競馬オタクと行く海外競馬(ドバイワールドカップデー編)

皆さんこんにちは。馬です。今週はドバイワールドカップデーということで、競馬オタクとしては現在の日本馬がどれほど世界水準で通用するのか確かめられる舞台、馬券購入者としても如何に過剰評価されている日本馬を軽視して期待値がある海外馬を拾えるかといった観点で非常に楽しみなイベントとなっています。

ただ、海外競馬なんてわからないよ〜!どうやって比較すればいいの!?ウマ娘はさっさとロンシャンとシャティンとメイダンくらい実装しろ!といった声も多数あるでしょう。そもそもそれなりに海外競馬に精通している方が知識量としてはおかしいねんけどな。

というわけでこの競馬オタクがドバイワールドカップデーを楽しむ、そしてあわよくばめちゃ儲ける舞台として紹介記事を書いている次第でございます。

早速ですが基本情報をおさらい

ドバイワールドカップデーは9レースのメインであるドバイワールドカップを中心に、メイダン競馬場の芝・ダートで複数の重賞(G1)が行われる、そこそこ歴史があるお祭りです(初回からもう30年近いよ)。ドバイワールドカップミーティングだのドバイワールドカップナイトだのとも言われていますが、基本的には名前はなんでもいいですね。あと毎回土曜夜からグリーンチャンネルくんが無料中継してくれます。今年もやるはずなので皆で見れますね。

そんでもって賞金総額も一日全体で30〜40億出るし日本馬でもそれなりに戦える土壌とあって、毎年結構な数の日本馬が参戦します。特に今年は例年よりも異常な数の日本馬が参戦しているのでその分馬券としては日本に対して逆張りするのが大きいメリットになってくるってワケ。

日本から馬券を買えるのは6Rのゴールデンシャヒーン、7Rのターフ、8Rのシーマクラシック、9Rのワールドカップですが、他レースにも日本馬が出ています。まあこっちは時間あったらもっと深めに見解書くかも。

一応出走馬は
2R ゴドルフィンマイル
ウインカーネリアン
バスラットレオン
ラウダシオン

5R UAEダービー
ゴライコウ
コンティノアール
デルマソトガケ
ドゥラエレーデ
ペリエール

となっています。まあゴドルフィンマイルは昨年覇者のバスラットレオン、UAEダービーは能力的にはペリエール、適性面ならデルマソトガケとかそこらへんが好走したら面白いかなって感じですかね。

前置きはここまでで早速予想をしていきましょう
6R ゴールデンシャヒーン メイダン ダ1200m
日本出走馬はレモンポップ、ジャスティン、リメイク、レッドルゼル

コロナで中止となった2020を除いた過去5年の着内馬はこんな感じ
2022
1着スイッツァランド UAE
2着レッドルゼル 日本
3着ドクターシーヴェル アメリカ
2021
1着ゼンデン アメリカ
2着レッドルゼル 日本
3着キャンヴァスト UAE
2019
1着エックスワイジェット アメリカ
2着マテラスカイ 日本
3着インペリアルヒント アメリカ
2018
1着マインドユアビスケッツ アメリカ
2着エックスワイジェット アメリカ
3着ロイエイチ アメリカ
2017
1着マインドユアビスケッツ アメリカ
2着コミカス UAE
3着モラヴィジ UAE

まあ名前だけ並べても何やねんとなるかもしれませんが、日本馬でも比較的好走は可能、やはり主力はアメリカ短距離戦線の馬、UAEの不人気組が穴を開けるケース多し。
が特徴といったところでしょうか。これはまあ各国ダートのレベル的にもしっくり来るかなといったところ。

日本勢で好走歴のある馬は
2着2回のレッドルゼル、2着5着12着のマテラスカイ、4着チェーンオブラブ、5着コパノキッキングといったところでしょうか。

ここで注目なのは脚質。ダート短距離となると基本的にはイン前の逃げ先行が有利なのですが、好走してくる馬には結構中段からの差しや追い込みが目立ちます。エックスワイジェットやマテラスカイ、ゼンデンなど強豪の逃げ先行勢も結果は残せる一方、マインドユアビスケッツはかなり豪快な差し馬でしたし、スイッツァランドが中段差しから大穴を開けてみたり日本好走馬もレッドルゼル、チェーンオブラブなど末脚の質が一級品だった馬が目立ちます。これはメイダン競馬場のダートが比較的外差し可能なダート質、形状であることが起因していると思われますが…
なんにせよ、「本命にするならアメリカの強豪格」「差し届かなかったタイプの穴馬と地元勢の穴馬は期待値高い?」を基本アプローチとするのが丸そうです。

ではまず日本勢から短評を

レモンポップ
恐らく日本勢最高人気となるでしょうが、個人的にはかなり買いたくない。というのもずっと距離短縮すればもっと強いと言われていますがレース内容からは正直そんなこともなく、あくまで東京1400〜1600が守備範囲ではあるもののその前に出走した阪神1400や中京1400では条件戦レベルで割と力負けしているため。海外勢が混じった高速巡航戦で今までと同じようなポジションを取れるか?また、比較的前目に付けたとてコースバイアス的な危うさはどうなのか?控えて末脚勝負してリメイク、レッドルゼルに勝てるのか?を考えると人気での購入はかなり微妙なラインと見ています。馬券的に私は切り。

ジャスティン
流石にバイアス的にも面子的にもちょっち厳しいか。どちらかといえば帰国したあとのレベル下がったレースでオッズ付いたらしこたま買いたいタイプ。ただ、めっちゃ嘗められるほど弱いわけでもなくリヤドでも4着キープはしているので、すんごいオッズ付いてるみたいな感じなら穴で抑えはアリに見えるレベル。

リメイク
個人的にはかなり期待の一頭。というのもメイダンダート短距離で好走するに必要な条件として個人的には中山、阪神のダート1200mで好走してくることが入っているため。この条件はダート短距離としてはかなりタフな条件かつ、レベル的にも海外で通用する逃げ先行勢が揃うので、年末のカペラSで見せた鬼脚はこの舞台でも炸裂する可能性は高い。
リヤドは基本差しが不利寄りなコースのため前走よりはだいぶ条件良化するはずで、レッドルゼルと互角かそれ以上の水準が見込めるならかなりのチャンスに見える

レッドルゼル
一周回って言う事無し。2着2回の舞台で実績は充分、能力的にも衰えはそこまでないし多分人気もするだろう。対抗評価くらいで買っても良いけどオッズ的にな〜てそこだけが問題
海外勢買うならリメイクとそこに合わせるから枠がないかもしれないな…

続いて海外勢。基本的にはサウジで超絶格が違ったエリートパワーを水準として考えてます

ガナイト
リヤドダートスプリント2着。ブックメーカー2番人気で多分海外勢だと一番推されてるけど、これこんな人気になるんかなぁ?前走割と綺麗なレースだったのにエリートパワーには結構な完敗してたからそこまで評価が高くない…
今回の条件であればリメイクの方が上に来ても全然驚かないな

スイッツァランド
昨年勝ち馬ってだけであんま買いたくないけど内容からして結構強いんだよな。多分4,5人気くらいなんかな。だったら本命寄りで買うかもしれん。ガナイトよりは少なくとも行けそうだと思う。

サウンドマネー
個人的にはかなり推し。前走内容がかなりの王道競馬で、タズやムーヒーブにかなりの差を付けるなど現地組では一枚抜けた能力を見せてくれたと思っている。単純比較ならスイッツァランドともそこまで差は無さそうかも?
2.5キロ貰ったとはいえトゥルーノースSではJackie's Warriorの2着(まあ完敗ではあったのだが)で後ろを大きく離しており、アメリカ競馬的な水準でも好走水準は満たしているように感じる。有力候補に完敗した経験を踏まえてのオッズならガナイトよりこっちなんじゃなかろうか。

地元勢で言えば上記タズやムーヒーブは全然人気無いならヒモに加えたい気もする

スーパーオチョ
昨年度BCクラシック6着馬。アメリカ競馬レベルで逃げの手が打てるのは大きな武器で、直線も比較的粘れていたしオッズが付くのであればこの面子ならかなり面白いのではないかなと思う。3枠引いたし前行って意外と止まらんを期待しても良いかも

シベリウス、シーズィーロケット、ホプキンズ
アメリカ組を纏めて。正直横比較がかなり難しいラインで、オッズが付く方に張るみたいな浅いやり方が一番良いんじゃねえかな…と思う。

シベリウスは前哨戦連勝しているものの、昨年1200mのオグデンフェニックスSでBCスプリント3着馬マニーワウに2馬身近く差を付けられての4着(まあ外回してたし多少は度外視で良いかも?)
この馬の前走調べようとしたらNBAのペリカンズばっか出て来てキレそうになった。

一応ペリカンSもそこそこ強い競馬だったし先行力もありそうなので買うのは全然アリ

シーズィーロケットはBCスプリント2着馬。エリートパワーに迫った実績は結構デカい。が内容的にはインを上手く抜けてのレースだったのでめちゃ高く評価出来るかといえば微妙。水準的には全然足りてそうではあるんだけどね。こういう実績だと日本プール人気しちゃうからオッズ見て考えよう

ホプキンズは1700でカントリーグラマーに破壊されたりしているが短距離戦線なら十二分に強豪。前走も強い走りをしていたしまあ水準にはある。

3頭ともアメリカ競馬の短距離馬らしい前につけてスピードで粘るみたいな馬なので枠も重要かな

というわけで印としては
◎サウンドマネー(前哨戦快勝、比較的オッズが付く軸としては信頼に足る)
◯スーパーオチョ(枠良し、逃げられれば大穴あり)
▲リメイク(日本勢の中なら足りても良い)
△スイッツァランド(昨年覇者、能力は高い)
☆シベリウス、シーズィーロケット、ホプキンズ(オッズ次第で入れたいアメリカ勢)
注タズ、ムーヒーブ(超大穴として抑えるなら)
といった感じでしょうか。荒れ前提ですが出来れば買い目は7頭以内には抑えたいかな…

7R ドバイターフ メイダン 芝1800m
日本出走馬はダノンベルーガ、セリフォス、ヴァンドギャルド
ドウデュース出走取消により多少暗雲ががが

コロナで中止となった2020を除いた過去5年の着内馬はこんな感じ
2022
1着ロードノース イギリス
2着パンサラッサ 
3着ヴァンドギャルド 日本
2021
1着ロードノース イギリス
2着ヴァンドギャルド 日本
3着フェリックス イギリス
2019
1着アーモンドアイ 日本
2着ヴィブロス 日本
3着ロードグリッターズ イギリス
2018
1着ベンバトル UAE
2着ヴィブロス 日本
3着ディアドラ 日本
2017
1着ヴィブロス 日本
2着エシェル フランス
3着リブチェスター イギリス

基本的に日本馬がクソ強いです。メイダンの芝は日本と似ているのでしょうね。時計も早くてそこまでタフな条件でもなく、純粋な末脚勝負。ドウデュースが出てたらまあ無難に強くてちゃんと勝ち負けだったんじゃないかなと。

脚質的にもそんなに有利不利は無いですが最低限のポジションは欲しいかも?といったところ。

あんまり語ることもないので有力馬の評でも

ダノンベルーガ
距離的にも右トモの関係で右回りが少々怪しくワンターンが好ましい体質的にも理想のレース選択ではある。賞金取らないと今後のレース選択に困ることもあって正直2着は欲しそう
天皇賞秋レベルで走れればパンサラッサ以上の出力はあるでしょうし、正直あんま嘗めるのもなといったところ。ドウデュースも居ないなら素直に本命にしたいけど日本プールではオッズが…

セリフォス
こちらも強いのは強いのだが、どうしてもダイワメジャーとマイルまでしか試していないのが引っかかる。3歳から4歳にかけての成長力や距離が伸びるのを鑑みると切るならこっちかな程度の評価。別に無理して逆らう必要もないけど

ヴァンドギャルド
昨年の内容見たらまあ勝ちに等しいし、ロードノースの単勝握るくらいならこっち買ってもええんやけど流石にオッズがどうかといったところ。前走は流石に無し。

他海外馬
想定人気馬はそれなりに居るけどジュベルハッタ上がりのアルファリークなんか昨年のレベルでも足りてないしうーん感は強い。

ジュベルハッタ組ならペース早くなってそれなりに差し伸びる想定でマスターオブザシーズかなとは思うけどぶっちゃけその他は完消ししたいかも。

ロードノースもまあちゃんと強いけどこの水準で海外馬最上位名乗れるなら素直に日本馬を買いたい、というかウィリアムヒルでダノンベルーガの単勝を買いたい。なんで単勝6倍とか付いてんだ?

予想としては
◎ダノンベルーガ(ウィリアムヒルで単勝を買え)
◯マスターオブザシーズ(海外馬でナメられるならここ絡めたワイドとか)
▲ヴァンドギャルド(今回もナメられそう)
☆セリフォス、ロードノース(日本プールで買えるわけねえだろ!)

以上です。逆らいようがねえよこんなん

8R ドバイシーマクラシック メイダン 芝2410m
日本出走馬はイクイノックス、シャフリヤール、ウインマリリン

コロナで中止となった2020を除いた過去5年の着内馬はこんな感じ
2022
1着 シャフリヤール 日本
2着 ユビアー UAE
3着 オーソリティ 日本
2021
1着 ミシュリフ イギリス
2着 クロノジェネシス 日本
3着 ラヴズオンリーユー 日本
2019
1着 オールドペルシアン UAE
2着 シュヴァルグラン 日本
3着 スワーヴリチャード 日本
2018
1着 ホークヒル UAE
2着 ポエッツワード イギリス
3着 クロスオブスターズ フランス
2017
1着 ジャックホブス イギリス
2着 セブンズヘブン アイルランド
3着 ポストポーンド イギリス

こちらはターフと違って欧州馬もそこそこ強かったりする。レイデオロ辺りが負けたり日本の大賞格が2,3着だったりと簡単にはいかん感じ。多少タフさが必要になったりで一筋縄ではいかないレースなので、ちゃんとレベル感は抑えとこう。

日本馬短評
イクイノックス
いやまあこいつでええやろ。
次元が違うて次元が。斤量有利とはいえ天皇賞と有馬記念のパフォーマンス見て逆らう気にならんのよ。特に天皇賞はシャフリヤールとは格が違うレベルの差があったので流石に逆らいようがねぇ。

悔しいけど完敗です。というかこの馬もウィリアムヒルヒルオッズで単勝買えばいいんじゃねえか?
ただ人気しすぎてるようなら海外馬単勝へシフトするのはアリなんでそこ期待で

シャフリヤール
うーん、個人的には買えるイメージが無い。昨年勝ち馬ではあるが指標的には平凡程度で、天皇賞は割と完敗かつジャパンカップもダノンベルーガが勝手にパフォーマンス落とした以外のレベル感は正直そうでもないという。
あんま言いたくないけど日本馬外すならまあここかなって…

ウインマリリン
一時期の不調を脱して勝った香港ヴァーズは割とえげつない内容での勝ちっぷり。エリザベス女王杯で負けたジェラルディーナの有馬のパフォーマンスを見ても、エリザベス女王杯での先行勢唯一レベルの好走は高評価。ただまあヴァーズ自体のレベル感がね…て感じで2着のボタニクがここに出走して下位人気なので、あんまこの場でウインマリリン買うのもなというのはある。

続いて海外有力馬
レベルスロマンス

BCターフ勝ち馬。斤量背負って勝ってたりミシュリフに勝ってたりで悪くはないけど芝のタイプ合うんかな…みたいな不確定要素は多し

ネトケだとやけに人気してるけどブックメーカーオッズはそうでもないねんな。買うとしても5番人気15倍くらいでないとこの手の馬はちょっとな

モスターダフ
対日本最右翼はやっぱここかな。割と時計早めなネオムターフカップで6馬身差近い圧勝。このパフォーマンスは今年の世界レーティング4位になる水準で、昨年オーソリティよりも時計が早く、今年はデアリングタクトが出走予定だったが出ていてもどうか…と思わせるくらいの内容だった。
シャフリヤール、ウインマリリン辺りより人気無いなら単勝とイクイノックス辺りとの馬複でいんじゃね?感はあるけどどこまで人気になるやら。多分なんやかんや4番人気くらいだぜこいつ。

ウエストオーバー
こっちもレベルスロマンスと対して変わらん、このタイプの芝走れるの?走れないの?って感じだと思うが、凱旋門の時に色々過去レースを漁った結果末脚の質はレベルスロマンスより高いと見ているのでちょっと買いたいと思う。イギリスダービーはクソレースで前が開かず、キングジョージは使い詰めでダメ、凱旋門も大概滅茶苦茶だったので買い要素は結構あるんだ
6番人気くらいなら俺は嬉しい。

他はうーん…全然売れてない時のロシアンエンペラーくらい?レベル的には要らん気もするが…

というわけで印は
◎モスターダフ(ネットケイバ前日オッズ70倍で草。んなわけあるかい)
◯イクイノックス(つよい)
▲ウエストオーバー(なんか変に舐められてくれんかな)
☆ロシアンエンペラー(レベル高い香港の中堅。全然オッズ付かないなら)

ターフよりはやれると思う。

9R ドバイワールドカップ メイダン ダ2000m
日本出走馬はカフェファラオ、クラウンプライド、ジオグリフ、ジュンライトボルト、パンサラッサ、テーオーケインズ、ウシュバテソーロ、ヴェラアズール
なんやこれ多すぎやろジャパンカップダートか

コロナで中止となった2020を除いた過去5年の着内馬はこんな感じ
2022
1着カントリーグラマー アメリカ
2着ホットロードチャーリー アメリカ
3着チュウワウィザード 日本
2021
1着ミスティックガイド アメリカ
2着チュウワウィザード 日本
3着マニークール フランス
2019
1着サンダースノー UAE
2着グロンコウスキー UAE
3着ガンナヴェラ アメリカ
2018
1着サンダースノー UAE
2着ウエストコースト アメリカ
3着ムブタヒージ アメリカ
2017
1着アロゲート アメリカ
2着ガンランナー アメリカ
3着ネオリシック アメリカ

基本的にアメリカの出力馬鹿デカい馬が出てたらそいつが持っていく感じのレース。前走としては同じメイダンで行われるアルマクトゥームチャレンジ上がりの馬が結構強い。また、ドバイゴールデンシャヒーンの項でも語ったがタフな条件で差しが決まりやすいかつ、前走逃げ先行で逃げ粘っていたような馬が壊滅しやすいレースでもある。昨年のライフイズグッドなんかが最たる例だろうか。

という点をちゃんと考えて日本馬評を

パンサラッサ
まず脚質が噛み合わないのでここに出てきたら真っ先に切りだと思っている。距離はまだしもコースとレースペースの合わなさは致命的になると思うので、申し訳無いが昨年のライフイズグッドのようなイメージで…

ジオグリフ
同上。サウジで好走した内容とはあまりに噛み合わない馬だと思うので、ここに出てくるならまあ消しになってしまう。

カフェファラオ
だいたい同上。東京1600専用と言われていただけあって適性は狭めで、比較的高速馬場かつワンターンのようなレースが理想。タフな2000を走れるなら今までの内容は何だったんだ?となるため流石に買う訳にはいかないか

ヴェラアズール
ダートだと日本の2勝クラスでひーこら言ってた芝馬を買うわけには流石にいかないな…

ジュンライトボルト
弱くはないし適性がそこまでないわけでもないが、買うなら後記の馬だと思うので今回は残念ながらちょっと…といったところ

テーオーケインズ
日本馬屈指の能力の持ち主ではあるが、タフな条件でパフォーマンスを落とすのは帝王賞などで実証済。海外レベルの追走でも危うさあるしこの舞台ではちょい割引だが、オッズ付くなら多少は買いたいかも…

クラウンプライド
日本馬買うならこれかなって馬のNo.2。昨年UAEダービーを制覇しているようにこの手の条件は比較的やれそうで、能力も低くはなく上手くやれればチャンスは比較的あるんじゃないかなと思っている。多分日本組だとあまりオッズつかない部類だろうしヒモとしてなら入れときたいかも?

ウシュバテソーロ
日本馬買うなら間違いなくこれだなというタイプの一頭。タフな条件でゴリゴリに差してくるレース内容かつ、距離伸びてもなんとかなる適性はレースとしっかりマッチしており、少なくともクラウンプライド以外の6頭よりは評価を高めに見なければいけない馬だと思う。

個人的には、ウシュバ>>クラウンプライド>>>>テーオーケインズ、ジュンライトボルト>>以下…といったイメージ

続いて海外馬
アルジールス
過去にはサンダースノーやホットロードチャーリー等が上がってきたアルマクトゥームチャレンジラウンド2を勝ち上がってきた。内容は特に秀逸で時計も過去平均より1秒以上早く、ラップの減衰もそこまでなく控えめに言って完勝と言える内容。正直今の日本馬でこのパフォーマンスはなかなか厳しいのではないかと思う。ウィリアムヒルオッズに違わぬ有力候補で、特に日本だとカントリーグラマーが売れるはずなのでパフォーマンスとオッズを勘案するならこちらが軸で良いかも

カントリーグラマー
こちらもまあ強い。サウジの内容見る限り多分同条件上がりの日本馬には負けないだろうな、という格の違いは見せており、純粋に人気になることがあまり美味しくない…くらいが下げ要素といった感じ。絶対に馬券には入れたいタイプ

エンブレムロード
私の本命。過去レースは主にサウジカップにはなるのだが、正直イカれた強さを見せている
2022は外差し不利なキングアブドゥルアジーズで外を回しながらカントリーグラマー、ミッドナイトバーボンなどアメリカ強豪勢を纏めて捻じ伏せるとんでもないレースで勝ち切り、こいつドバイに出て来たら本命やろなぁ…と思っていたが出て来ず残念な形に
本当に買い要素がある今年は、出遅れ→常に外5頭分くらい外周を追走→3角4角から追い通しというクソレースの数え役満みたいな内容から最終150mほどはカントリーグラマーと同等程度の内容を見せ6着。他の後方外回し馬がカントリーグラマー以外壊滅していたことを考えても、マトモなレースならカントリーグラマーに匹敵する内容であったのでこんなオッズなら高めに評価しないわけにはいくらなんでもいかない。私は単勝1万スタートですがワイドなどでも美味しいか?

以下ベンドゥーグ、リモース、サルートザソルジャーはアルジールスに完敗し、ベンドゥーグはクラウンプライドにも負けていてかなり微妙。スーパーコリントはレベル感知らないけどあまりに売れてないなら多少は…てな感じ

というわけで印は
◎エンブレムロード(ここで張らないでいつ張るんだよって条件とオッズ)
◯アルジールス(内容圧倒的も何故かそこまで人気無さそうか)
▲カントリーグラマー(日本のガキどもをしばき倒してこい)
△クラウンプライド、ウシュバテソーロ(日本勢なら)
☆ヒモにオッズ付いた海外勢

それでは今年のドバイも張り切って行きましょう。

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