【法人用】花の慶次や地獄少女が稼働しなくなった明確な理由
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「パチンコって、女性的な演出フローを捨てると稼働しなくなるんです。どんな有力シリーズでもそう。マグレで女性的な機械に仕上がっても、開発者は男ばかりだから、続編は必ず男性的になる。ファン全体の1割から2割を占める女性が座らなければ、そりゃ稼働の立ち上がりに失敗しますよ・・・」
パチンコに演出は不要!?!?
先日、「演出なんて不要なんだよ」とする古風な業界人に会いました。僕もかつて、ハネモノやアナログを愛するあまり、演出なんて不要と言ったこともあります。10年以上前の話なので笑って許してほしい。
演出なんて不要と個々人で思うのは構わないんですけど、問題なのは発言の主が現役の開発者であった点。ホールじゃない。メーカーの人間なんです。
「仕事つらくないですか?」と思わず聞いてしまいました。「主張と仕事は分ける主義」と笑っていたので、その辺は折り合いをつけているのでしょうね。大人だな。
演出に正解はなく、フローに正解もない。ゆえにトレンドに従い、ヒット機の要素を不足なく搭載し、どこかを尖らせる。いわゆる作家性・クリエイター性の発露。演出が不足しないようにチェックリストでもあるのかな。
ホールでもトイレ掃除にチェックリストを使うじゃないですか。演出もチェックリスト型なのかしらって思うのですね。
僕は開発経験がないので実態とかけ離れたことを言ってるかもしれませんが、演出の種類と数を不足なく搭載する姿勢は当然だと思う。
工数と予算の果てしない増大を招くとしても、他社機より(特にヒット機より)演出を削ることは、もしも僕が上司だったら簡単には許可できない。
ただ、トイレ掃除を思い出すとわかるように、チェックリストは「誰が担当しても不足や漏れがない」「及第点を再現させ続けるもの」です。クリエイティブの現場で使ったら、工夫の余地は限定され、判を押した内容になる。
件の開発者が言った「演出なんて不要」とは、そういうチェックリスト型開発への不満だったのかもしれませんね。
チェックリスト型開発の弊害
どの演出が効果をもたらすのか、すなわち「刺さるのか」が不明だと、リストの項目は際限なく増え続け、事後検証はどんどん困難になります。検証できなければ、低稼働を次の機種でも再現してしまう。
そう考えると、今のSANKYOは神がかってますね。鬼がかってる大都さんはマグレでしょうけど、SANKYOはマグレじゃない。低稼働の原因を潰し、高稼働の要因を再現できていた。ユニコーンもエヴァもマグレじゃない。
ところが、ダンまち。思わずツイートしちゃったけど、あれの面白さって、なに?
SANKYOは昨年の人事異動で・・・・・・
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