。
そのベースとなった「色彩論」を書いた色彩と自然の研究者ゲーテに。
この自然そのものである地球という惑星に。
そしてこの世界のすべての源となっている宇宙・神・愛そのものに。

恩送りは、
色に惹かれる人に、
色を知りたい人に、
自分を生きたい人に、
人生をより味わい深いものにしたい人に、
こころゆたかに生きたい人に、
こころの深呼吸をしたい人に。
そういう人たちにきっと[色]がチカラをくれるから。
その味わい方のコツを恩送りできたらな〜と。

そんなふうに思ったんです。

#カラフルジャーニー
#imaieri

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