日々の記憶 四月はばかだ

このごろ、寒暖の差がはげしい。暑くなったり、寒くなったり。でも、考えてみると去年もそうだったんじゃないか。忘れてる。でも、ちょこっとつけるとテレビは今年は特別だと毎年言ってるし。日々、いろんなことを忘れる。大切なことさえも。年を取っていると、昔のことばっか知ってことも実感してきた。

どっか、集団で、昔あったことは忘れろっていう魔法でもあるようだ。それが生き抜くということなんじゃろな。カズオイシグロの「忘れられた巨人」ってまさにそのことを扱った小説ででも、肌さわりは忘れないってことにほっとはするけど。最近テレビをみないひとが増えてるし、近所づきあいとかも減っている。会社とかの小宇宙で、過重労働で時がとまってるんじゃないかと思う人が増えた。というか、死とか、変化を怖がるがためそういうことになってんじゃないかと思う。人の気配がうすくなってるのってそういうことなんかもしれない


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?