東証開示企業一覧から見つけた、注目の投資先34社


はじめに

東京証券取引所は、プライム市場とスタンダード市場の全上場企業に対して、資本コストや株価を意識した経営に取り組むことを要請しました。この開示情報は、投資家にとってどのような意味を持つのでしょうか。本記事では、これらの開示が投資判断に与える影響を探ります。そして最後に私が注目した企業を紹介します。

東証提供:「資本コストや株価を意識した経営の 実現に向けた対応」

銀行業の低いPBRについて

特に注目すべきは、銀行業の低いPBRです。上場79社中、実に70社が資料に載っており、89%の高い割合を示しています。しかし、PBRが1倍以下であれば割安と見なされる一般的な見解にもかかわらず、銀行業では平均1倍を割り込む水準になっており、PBRが低くても必ずしも割安とは言えないことが示唆されています。

業界平均PBR(銀行業はなんと0.4)

投資家としての視点

投資家としては、単にPBRが低いからといって、その企業が自動的に割安であるとは限りません。業種ごとのPBRの平均値、市場のセンチメント、企業の資産の質、成長見込みなど、多角的な視点から分析することが重要です。

私が投資するならこの34銘柄(資料1115銘柄中)

ここから先は

596字

¥ 1,000

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?