ChatGPTを使った新規銘柄発掘1

第0章 私が狙う銘柄(セカンダリー)

私がIPOのセカンダリーを最も得意にしています。もしIPOは避けたい人はこの章を飛ばしてください。

IPOで投資する条件は下記です。
・テーマ株(今であれば、AIや半導体)
・時価総額 150億以下
・株価が3000円以上で、1ティックの価格が5円毎などになっていること。
・大体、1ティックに並んでいる株数が100~1500ぐらい
・空売り機関が多くても1~2ぐらいしか入っていない
・大株主にVCが入っていない。もしくは10%以下

第1章: ChatGPTによる投資分析の基本理念

ChatGPTを使って投資分析を行いたいと思ったことはありますか?最初に理解しておくべき重要な点は、ChatGPTを利用しても必ずしも儲かるわけではないということです。投資は自己責任で行う必要があり、絶対に勝てる方法は存在しません。しかし、私はChatGPTを使い始めてから、自分で選んでいた時よりも勝率が上がりました。これは、余計な判断基準を避け、無闇にXで人気銘柄などの理由で買わなくなったため、勝率が上がったと考えています

第2章: ChatGPTの活用とユーザーからの質問

私はChatGPTを活用して投資を行っていますが、時々「ChatGPTがうまく提案してくれない」「ありふれた企業しか指示してくれない」「一般論の説明しかしてくれない」といった質問を受けます。ChatGPTは万能なAIではなく、ファンドマネージャーの役割を全て一つのプロンプトで完結させることはできません。私はChatGPTを、新規銘柄発掘、保有銘柄の売買判断、IPO専門のファンドマネージャーなどの役割で利用しています。

第3章: ChatGPTの限界と役割分担

ChatGPTはあくまでも私の同僚やパートナーです。すべてのタスクを任せるのは現実的ではありません。ChatGPTのレスポンス時間にも限りがあり、まず上場企業をすべて分析して、その中から絞り込んでから「明日はこの株を買いなさい、売りなさい」といった具体的な指示を0から自動で行うことは非常に難しいです。

第4章: 投資分析のための手順とツール

ChatGPT4を利用することが前提です。銘柄選定では、5銘柄程度に自分で絞り込むことが重要です。テクニカル分析やファンダメンタル分析も行いますが、偏りを避けるためにランダム性を取り入れています。テクニカルやファンダメンタルズで絞り込んだとしても、自分のバイアスが入ってしまうからです。なので私は完璧にランダム性をもたせるために、東証の上場企業一覧をExcelにダウンロードし、VBAを使ってランダムに5銘柄を選ぶ方法もあります。もちろんVBAもChatGPTに作ってもらいました。


https://www.jpx.co.jp/markets/statistics-equities/misc/01.html
上場企業一覧


第5章: Boolio Investを用いた具体的な分析方法

ランダムに選んだあとは実際の絞り込みです。
私は、Pythonで機械学習をする方法をメインでやっていますが、ここは簡易的にChatGPTとBoolio Investプラグインを活用します。Boolio Investでの分析では、以下のようなプロンプトを使用します。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

I am considering investing in these 5 stocks.

1 Potential Investment Destination
looooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo
4761 - Sakura KCS
8140 - Ryosan
3275 - Housecom
7040 - Sun Life Holding
1810 - Matsui Corporation
looooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo

Please use Boolio Invest to analyze and provide me with information in ranking format.
Please provide an explanation when doing so.

Also, please consider the following information when ranking

2 Conditions for consideration
looooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooooo
1 PER (Price / Earnings)
2 Price Trend - Year-To-Date
3 Price Trend - Quarter-To-Date
4 PBR (Price / Book Value)
5 Close Price / 52 week low price

And finally, please provide a ranking of one potential investment in the table.
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


出力結果例

するとこのようにランキング形式で出力がされます。

プロンプトに組み込む指標もあまりに多すぎるとタイムアウトやエラーになってしまいます。
なので、5つにしました。実際にはもっと多くの指標がありますので、ご自身でご検討の上、入れ替えをしてください。

1 PER (Price / Earnings)
2 Price Trend - Year-To-Date
3 Price Trend - Quarter-To-Date
4 PBR (Price / Book Value)
5 Close Price / 52 week low price
6 Reinvestment Rate Per Share
7 Consensus Estimate / Price
8 Price Trend - 52 Weeks
9 Price Trend - 26 Week
10 Earnings Momentum Score
11 Peter Lynch Growth Score
12 Benjamin Graham Value Score
13 Price Momentum Score
14 P/CF (Price / FFO)
15 Net Sales / Working Capital
16 PSR (Price / Revenue)
17 Dispersion in Analyst Forecasts
18 Analyst Cover 1yr growth rate
19 Analyst Long-Term Growth Estimate
20 Dividend Payout (% Earnings) - Total Dollar
21 Earning Surprise
22 Inversed Equity Duration
23 Consensus Sales Trend
24 Value with Growth Score
25 Value with Momentum Score
26 Price Trend - Previous Quarter
27 Price Trend - 13 Weeks
28 Trend Line of CPS

最後に読んでお役に立つ部分がありましたら、サポートしていただけますと幸いです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?