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26年前の教訓を生かす!

本日は前回お話した『トリアージ』について
26年前の今日・・1月17日神戸の街が大きく揺れ、たくさんの命が失われた日。阪神淡路大震災が起こった日。
発災時は災害医療という分野もまだまだ未開拓の状態で、この震災をきっかけに災害医療に着目されたくさんのシステム・考え方などは開拓されていきました。

その一つが『トリアージ』

そもそもトリアージとは、大規模災害などで多数傷病者が発生した場合に、救命・処置の順序を決定するためにふるい分けを行うこと

『最大多数に対する最大幸福の達成』を目指して行うことが必要

これも災害の規模によって多少変わる
例えば・・
〇列車事故の場合は、病院自体は安全であり機能しており、診療も診察・処置も普段通り可能、医療資源も十分
〇大規模地震がおき、病院の機能も今は保たれてるが今後どうなるかわからない、医療資源にも限界が・・

この二つの違いはわかりますか?
そうです、病院自体が被災しているか、スタッフが十分に確保可能か、医療資源の供給が可能か、傷病者(けがをしている人)の人数・・・などなど
様々なシチュエーションで変わってきますが、原則は同じ!

トリアージでは・・トリアージタックを使って判断するよ!
↓↓トリアージの色の意味はこれを参考にしてね!

〇どうやって赤・黄・緑・黒を判断するの?

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このフローチャートにそって進んでいくことでOK!医療者だけが使うものではないので誰でも使えるようになっているとはいえ・・
呼吸回数数えたり・・脈拍を図ったり・・気道確保・・一般の方には難しいですよね。だから、看護師になるあなたにはぜひ覚えておいてほしい。

とっても大切なのは、これは今・その時の判断なので時間経過とともに傷病者の状態は変化するもの、だから・・

『トリアージは繰り返し行うものである』

順序は完璧に覚えなくてもトリアージタックに書いてあるから大丈夫
それぞれの観察方法を知っていることが必要!

ちなみに看護師国家試験にも毎年出題されている
第103回 午後77問
1.トリアージタッグは衣服に装着する
2.トリアージでは傷病者の状態を3つに分類する
3.判定を示すトリアージタックの区分色は一度決定したら変更しない
4.最優先に治療を必要をする者には赤のトリアージタッグを装着する
                         正解・・4

26年前の教訓からできたシステム、、風化させることなく、次に起こる震災の時にひとり多くの救える命が増えるよう生かしていきたいですね。


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