エヌキミカ

初めまして。エヌキミカと申します。 書いた文章をどうしたものかと考えまして、note始めた次第です。創作、エッセイ取り混ぜて、いろいろ投稿していきます。 読んでいただけたら嬉しいです。感想いただけたら泣いて喜びます。 本名名義で出版経験あります。別に秘密ではないです笑。

エヌキミカ

初めまして。エヌキミカと申します。 書いた文章をどうしたものかと考えまして、note始めた次第です。創作、エッセイ取り混ぜて、いろいろ投稿していきます。 読んでいただけたら嬉しいです。感想いただけたら泣いて喜びます。 本名名義で出版経験あります。別に秘密ではないです笑。

マガジン

  • たぶん駄文 〜上々日常 その後〜

    毎日のアレコレを、まあまあ言いたい放題書いています。 およそ二十年前『上々日常』というエッセイを別名義のサイトで書いておりまして、その後日談的なナニカかもしれません。 ちなみに、『上々日常』もそのうちまとめて再掲する予定でおります。 アラ還の所感にうなずいたり笑ったりしていただけたら嬉しいです。 あ、夫君は、「オットくん」ではなく「おっとぎみ」と読んでくださいm(_ _)m

  • ああ言えばこうふく

    夫君は詩というか短い言葉の本を何冊か出しておりまして、その言葉たちに良く言えばインスパイアされて、ホントのところはこじつけて(!?)ブログを書いておりました。2011年から2012年にかけての文章たちです。 一番下には一応出典元のリンクも貼っています。まあ、ほとんど絶版ですがw

  • 上々日常 〜かつての日々〜

    昔むかし、正確には2004年から2005年にかけて、ホームページで日常のあれこれを綴っておりました。 なんとか発掘できたので再掲しようと思います。 読みやすいよう改行や段落分けはしていますが、ほぼ原文ママです笑。 現在進行形の「たぶん駄文」と対になっていたり、同じテーマで違う着地点のものがあったり。合わせて読んでいただけると楽しめるかもです。

  • ボツナンデス 〜ここに置かせてくださいm(_ _)m〜

    新聞投稿が趣味なのです。掲載していただいたものも多々あるのですが(←言い訳がましい汗)累々たるボツの山も。。。。。浮かばれなくてかわいそうなので、古いものからここに置かせていただきます。 新聞用に書いたので、文章がちょっと硬いですねえ笑。

  • ショートショートを少々

    オリジナルの短いお話をまとめました。 だいたい4000字くらいです。 部分的にノンフィクションだったりします。 ちょっとホロリとしたりして^^

最近の記事

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自己紹介: 始めていたnote^^;

はじめまして。エヌキミカと申します。 はじめての投稿は実は2年前。書いたショートショートの置き場に迷い、とりあえずでした投稿でした。 写真のあげ方も、マガジンの作り方もよくわからず、今まで放置していましたが、やるならちゃんとしたいなと一念発起。。自己紹介文を書いています。 【ワタシのこと】 エヌキミカは筆名です。本名のアナグラムです。 1966年生まれ。アラ還です。 造形作家の夫と共著で出版経験あります。 夫の作品を撮るために写真の勉強(独学です笑)をし、運よく写真集を

    • 自分の年齢を、他人軸で知ることの是非について

      最初は、高校球児だった。 高校生の頃に、地元の高校が春の選抜で優勝したことがあった。  かっこいい! 友達と誘いあって、凱旋パレードなど見にいったりもした。 雑誌セブンティーンに、当時高校球児だった清原和博さんや、今やMattの父、桑田真澄さんが巻頭カラーで載ったり、付録のシールになったりした時代。 今となっては信じられないが、そんな時代があったのだ。 そんな、高校球児がヒーローだった頃を知っている私。 就職してしばらく経った頃だったか。 夏の甲子園をテレビで見ていて

      • 広い間口の、ど真ん中に立つのは複雑な心境です。

        本当に 必要なだけってのは むずかしい。 見たら欲しく なるもんなあ。   『きょう、何回笑った?』 神岡学著 PHP研究所刊 夫君の好みは、わかりやすい。 食べ物ではなく、女性のタイプの話である。 例えば、二人で道を歩いていたとする。 すれ違い様に 「今の人、かわいかったね」とか、 「えらくグラマーだったね」とか言うと あからさまにぎょっとした顔をして 「おれがどこ見てたか、どうしてわかるんだよ」とうろたえる。 スーパーのレジの人の話をしていて 「○○に、ちょ

        • ついつい出てしまう声が、思いがけず役に立つこともあるのかも

          夫君に「やめてくれよお〜」とよく言われる。 別にいじわるしているわけではない。 念のため。 つい、声が出ちゃうのである。 例えば、夫君の助手席に座っている時。 私は運転しているわけではないので、あっちこっちに視線がいく。 歩道で子どもが転んだ。 女子高生の持っていたアイスが落ちた。 おじいさんの帽子が風で飛んだ。 そんなものが目に入ろうものなら、 「ひゃっ!」 「うわっ!」 「おっと!」 なんて言葉が飛び出してしまう。 なんの前振りもなく、しかもまあまあな声量で、

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        自己紹介: 始めていたnote^^;

        マガジン

        • たぶん駄文 〜上々日常 その後〜
          26本
        • ああ言えばこうふく
          5本
        • 上々日常 〜かつての日々〜
          13本
        • ボツナンデス 〜ここに置かせてくださいm(_ _)m〜
          10本
        • ショートショートを少々
          4本

        記事

          すごいのは、夫婦を夫婦たらしめる、年月のチカラ。なのかも。

          いもむしごろごろ にちようび   『おもいは鳥のようにはばたく』 神岡学著 ダイヤモンド社刊 結婚してしばらくは、私が会社勤めをし、夫君は家で創作という 暮らしをしていた。 はじめのうちは朝食を一緒にとったりもしていたのだが、 そのうち朝は(私が出かけるのが早いので)起きてこなくなり、 まあ、そんなものだろうと1人で適当に食べて出かけるようになった。 彼の仕事ぶりは、当時まだ子供もなく、のんびりとしたもので、 仕事から帰って 「きょうは何をしていたの?」と聞いたら 「

          すごいのは、夫婦を夫婦たらしめる、年月のチカラ。なのかも。

          墓じまいの相談で寺を訪ねてからの50代三姉妹でジェットコースターの振り幅…その2

          墓じまいの心を決めた私たちは、夏日となった10月のある日、鼻息も荒く3人で寺に乗り込んだ。通された応接で、私はノートとペンを取り出して、本気度を演出。 住職はご不在だったが、いつも話を伺うご母堂に対して、まずは父の三回忌の日程から口火をきり、いよいよ本気で墓じまいを考えていることを伝える。 実家に跡取りがいないこと、今は元気でも私たちにもいつ何があるかわからないこと、これは姉妹の総意であり、今きちんと決めておくことが、双方に一番良いと思うこと。 ご母堂は、よそのお家の例を

          墓じまいの相談で寺を訪ねてからの50代三姉妹でジェットコースターの振り幅…その2

          墓じまいの相談で寺を訪ねてからの50代三姉妹でジェットコースターの振り幅…その1

          実家は一応本家で、東京浅草の寺に墓がある。 父母が亡くなったため、独身子無しの妹がひとりで実家も墓も守っている。 墓じまい、せねば。 実家の妹は、自分が死んだら墓には入らず樹木葬にすると決めている。 叔父のところに従兄弟は1人いるが、やはり独身子無しな上、妹と同い年。 墓を維持する余裕はないと言う。 私と下の妹のところに子どもはいるが、私たちでさえ頭を悩ませる問題を後送りにして、彼らに背負わせるわけにはいかない。 墓の維持には毎年寺に納める護持費(護寺費か?)に加え、

          墓じまいの相談で寺を訪ねてからの50代三姉妹でジェットコースターの振り幅…その1

          回り道した分だけ、色々なものに出会えるらしい。ドライブも、人生も。

          坂道。 わかれ道。 まよい道。 自分でつくる道。 交差していく、 広がっていく 道の途中に、ぼく。  「雲になりたい」神岡学著 ダイヤモンド社刊より 昨年、とある事情から中古車を買った。 古いけど新しいその車には、前の車にはなかったカーナビがついていた。 地図のデータは、5年前のものである。 5年。短いようで長い。5年前なら私はまだ30代である。 どこか初めての場所に出かけようとするとき、この文明の利器のご利益にあやかろうと目的地をセットする。 「音声ガイドをスタ

          回り道した分だけ、色々なものに出会えるらしい。ドライブも、人生も。

          中身(だけ)はお父さんに似ててうれしいそうです。笑。

          この人のように なりたいなあって きのうおもっていたのに。 この人のように なりたくないって きょうおもう。 大好きで 大嫌いで 大切な 家族。 「しあわせのとなりで」神岡学著 大和書房刊より 先日、富山に越してしまったママ友達が久々に埼玉まで遊びにきてくれたので、 それぞれの子供たちも交えて結構な大人数でのお食事会があった。 我が家の長男は、中学3年生。お年頃の受験生である。 下は幼稚園年長さんから集まるという食事会に、だめ元で誘ってみると、案に相違して 「おもしろ

          中身(だけ)はお父さんに似ててうれしいそうです。笑。

          肉月と言わなくなることが、子どもの人生を左右するかもしれない話

          子どもの頃、父と妹たちと、よく漢字で遊んだ。 「にんべん」や「さんずい」などのお題で思いつく漢字を並べてビンゴゲームをしたり、漢字の一部を繋いでいく漢字しりとりをしたり。 今思えば、お金のかからない、なかなかにアカデミックな遊びである。 そんな歴史があるので、わが三姉妹は漢字好きで、妹たちは熱心に漢検チャレンジを続けているくらいだ。 ある日、下の妹が 「今って肉月ってあんまり言わないらしいよ。どっちも月偏て呼ぶみたい」 と言う。 「え?そうなの?」 月偏と肉月は見た目は

          肉月と言わなくなることが、子どもの人生を左右するかもしれない話

          離れて、戻って、安心したらまた離れて。公園の法則は成人しても有効なのかも。

          息子が一歳半になった頃、俗に言う公園デビューをした。 何をあんなに一生懸命、毎日通っていたんだろうと今は思う。 息子とお砂場おもちゃを自転車に乗せ、午前10時前には公園到着。 ほぼ一番乗りで砂場に陣取ると、後から来るオトモダチに片っ端からあいさつ。 一度会った子にはなるべく名前も呼びかけながら。 いやー、今考えるとちょっとコワイ人だ。 でも、子どものためだと本気で考えていたのだ。この頃は。 まあ、そんなことは当人には関係ない。 家とは違う解放感の中で、うまく喋れないなが

          離れて、戻って、安心したらまた離れて。公園の法則は成人しても有効なのかも。

          しごく真っ当なこと言ってるだけなのに、なんだかグッときちゃう ちょっとくやしいw

          だってつま先は いつも前を向いている 一歩踏み出せば 現在(いま)が明日に 向かいはじめる 「おもいは鳥のようにはばたく」神岡学著 ダイヤモンド社刊より  創作家である夫君にとって、スケッチブック(正確にはクロッキーブック。スケッチブックより紙が薄くてぺらぺらしてる)は、アイデアメモであり、雑記帳であり、日記帳であり、落書き帳でもある。  すごくすてきなイラストが描いてある事もあれば、そのとき読んでいた本の感想が唐突に書いてあったりする。  作品のアイデアスケッチの横

          しごく真っ当なこと言ってるだけなのに、なんだかグッときちゃう ちょっとくやしいw

          黄色い箱のキャラメルが、甘いだけじゃない私だけの理由。

           私が幼かった五十数年前、アメ横近くの上野の町は、まだまだ戦後に片足を突っ込んでいたように思う。  けしてゆとりのある暮らしというわけではなかったが、テレビはカラーだったし、和式でこそあったけれど、トイレは水洗だった。  しかし町には、段ボール満載のリアカーを引いた、ルンペンと呼ばれる人がいたし、片足のない軍服姿の人が、地べたに座って空き缶を置き、ひたすらハーモニカを吹いているのを見た記憶もある。  母に手を引かれてスーパーに行く途中に、靴みがきのおじさんがいた。  国鉄

          黄色い箱のキャラメルが、甘いだけじゃない私だけの理由。

          勉強の先にあるものを子どもに見せるために、不甲斐ない親ができることを考えました。

          子どもと公園デビューした頃、知り合ったばかりのママ友から 「ダンナさんお仕事はなにしてるの?」 と聞かれると、返答に困ったものだ。 夫君は造形作家なるものを生業としていて、当時は海岸に流れ着く流木を使ってオプジェを作っていた。私がそれを写真に撮り、写真集を出版したり、企業の広告などに貸し出したり、展覧会をして写真や作品を販売したりといったことで主な収入を得ていた。いわゆる一つの自由業というやつである。 ママ友たちにそう説明しても、なかなか伝わらず、「へえ〜そうなんだぁ」と

          勉強の先にあるものを子どもに見せるために、不甲斐ない親ができることを考えました。

          父が亡くなっても三姉妹で集まることにしています

          月に一回、父の元に三姉妹で集まることにしていた。 母が亡くなってからのことで、人はみな死んでしまうのだという至極当然なことに改めて思い至り、少しでも父に会っておきたいと始めたことだった。 寿司や蕎麦をとり、美味しいと評判の菓子を持ち寄り、たあいないおしゃべりをしたり、漢字クイズで盛り上がったり。 父は健啖家であり博識でもあった。 昔と比べ、食べ方はゆっくりに、文字は弱々しくなったけれど、寿司は一人前ぺろりと食べたし、土瀝青(アスファルト)を正確に読んで、私たちを驚かせて

          父が亡くなっても三姉妹で集まることにしています

          気になることを口に出せるのが、おばさんの要素の一つと思っていいですか?

           かつてデザイナーとして勤務していた会社には、お掃除をしてくださるおばさまがいた。  優しく気さくで、デスクの間を回ってゴミを回収してくれるときに、よく世間話をしたものだった。  当時デザインルームと呼ばれた私のいた部署では、Pというブランドの服を愛用していた人が数名いた。フリルとレースを多用したデザインで、ふわふわのソフトソバージュのロングヘアが似合うスレンダーな方専用、というタイプの服である。スカートのウェストの左右から細いリボンを垂らし、それが歩くときに後ろになびく

          気になることを口に出せるのが、おばさんの要素の一つと思っていいですか?