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「ながら英語リスニング」はノリノリで。

なんだか抽象的なことばかり書いてるな、と思ったので、今回はもう少し実践的なお話をしてみます。といっても本格的な勉強法ではなく、楽しみながら時間を有効利用するためのものですが。

普段忙しいみなさんが、さて、英語の勉強しよう!と思っても、なかなか腰を据えて勉強できるような環境を整えるのは大変だと思います。

そこで今回は、片手間にできる「ながら勉強法」を一つご紹介したいと思います。

まず一番取り付きやすいのが、何か他のことをしている間に英語を聞くという方法。

通勤、通学の電車の中や、食事中、料理をしているとき、洗濯をしているとき、ストレッチをしているとき、出かける準備をしているとき、ただくつろいでいるとき、などなど。「ながら英語リスニング」のチャンスです。

では何を聞けばいいのでしょうか。聞ける英語は色々あります。英会話講座の音源、英語の本や小説を朗読したもの、洋楽、映画のシーンの抜粋、Podcastなど・・・

その中で今回、片手間「ながらリスニング」にオススメするのは、
ありきたりですが、
洋楽

なんだ、洋楽か。ありきたり過ぎてつまんない。と思われたかもしれません。

では、なぜ片手間「ながらリスニング」に洋楽がオススメか、というと。

リスニングの力を伸ばそうと思うと、ただ右から左に聞き流すだけではダメなんです。本当に聞き流しているだけでは何も進歩しません。「聞き流すだけ」でいいなら、極端なことを言えば、英語を聞き流しても、全く聞いたことのない言語(たとえばペルシャ語)を聞き流しても、学習効果は同じということになります。違いますよね。

聞いて学習するためには、聞き手の予備知識、聞く時の意識、聞いた後のフォローアップなどが大切です。そして聞いている間は、内容をしっかりと理解しようする意識が大切です。

だから、片手間にやろうとしても、内容が高度すぎたり、高い集中力が必要だったり、まとまった時間がないとできないようなものだと、結果聞き流すことになってしまって、あまり意味がないのです。

英会話の音源、小説の朗読、映画のシーン、Podcastなどは、片手間に聞くには向いていません。ある程度集中して聞くことが必要な上に、「ながら」で聞くには英語のレベルが高すぎるからです(英会話講座の音源を除く)。結果的に、短い時間で片手間にやろうとすると、聞き流して終わってしまうことになりかねません。これらはまとまった時間を取って集中して取り組んだほうがはるかに効率的です。

洋楽のいいところは、楽しんで聞けるというところです。英語の会話や語りの録音を聞くのはもちろんいいのですが、お勉強している感が強く、「ながら勉強」としてやろうと思っても、いかんせんモチベーションが上がりにくい。

その点洋楽だと、ふと脳が疲れたなと思った時に意識がスイッチオフしても、そのまま音楽として楽しむこともできるので、そういう点でも取り掛かりやすいと思います。もちろんその分聞いてるだけで終わっちゃうっていうリスクもあるわけですが。もちろんただ聞いてるだけでは効果はありません

でもせっかく音楽を聞くなら、お気に入りの洋楽を見つけて、毎日聞く機会を作って(例えば○○をする時にはこの曲を聞く、など)、最終的にカラオケで歌ってやるくらいのガッツを持ちながら、ノリノリで「ながらリスニング」、してみましょう。

では具体的に洋楽を使ったやり方を書いていきます。

洋楽「ながらリスニング」の目標

英語独特のリズムに慣れること/英語に対して親近感を増すこと
英語に対して積極的に興味を持つこと/自信を持つこと
語彙を増やすこと/原文の文構成や単語のチョイスに目を向けること
数単語で構成されるフレーズの知識を増やすこと

(注:本格的なリスニング上達法としてお勧めしているわけではありません。)

1.まずはお気に入りの曲を見つける

自分の好きな曲が一番です!聞く気も起るし、長続きします。

注意点:曲全体がラップのものは避けましょう。発音、スピード、内容、ともに難しいです。Swear words(普段言ってはいけない言葉:f**k、Sh!t など)が使われていることも多いです。それから、歌い手の英語のスピードがやたら速いものも避けましょう。

例:個人的には、もしディズニーが好きなら、ディズニーの主題歌がまずオススメです。洋楽女性アーティストだとケイティー・ペリー(でも最新のDark Horseはちょっと難しいかな)、男性アーティストだと最近チャートのトップをにぎわせているファレル・ウィリアムスなんかも意外と聞き取りやすく、歌うスピードも速くなくてちょうどいいと思います。ファレルの「ハッピー」なんかでノリノリに”Clap along!”「ながらリスニング」、楽しそう!

2.歌詞を手に入れる

Googleなどで検索すればすぐに見つかります。「(曲のタイトル)lyrics」で検索。歌詞を見てみて、難しすぎると思ったら、他の曲も探してみましょう。

3.まずは歌詞を見ながら曲を聞いてみる

特に洋楽ポップなどはあまり難しい言葉が使われていない曲が多いので、意外と「あれ、聞いてると難しく聞こえるけど、言ってる内容はこんなもんか」と思うかもしれません。

4.サビの内容を(一部だけでもいいので)意識して聞いてみる。

歌詞を目で追いながら曲を聞いてみます。次に、英語の単語一つ一つの音に捕らわれずに、どんな風に聞こえるかを意識して、聞こえる通りに一緒に脳内再生、もしくは歌ってみましょう。サビすべてじゃなくても大丈夫です。記憶に残ったところだけでもOK。(ちなみに歌うのは難しいです。頭の中で英語を意識して再生するだけでも十分です。)

5.曲全体を聞きながら、4で記憶に残ったところだけでもいいので頭の中で口ずさむか、実際に一緒に歌ってみる。これで下準備完了です。

6.好きな時にサビの記憶に残っている部分を意識しながら曲を聞いて、また時間のあるときに歌詞を見てチェックしつつ、少しずつ「内容(使われている英語)を意識して聞ける範囲」を広げていく。

最初の目標はサビ全部。サビ全体が掴めたら、もうその部分の英語を覚えてしまいましょう。そしてそこからジワジワと範囲を広げていきましょう。

7.サビだけなら「今度カラオケで歌ってやろうか」くらいのレベルになったら、改めて自分の口ずさんでいる英語に意識を向けてみる。

例えば、頭の中で文全体を一つの文章として意識したり、文の構成や、サビ全体の意味、使われている単語について考えたり、この単語の発音はカタカナではこう書くけど実際はこう聞こえるんだな、と考えてみたり、などです。この時点で、使われている英語を客観的に分析できるくらい、曲に慣れていることがポイントです。

8.こんな感じで曲全体を意識しながら聞けるようになるようにがんばっていきます。

そんなの聞くだけで効果あるか?と思われるかもしれませんが、意識して聞くのとただ聞き流すのでは大きな差があります。

ポイントは、

1.何回聞いてもまた聞きたくなるようなお気に入りの曲を選ぶこと、

2.難しすぎないレベルの英語の曲を選ぶこと、

3.曲を聞いているときは常に聞こえてくる英語に意識を向けること、

4.これ歌えるようになったらカッコいいかも、と思うこと(笑)

5.積極的に、ノリノリで(笑)、です。

おもいっきり蛇足ですが・・・
ファレルの「ハッピー」、聞きたくなったので貼っておきます。(笑)
全体は難しいと思いますが、サビだったら何回も繰り返されるので意外といけると思います。

https://www.youtube.com/watch?v=k-FFdYoq2r8 
(日本版PV・・・ふなっしー。笑)

https://www.youtube.com/watch?v=y6Sxv-sUYtM 
(オリジナルPV)

♪Because I’m happy
Clap along if you feel like a room without a roof
Because I’m happy
Clap along if you feel like happiness is the truth
Because I’m happy
Clap along if you know what happiness is to you
Because I’m happy
Clap along if you feel like that’s what you wanna do

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