47.0の奉仕報告

奉仕活動を自主的に辞めたその月から報告するものもないので、私は会衆へ毎月の奉仕報告書を提出するのも止めました。

月末、主宰監督のT兄弟は私に『今月の奉仕報告書がまだ出ていませんが、いつ出してもらえますか?』とメールを寄越してきました。

私はもうこの先奉仕に出るつもりはなかったですし、今までだって本心から聖書の言葉を伝えた時間なんて1分たりともなかったので、
私は『今月は全部0でお願いします。』と返しました。

するとすぐに返事が返ってきて
『それではこれからもずっと全部0という報告でよろしいですね?』
と書かれていました。

それはそれで別によかったので私の中ではあまり怒りの感情は湧き出てこなかったのですが、そのメールを見た母が
『ERIEのメールの文面に対する返しとしてこの文章はおかしい、今月0だからと言ってこれからもずっと0という決めつける解釈は理解できない。』
とすごく怒っていて、メールを転送するように言われたのを覚えています。

そういえばT兄弟から『正規開拓者を降りると1ヶ月くらいで統治体から励ましの手紙が届くから、届いたらきちんとERIE姉妹に渡しますね。』と言われましたが、
それから10ヶ月も集会にだけは参加していたのに今もまだその手紙を受け取っていません。

私は約2年間正規開拓者として走ってきて、奉仕時間や書籍配布数、再訪問数や聖書研究件数などの数字を求められてきましたが、
聖書研究件数は全歴でたった2件だけでした。

ひとりは80代のおばあちゃんで身の上話や世間話に付き合いながら5~10分程度ブロシュアーから質疑応答するのみの人で、
もうひとりはブラジル人の女性でブラジル人の女性は英語の勉強目的で聖書研究を始めただけでした。

彼女もクリスチャンで王国会館に興味があると話していたので1度だけイエスの死の記念式に連れて行ったことはありますが、
私はエホバは存在しないものと思っていたので知識だけでは聖書研究を司会する技量はなかったですし、
仮に聖書研究生を何人も持っていたとしてもたぶん誰にも集会には招待しなかったと思います。

エホバの証人は一見優しそう親切そうに見えますが、特にK会衆はT兄弟が率先するいじめや嫌がらせがあり私たち家族をはじめ辛い思いをしている人たちが何人もいましたので、

その中になにも知らない人をほおり投げて個人的に気に入らないからと成員から嫌がらせを受けてその人が苦しんでしまったら、私は責任を取れないと思っていました。

『聖書研究生を集会に連れてきて、バプテスマまで導いた人はなんて素晴らしい信者だ。』と謳われてきましたが、
私はその行為を『人を救う』ではなく『人を破滅へと陥れる』と認識していて、
私は素晴らしくなくてもいいからこれ以上被害者を出したくないという気持ちがとても大きかったのです。

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