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【エリザベス女王杯】11/12(日)推奨馬

皆様の参考になれば幸いです。

京都11R エリザベス女王杯

◎1ブレイディヴェーグ
○2ルージュエヴァイユ
▲11ライラック
△14マリアエレーナ
△7ジェラルディーナ


今年の出走馬はG1馬がジェラルディーナのみで、そのジェラルディーナも昨年の勝利を最後にその後は5戦して未勝利となっている。また、直近1年間で重賞を勝利した馬は4頭だけと、過去3年と比較しても(2022年:10頭、2021年:8頭、2019年:7頭)やや低調なメンバー構成となっており、例年以上に混戦ムードとなっている。

今年から舞台が阪神から京都に戻ることで、大きく2点変わる。

1角までの距離が短くなることでペースは落ち着きやすい
②2度のスタンド前の坂越えが無くなり、求められるタフさが小さくなる

実際、当レースの過去10年の前半5Fと後半3Fを見ると(下に記載)、京都開催では前半のペースが緩みやすく、レース上がりは34秒台前半~中盤となっており、上がりがかかりやすい阪神開催とはレース質が異なることが分かる。よって今年は速い上がりに対応できる馬を重視したい。

エリザベス女王杯の前半5F&後半3F
2013年:62.7|34.5
2014年:60.3|34.1
2015年:60.7|36.3※大逃げ馬が存在
2016年:61.8|34.1
2017年:62.0|34.4
2018年:61.4|34.7
2019年:62.8|34.6
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2020年:59.3|34.8
2021年:59.0|36.5
2022年:60.3|36.4

◎1ブレイディヴェーグ
個人的に評価したいのは前走のローズS(2着)。前半57.3のハイペースで展開に恵まれたという見方もできるが、出遅れながら自身上がり32.9と限界に近い脚で追い込み、3着以下には0.3差と明確な差をつけた。この馬に先着したマスクトディーヴァは、秋華賞で直線詰まり、前が開いてからラスト1Fしか追えてなかったにもかかわらず、内で立ち回ったオークス2,3着馬&紫苑S勝ち馬に一瞬で0.4差をつける競馬をしたことからも、ローズSのレースレベルは高く、相対的にこの馬の評価は大きく上がった。
レコード決着だった前走から間隔を空けてきたことで反動はないはずだし、輸送も経験済みなので不安材料は少ない。先に挙げたように今年はメンバ―レベルが低調であることからも一気の戴冠まで見えてくる。

○2ルージュエヴァイユ
前走の府中牝馬S(2着)は、前半48.0-後半46.1のスローペースで上がり32.7で追い込むも届かずという内容であったが、タイム差なしの2着と勝ちに等しい内容。2走前のエプソムC(2着)はハイペースの差し決着の展開を番手で先行しながら粘っており、近2走は見た目以上に強い競馬をしている。初の関西遠征など不安要素はあるものの、負けたときの敗因が明確で底を見せていないし、人気的に妙味もあるのもプラス材料。

▲11ライラック
前走の府中牝馬S(3着)は+18kgと大幅に体重を増やしてきて充実期に入った印象があり、競馬の内容を見ても、これまで上がりのかかる競馬やタフな馬場で好走してきた馬が、軽い馬場&上がり勝負に対応してかなり成長を感じる一戦であった。馬キャラを考えれば、2200mへの延長はプラスで条件好転だし、まだ上積みがありそうなここは積極的に狙いたい。

△14マリアエレーナ
前走のオールカマー(4着)は、ハイレベルのメンバー相手に好走し、価値ある一戦であった。中山→京都と直線平坦の舞台に替わるのもプラス材料。ただ、クロフネ産駒は芝重賞41勝のうち、ワンターンで36勝を挙げており、ツーターン以上ではたった5勝のみである。また2200m以上の重賞では未勝利であるので、血統面から強気にはなれず、ここは相手まで。

△7ジェラルディーナ
オープンに昇級して以降の成績
レース上がり34.9以内(0-1-0-4)※香港含む
レース上がり35.0以上(2-0-2-3)※宝塚4着

以上のデータより、レース上がりの違いで好走/凡走のパターンがはっきりしており、過去の傾向からレース上がりが34.9以内になりそうな京都2200だとキレ負けする印象。それでも早仕掛けして4着に粘った宝塚記念の内容だけ見れば、能力面でここでは足りるはずだし相手には入れておきたい。

【危険な人気馬】
これまでの成績(1-2-2-21)
消3ハーパー
キレなくジリジリ伸びるタイプなので、距離延長はプラスだが、裏を返せばそこにしか魅力がない馬。前走の秋華賞(3着)は、スローで着差つきにくい中で後方にいたマスクトディーヴァにはラスト1Fだけで突き放されているので内容で完敗だし、相対的に展開不利があったモリアーナとエミューとはそれぞれ0.1差、0.2差で、ここで通用するだけの競馬を見せていない。


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