詰まりが取れるおはなし（動画）は、好きですか
今日は、ヨーロッパとアメリカの同僚と話すために23時からの会議に30分だけど出てしまって、そのせいで終わってもう1時間も経ってるのに（現在深夜0時50分）興奮してしまって普段ならあまり手を出さないカップラーメンが食べたいような猛烈ジャンクな気分になっているし、まだ眠れそうな気がしない。こういう時にきっと会議後にヨガと瞑想と入浴を組み合わせればもう少し早くクールダウンできるのだろうけどそこまで意識高くないのでついダラダラとスマホを見たり仕事のメールを読み返してしまう。きっといつか、深夜のオンライン会議は夜中に食べるカップラーメンと同様もしくは実際それを食べてしまうことによる掛け算によってものすごく不健康だといつかハーバードビジネスレビューが紹介してくれるはず。そして私は「んなこと知っとるわい！」って思うはずだ。
不健康な気分のついでに最近ハマっている背徳感のある動画を紹介すると、まずはTiktokの角栓抜き系動画。Tiktokはレコメンデーションのアルゴリズムがあっという間に最適化されるというので有名だけど、かのアプリはいつの間にか私が角栓抜きフェチユーザだと勝手に決め込んだらしくアプリを開けた瞬間にどんどん角栓動画をレコメンデーションをしてくる。そしてたまにCyst（粉瘤？）抜きという激しいバージョンも混ざってくる。スポスポ抜ける角栓を見ると確かにすっきりするから、レコメンデーションもあながち否定できなくて複雑な気持ちになる。あるいは粉瘤がカッテージチーズのように毛穴から吹き出す様子はもはや火山口からマグマが噴き出すような必然性を感じてしまったりもして。こういうのを見出すときは神経が疲れているんだなと思う。やっぱりこんな時間に人はTiktokじゃなくて瞑想をするべきだ。Tiktok好きだけど。
さらに最近は、YouTubeでも詰まり抜き王子というチャンネルを見つけてしまってつい今みたいな深夜カップラーメンモードの時間帯に見てしまう。こちらは角栓じゃなくて排水口の詰まりを抜く清掃動画チャンネルで、愛知県のいかにもまともそうな清掃業者の方が、ジェット噴射器などの器具を駆使しながら詰まった排水口を手際よく清掃する様子を撮影・編集していて、なんと5万人も登録者がいる。すごくないですか、排水口掃除で5万人。福山雅治でも37万人なのに！って全然比較になってないけど。
ゴボゴボと排水口の脂が取れる様子を見ていると、これまた自分の詰まりまで抜けた気がしてくるから不思議。なんなんでしょう、この詰まりを抜きたい欲求は！ユニバーサルな欲求なのか。
ところで、合コンでも就職面接でもなんでもいいのだけど、「あなたがいつも見る動画はなんですか？」ってもしインタビューで聞かれたら、「角栓抜き系ですね」とか「排水口のヘドロ抜きが一番好きです」って答えられる勇者は少数派だと思うし、私もきっと「料理系のチャンネルとかが好きです」「寝る前だったらストレッチとか」「最近は韓国語勉強してて韓流ドラマ見ちゃいます」なんてハキハキと答えてしまうに違いないのでなかなか表では話題にならないのだけど、きっと詰まりを抜く動画やお話には人類共通で根強い需要とファンがいるに違いないと深夜の気分で確信する。ポルノは明らかに規制があったりタブー視されているけど、このあたりはそこまで露骨に問題のあるカテゴリとはされないのに付きまとう羞恥心みたいなのはなんなんだろう。でもアニメが何年もかけてサブカルからメインストリームにシフトしたように、時代が変わると各栓抜きもゴールデンタイムのTV放送が実現されるかもしれない。
という本当にどうでもいいことを書いているうちに気分が落ち着いてきたので、無事にカップラーメンには手を出さずに眠れそう。
今日も1日、お疲れ様でした！
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