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昭和の香り漂う商店街へ

うちの近所には昭和の香りが漂う商店街があります。

枡形商店街

個人商店が軒を連ねているこの商店街、今も賑わいが衰えず、昭和をご存知の方であれば懐かしい気分になること間違いなしです。特に昭和を感じさせるのは、短いアーケードなのに精肉店がいくつもあって、昔ながらの計り売りをしてくれるのですが、実は不思議なことに牛・鶏・ホルモンといずれも専門店なんですよ。

「なんで?」って不思議に思う若い方も多いのでは?日本の庶民が牛肉を食べるようになったのは、明治以降のことなんだそうです。江戸時代には仏教の影響からか食用が避けられていた牛肉ですが、それが明治になると一転して「牛鍋」が明治の文明開花の象徴となりました。豚肉も明治以降の養豚業の奨励によって食用が普及されたんだそうです。「それじゃあ、鶏肉は?」って思いますよね…

実はそれ以外の食肉は、江戸自体以前から食べられていたみたいです。次のTBSのページに解説がありました。

子供の頃、おばあちゃんが台所で「かしわ、かしわ」と連呼するので「それって何?」って聞いたら、鶏肉のことだと説明してくれたことを思い出します。まさか「生類憐れみの令」に由来する隠語だったとはね。こういった今ではちょっと不思議な風習に僕は古き良き昭和を感じてしまいます😀

唐突に商店街の話をしたのは昨日の話題のアイリッシュシチューが原因。
やはり「アイリッシュシチューには羊の肉でしょう」と思い始めたからです。もちろん枡形商店街には羊肉の精肉店もあります。

羊肉の精肉店

こまぎれを100グラムぐらい買ってきました。
これもディープな京都の楽しみ方ですね😀(つづく)

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