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乱切りを超えた日

天気 晴時折曇 16/13
体重 0.3減(前回計測値比)
筋トレ 実施

プランクを最初にやったとき、まずその体勢すらとれず床にへちゃっとなった。ちひ、と笑った。おかしくもないのんに。
いまは1分くらいなら板状の俺、を保てる。
サイドプランクも楽々でけるよーなって、生まれて初めて筋肉を身近に思う。
そやけどひとつ気がかりなんは、肘の皮がむけてやや色素沈着してきてること。

朝飯前詩集
 あばら筋比


 熱い和紅茶
 水


 自分で組成した海苔弁
 りんご錯乱切り
海苔の全形を1/2にして、さらに小っちゃくちぎったんを、やや重複させながら敷き均した米飯面へ偏執狂的に貼り付けると、いま気に入っている弁当箱にちょうどのかんじ。
ってことは、白ご飯2段にしたらきっちり海苔1枚やんかいさ。
ということに気づいてから海苔弁をたまに作るようになった。
おかずは、なし。

くし型に切ったりんごって、ほんと食欲湧かない。
なぜか。あの形に見慣れすぎたのか。
なので、ついにあっち側へ踏み出してしもたお人んなったつもりで錯乱切りにしてみた。
俄然、おいしゅなったぇ。


 キャベツの焼いたん、焼きマヨネーズ添え
 ビアー

食料品の買い物について考える。
二日以上の献立を考える事はできるが、その通りにするのはとてもむつかしい。
なんでて、必ずや別のものが食べとなってまうから。
別のものというか、予定されているそれ以外を食べとなる。
その結果、液体化した野菜に、意図せずでけてしまった干し肉に、賞味期限が一昨年だった調味料の発掘に戦き、牛乳を腐らせず且つ枯渇もさせぬ“運営”の難しさに絶望した。

つまりは予め決められるのんがいやなんやろうと今は理解している。
予め決めたんは自分であるにも関わらず。
このどむならん性向は自活するようなって割合早いめに分かったので、悩む間もなく、計画的食生活はあきらめた。
一週間分の買い出し、野菜や肉魚の下処理、副菜の作り置き、災害時を考えた備蓄と管理。
これら生活人としての堅実な営みが、わたしには土星の環よりも遠くに見える。

毎日、自分の腹にお伺いして食べたいものを決める。
というと果てのない内的宇宙から1本のちくわをつかむような茫漠を感じるかもしーひんけど、様々な制限があって存外狭い範囲で日々のお菜は決まっている。
・食にかけられる金額のはっきりした上限
・行動範囲にある店舗の種類、等級の有限
・料理や食品の呼び起しを阻む脳内限界灘
・過敏性腸症候群からくる核分裂及び臨界

FODMAPと総称される糖質の影響を強く受ける体質と知ってから食への興味が失せ、外食で珍やかなものを食したい気持ちもあまり湧かなくなった。
低FODMAPの食事を心掛けていると、お腹がペタンコでとても気分が良い。
そのペタンコの腹の中で腸がツヤツヤと伸びやかに蠕動している楽し気な雰囲気が、直接、脳に届く。
腸の快適が、いろいろなものの欲し、を上回るのだなぁ。
ここでまた思い出すのは、内田百閒の“餌、美味い論”だが、いまだこの出典を見つけられていない。

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