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生きてく為の最低限は死んでく為の栄養源。

包まれた。3/3 ”reALITY”。
ずっと会いたかったammoのライブハウスへ。
三人が音を鳴らした瞬間、誰も周りのことを見ずに、ただただ全力で空間を揺らし始めたのがすごく良かった。
後ろから降ってきた人を前へ押し出す行為は、その人の人生の背中を押しているような気分。
何人ものダイバーが落ちてきて、下敷きになった女の子に手を伸ばして引き上げた行為は、その人を人生の底から救った気分。
音楽を通して全身で気持ちよくなれるのは、あのライブハウスでしか出来ないこと。
「みんな、大丈夫?すごく苦しそうですね。
  あの、ライブハウスの基本なんですけど、
  苦しい方が気持ちいいです。」
優星くんの言葉でまた大きく地面が揺れる。
汗汗汗。前の人の髪の毛が腕に張り付き、後ろの人の拳が何度も自分の肩を殴る。両足をあげても浮いていられるような密度に本物の苦しさと楽しさを混ぜた。
ぐしゃぐしゃになった人間の中で自分が生きていること。
毎日それぐらい大袈裟に生きていいと思えた。
また行かなくちゃ。また、ライブハウスで。

I 愛 相対する
You 言う 許したくなる
I 哀 会いたいする
You 憂 揺らいでいる

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