Power AutomateによるChatGPTの業務応用性を考える

仕事でChatGPTを使いたいがために、以下の記事を参考に、teamsでChatGPTを使えるようにしてみた。技術的には何も変更せずそのまま動かしているだけであるが、気になったことを少々記載する。

TeamsでChatGPTを利用する方法(Power Automate) | 誰でもできる業務改善講座 (sekenkodqx.jp)

応答が遅い

私は、普段の業務でもPower Automateを活用しているが、主にアンケートのデータ連携などに活用しており、レスポンスの遅さについては特に気になることはなかった。
しかし、AIとのチャットを目的とすると、レスポンスが気になる。
GASによるChatGPT連携LineBotの応答が軒並み1分以内のところ、Power Automateを用いると2~3分かかる。
仕組み上仕方ないが、チャット機能の代替としては難しいだろう。
投稿されたファイルの要約などには使えるかもしれない。

返信1ラリー

今回用いたフローは以下のとおりである。
トリガーを「新しいメッセージ」としている以上、返信には反応しない。

フローをより複雑にしたうえで、返信ではなくお互い新規投稿を繰り返せば会話が成立するようだが、複雑にすればするほど応答速度は伸びる気がしている。

teamsプレミアムとMicrosoft 365 Copilot

そうこうしているうちに、teamsプレミアムにはChatGPTが統合され、OfficeにもChatGPT搭載プランが発表された。
Microsoft 365 Copilot登場。ビジネスにAI全面導入 - Impress Watch
Power Automateを勉強すること自体はとても良い経験になったが、ChatGPTを使うという意味では、OpenAiとパートナーシップであるmicrosoft社の製品に対して今頑張るのはもったいないと感じた。

これからは社内への導入は気長に待ちながら、ChatGPTを使ってどんなことができるか、どんなことをしたいかという部分に力を注ぎたい。

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