サーナイトミラーの言語化
こんにちは。EnzAnです。
今回はタイトルの通り、サーナイトミラーについて現時点で感じていることを言語化できればと思います。
●自己紹介
EnzAnという名前でカードゲームを中心に遊んでいます。どこのグループに属している訳でもなく基本的には知り合いと遊ぶ程度です。
過去の主な実績としては
ドラゴンクエストライバルズ2018秋ファイナリスト
があります。
カードゲーム歴が浅いのでこれから強くなっていければと思います。
最近ポケモンカードを理解し始め、ようやく今月開催されたアナログスポーツCSという128人規模の大会で優勝することができ、ポケモンカードでも大会優勝実績を作ることができました。
●執筆の経緯
今回この記事を書くのに至ったのは、tier1であるサーナイトデッキにおいて使用者は多いため、ミラーマッチが多発するものの意外とミラーマッチにおける目指すべき形の言語化が上手くできていないプレイヤーが多いと感じたからです。
実際に私も、知り合いにサーナイトミラーで何を意識しているかを聞かれた際に上手く言語化ができず、有利ポイントが獲得できるようなプレイを感覚的にしか理解できていないことに気付かされたので、これを機にnoteを執筆し、言語化できればと思います。
●現状の構築
現在使用中の構築です。
最近ルギアを見る機会が減ったと感じるので、ロストに強く、ムーンライトリバースで散らばったエネルギーを回収する意味も込めて、シンオウ神殿に変えて災いの荒野を採用しました。
また、後述しますが、ミラーにおいてクレセリアのサイド落ちが致命的であるため、マナフィやラルトスなど各種種ポケモンをサイドから救出できる側面も考慮し、クレセリア2枚目ではなくヒスイのヘビーボールを霧の水晶3枚目と入れ替えて採用し始めました。
運用してみると、意外と触れるなという印象でした。リファイン+ナンジャモ+不思議な尻尾で14枚を縦引きで見ることができ、初期手札7枚とドロー2回で計23枚、その他各種ボールでのサーチやかくしふだでのドローを加味すると数字的にも意外とアクセスできるのがイメージできると思います。(それでも裏工作と違って確実に触れるわけではないですが)
それ以外はミラージュステップキルリア必要なのか問題に目を瞑れば、基本的には一般的なリストだと思います。
●ミラーで目指すべき展開
さて、本題です。
サーナイトミラーにおいて、何をすれば勝てるのかですが、具体的にこのプレイをすれば勝てるというものは残念ながらありません。
ただ、いくつかの加点要素、減点要素を踏まえた上で基本線こういう展開に持っていけば勝てる可能性が高くなるというものはあります。
まず、サーナイトミラーにおいて1番差がつく要素は
①(サーナイトexを倒し)サイドを2枚取ること
です。
お互いに理想的な展開で進んだ場合、HPが310もあるサーナイトex(以下サナex)のみがサイドを2枚獲得できるポケモンとして場に出るわけですが、アルカナシャインサーナイト(以下アルカナサナ)に超エネルギーを9枚付ける必要があります。サイコエンブレイズの上限が6枚分であることからかなり要求が高いことが分かります。
なので、基本的にはサイドを1枚ずつ取り合っていく展開になるのですが、この非常に高い要求を満たすことでサイドレースを優位に進めることができます。
では、この要求を満たすために何をするのかというと
②ラルトスラインをできるだけ多く展開して、エネルギーをトラッシュに送り、アルカナサナにエネルギーを手貼りし育てる
ことが必要になります。
これは相手の視点でも同じことが言えますので、今度は逆に相手のラルトスラインを倒し、アルカナサナが育ちにくいようにします。
特に、ゲームの中盤以降ではナンジャモでドローできる枚数が大きく減少するので、いかにキルリア、アルカナサナというドローソースを維持できるかがサイド2枚取りのしやすさに直結します。
そして、どのようにして自分のラルトスラインを守りながら、相手のラルトスラインを削っていくのかですが、これがクレセリアのムーンライトリバースになります。
ポケモンカードにおいて、守りたいポケモンはベンチに控えさせておくのが大鉄則ですので、自分のラルトスラインを守るためにはラルトスライン以外のポケモンで攻撃をする必要がありますし、それは相手も同じですので相手のラルトスラインは当然ベンチにいるのでベンチ狙撃が有効になります。この役割を担っているのがクレセリアなのです。
③クレセリアで自分は守りながらベンチを狙う
これがポイントになります。
よくサーナイトミラーはクレセリアでベンチのキルリアを倒し合う展開になるよねという話を聞きますが、①〜③までで最大の目標とそれに到達するためのプロセスを言語化していくとこのようになります。
ただ、ムーンライトリバースは技の性質上連発はできませんし、今度はサナexを倒すためのエネルギーをアルカナサナに集約するもしくはトラッシュに送る作業が必要になるので、基本的には1.2枚目のサイドをクレセリアで取り合ったあとは、クレセリア以外のアタッカーでエネルギーが付いているアルカナサナを攻撃し、さらに失った自分のラルトスラインをすごいつりざおで再修復していくという展開になります。
また、このサイド2.3.4枚目という中盤で
④(サイドを先行されている側は)リバーサルエネルギーを使うことでサイコエンブレイズ分のエネルギーだけでサナexを倒す
という捲りをすることができます。
サナexを倒された後にサナexを倒してサイドを2枚取りに行くことは、ボスの指令1枚だけで更に追加でサイド2枚取られることになりますので、エネルギーが大量についたアルカナサナを無視することはできません。
つまりサイドの先行状況が逆転し、この状況で残り2〜3枚のサイドを取り合う展開になります。
サイドが残り2枚になってしまったあとは、基本的にはザシアン+ボスの指令のセットをナンジャモで大きく手札干渉される中で揃えられるか、先行プレイヤーはそれをさせずに1枚ずつサイドを取って勝ち切れるかというゲームになります。
こうなった時に中盤にどれだけラルトスラインを再展開し、キルリアを何体出し直しドローエンジンを確保できるかが勝敗に大きく影響してきます。
やはり、①②のどうやってサイドを2枚取るのか、ラルトスラインを維持するのかがゲームの方向性の根幹としてあるということが分かります。
●理想盤面
ミラージュステップを使っていないなら
バトル場:ミュウ→クレセリア
ベンチ:クレセリア→ミュウ、ラルトスライン4枚
ミラージュステップを使っているなら
バトル場:ミラステキルリア
ベンチ:ラルトス2枚、キルリア3枚
ラルトスをふしぎなあめでアルカナサナ、サナexに進化させ、ドローソースを多く残すのが理想
●有利不利になるポイント
大体ですが、感覚的にゲームに与える影響が大きい順に書きます。
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