十本の指じゃ数え切れないほどの人たちに助けられてこの場で息を続けていることを、私自身を捨てずに確かに生かしてきたこの努力を、全て承知の上で全ての縁を切ってみたい。
貴方たち、何にも分かってない。「縁」だと口にするだけで簡単に勇気を出せてしまう。意味のないものを無理矢理意味あるものに変えていく。父ちゃんと母ちゃんの精子と卵子が恋に落ちたあの瞬間から、ずっとずっと知っていたのに。それに気づかない貴方たちは本当にバカね。どうして隠そうとするの?「開いて包んでみてよ。」彼も言っていた。1から100まで知っている限り「縁」なのに、偶然と奇跡はライバル同士だと思い込んでいる貴方たち。
私が剥がす前に早く気づきなよ。

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