フィリピンの女の子

幸いな事に、お仕事(ジャパレス)のトライアルが先日初日を迎え、

この週末で継続かどうかのジャッジが出そうで、何とかモノにしたいと思っているところ。

英語環境でもなければウェイトレス(サーバ)のライセンスもなく

やるのは日本の居酒屋メニューなのだが、キッチン職は初めてで、

厳しい現場、スピードと質の両立と思うと楽ではないが、

あえてそれを海外で学ぶのも面白いかもと(トロントで日本食)。

(語学はそこまでストイックでない自分が正直なところで…。

でも必要性は感じてるから少しづつやります)

それで、本題。職場にもいたフィリピニストの女の子。

若くおしゃれも気にしていて若いしとても可愛い。それと別で

最近シェアハウス(家主同居・ほぼホームステイだが)に

入ってきた子(日本人女子)もフィリピン(短期留学)から

カナダに来たらしく、現地の暮らしについて話を聞けた。

食事は1食100円満たない。たらふく食べて500円以内。

給料は20分の1満たない、職種で大きな格差があり、

(聞いた話でぱっと書いてしまったので補足:

外部サイト https://www.soroptimistphil.org/2019/02/12/フィリピン人の平均年収と格差社会/  )

海外に行くにはまずパスポートを取るにもエージェントの手配が必須、など

裕福であることが前提。

(ほかゴミ処理場はない、ゴミ山で漁る人は多くいる状態。など)

日本がトップクラスを誇る(皮肉)フードロス(食品の破棄)に関しても

「何で捨てちゃうの!!!???????」ってリアクションだったと。

“衛生的”な事情(建前)は理解できるがやはり度を越しているよな、と思う。

(何かで見たが10人の食事をほぼ2人で独占している状態なのだそう)

パスポートにしろフードロスにしろ日本人は恵まれ過ぎていて

世界的に見れば “非常識” な “常識” が沢山あるんだと思う。

物価が安い国で留学というのもよくある話(少しは検討すべきだったかと思ったが)

現地人からすれば大金持ちなんだろうなと人ごとのように思って聞いていた。

フィリピンには留学生だけでなく移民には先進国のリタイア層も多く、

現地の若い女の子は経済的な目的で婚姻関係を持つことも少なくないそうだ。

先立たれたとしても、それはwin-winな現実なのだと知った(真意は判らない)。

閉鎖的な環境から抜け出せない状況は、5年前に船で訪れたヨルダンの

難民キャンプで見た子供たちを思い出した。

留学生なんてもちろん観光地でもないので外人が来ればまるで“動物園”(外人は子ども達に取り囲まれる)。

教育はなされているため習いたての“What your name?”の嵐(使う機会なんて滅多にない)。彼らが無邪気に写真を撮らせてくれるのは純粋に“撮って欲しい”から。

バスの出発時には体力尽きるまで手を振り追いかけてきた。連れてってくれと言わんばかりに…。

フィリピンの子も日本人などの留学生と話すのは面白かっただろう、

きっと我々の母国は彼らにすれば「夢の国」。(自殺多いけどね)

否定する気はさらさらないが、安価で短期留学というのも

そのギャップを利用しているのかと思うと少し切ない気がした。

生まれてくる環境で人生が違ってしまう。子どもに罪はない。

命は平等なはず、が、可能性が開かれない人生は

世界的に見て “非常識” ではない。