人生好きなことは何でもやっていいのだと教えてくれた人の話
誰しも、人生でこの人に影響受けたなーという人がいると思います。
わたしの人生、この人無くしては語れない!というくらい憧れて、影響を受けたのが、祖父です。
この人ね。
身近な存在の中で絶対的な憧れの存在でした。
わたしの親戚は、それはそれは賑やかなのですが、それはこの祖父の存在が大きいのです。
ピアノじゃらじゃら弾いて、ドイツ語の歌とか歌っちゃうんだよ??
ドイツ語!なんてオシャレなんだ!
親戚で集まれば、いつもだれかがギター弾いて誰かがピアノ弾いて、誰からともなく歌い出し踊り出す。
それは祖父から受け継いだ宝物。
パーティー好きで、絵を描いたり、ヨーロッパに旅に行けばそこで風景画を書いたり。ピアノ弾く姿はかっこいいし。サッカーもずっとやっていたし、とにかく何でも出来る多彩過ぎるみんなの憧れの超人でした。(西洋文化を凄く取り入れる人だったので、とにかく世界がオシャレに見えた♪)
そのどれもこれもが独学らしいです。
(サッカーは違うでしょうけど)
だからなのか、わたしも独学派。
そして、祖父が完全なるサッカー派だったからか?
親戚どこを見渡してもみんなサッカー派(笑)
その影響か何なのか??わたしは高校の時女子サッカー部に入り、ばりっばりにサッカーをしていました。
(その後出産するまでは細切れながらもサッカーやフットサルを続けてたよ)
女の子でサッカーをやるのがまだまだ珍しかった時代。祖父は孫の一人が女の子なのにサッカーをやったことが嬉しかったようです。
だって、亡くなる前、最後に交わした言葉が、
「サッカーはいいぞ、いつまでもやり続けなさい。」
だったんだもの。
(まさかその会話が最後になるとは思わなかった)
そんな祖父のもとで育った母の青春時代の話を聞くと、んもう、一体何?!というくらい憧れる世界が広がっていました。
大人数(数十人)でバスを貸し切って色々なところへ出かけたそう(主にスキーかな?)
そんな青春時代のお話。
祖父が真ん中でアコーディオンを演奏。
(アコーディオンだよ?!オシャレ!)
その周りを母世代の仲間たちが円になり囲んでダンスを踊る。
ここは外国ですか??
というその光景が写真に残っていて、なんか、もう、ほんとに羨ましかったのを覚えています。
わたしもこんな世界で愉快に生きたい!!!
そう強く思ったことを覚えてる。
そしてその祖父のエネルギーは脈々と親族に受け継がれ、本当に色んな場面ですっごく愉快で楽しい経験をたっくさんさせて貰いながら育ちました。
好きなことは何だって貪欲にやっていいんだよ、
ということは幼心にも伝わってきていて、わたしは有難いことに大人になることはとても素敵なことだと思って成長出来ました。(そして、祖父以外にもわたしにとって人生のお手本になる大人がたくさんいた)
大人になると、結婚すると、
どんどんやれることが制限される?!
自由でいられるのは子供のうち?!
そんなことを耳にする度に、
いやいや、、そんなわけないでしょ!
と思ってきた (笑)
お陰様でわたしも好きなことは全部やる!
という人生がそこそこ生きられていると思っています。
スポーツもやりまくってきたし(今はダンス)、音楽活動も20代にどっぷりとやった。
30代以降は物作りの世界にどっぷりと。
20代のころ、「マルチアーティストになりたい」と、友達に語ったことを覚えてる。
だって、好きなことありすぎて、全部やりたいんだもん!!とね (笑)
わたしにとってはそのどれもがクリエイティブであり、クリエイティブ思考でいることがわたしにとっては喜びなんだなぁと最近は特に強く思わされる場面が多いです。
というのを、歳を重ねれば重ねるほど実感してます。
そして、多分血なのでしょう。
親族見渡すと、ミュージシャンやアーティスト、経営者も多く、なんか、みんな人生謳歌してる。
枠が無いっていうか、自由な人が多い。そして、多種多様な人、物、事、を、受け入れる器も大きい気がする。
人生謳歌している存在が子供の頃に身近にいると、
自然とそんな風に何やってもいいんだなーという許可を自分に出せるのが当たり前になる気がします。
だからね、、、
わたしには6歳の息子がいますが、息子にとって母親であるわたしがどう映っているのかはわかりませんが、わたしは「良き母親であること」よりも、「自由でいること」を大切にしています。
なんか、、好きな事色々やってるよねー?
なんか、、一人で海外に行っちゃってない??
(昨年2回海外に行きました)
なんか、、色んなもの作ってるなー?
なんか、、色んなもの作ってくれるなー?
なんか、、歌も歌ってたらしーなー?
なんか、、ダンスもやってるよねー?
なんか、、サッカーもやってたらしーぞ?
こんな風に、なんだかよくわからないけど好きなことを色々やっている人、という風に息子の脳裏にインプットされてればいいなって思ってます。
なぜかというと、わたしが子供の頃そんな大人を見るのが好きだったから。そんな大人達が子供のわたしをワクワクさせてくれたから。
これに尽きる。
だから、わたしもそんな大人になりたかった。
そして、その環境が今のわたしにとって本当に大切な財産で、そこから受ける恩恵があまりにも大きかったから。(これも歳を重ねれば重ねるほど実感する、、)
そんな大人を見れる事から夢を感じたし、夢は大きく持っていいものだと思えてたし、大人になることは楽しい事だと思って子供時代を過ごせたから。
だから、息子にもそんな風に、「人生は楽しくて、この世界は素晴らしいところなんだ」ということを自然に思える大人になってくれたら嬉しいなと思っています。
実際のところはどうなるかはわかりませんが、未来のことは誰にもわからないし、息子が何をどう受け取っているのかは分からないし、息子の人生は息子のものだし。
でも、わたしがやれることはそれ。
良い母親、、は出来ないしそれが出来ない自分のことを理解しているので、最初から世間で言う“良い母親“になるのは(腹括って)早々に諦めました、、^^; (その役割は夫に託している)
ならばわたしはわたしに出来ることをやるのみ。
正解は誰にもわかりませんが、自分で決めた生き方を貫くことが大事。
そして、もしもこの先息子に嫌われたらそれまでだ(笑)(嫌だけどね、仕方ないじゃない。そう腹を括っている)
子供の頃、わたしに夢を見させてくれた沢山の愉快な大人達に、本当に本当に感謝してます。
そして、愉快な大人としてわたしの世界に最初に現れたのが、この祖父なのでした。
もちろん、子育てに対しても人生のさまざまな出来事に対しても葛藤はたくさん出てきますが、それはその度に向き合って咀嚼して、また川の流れを良くすればいいのです。
そうやって、丁寧に向き合うことは忘れずに生きていきたいです。
(とか何とか偉そうに言いつつ、毎日のように息子にギャーギャーと怒っているわたしは内心撃沈してます。まぁ、現実こんなもん、と、受け止めます (笑))
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