いつでもそばにいてくれるのは。
今日のタイトルをみて、
「ああ、どーせそれは仏さまです。とかいうんでしょ。
わかったわかった!」
と思った方。
そうです!
それが言いたいことです!
だってお坊さんだもん。
ある程度生きてきたら、誰だって一つや二つや三つや四つ、
いやもっとそれ以上に
辛いこと悲しいこと
誰も頼りにできないこと
言ってもしょうがないと飲み込んだこと
のたうちまわっているのに外では笑ってやり過ごしたこと
いろいろあると思います。
お釈迦さまも人生は苦だって言ってるしね。
でも、もう死んじゃうかもしれないと思うような苦しいことがあっても、
今日も生きていかなければならないわけです。
そういう時に支えになってくれるものが
どんな人にも実はあるのだと思います。
ある人にとっては家族
ある人にとっては飼っている犬やねこ
ある人にとっては大好きな趣味。
友だち。
仕事。
通りすがりに見た花。
美しい絵や音楽。
暖かい太陽。
広々とした海。
健気さ。
儚さ。
世の中には、辛く醜いものもありますが
美しく優しいものだってたくさんある。
いや、美しく優しいものだけでなく、
残酷で冷淡なものが心を強くしてくれることだってある。
わたしは自分がすごく辛い時、
「ああ、100年後には目の前にいる人全員死んでる…」
と思った時にすごく心が安らいだことがあります。
この世界で最も冷酷なものは時間かもしれないと思います。
諸行無常。
望ましいものを留めておくことができない。
そして嫌だと思うことが容赦なくやってくる。
過ぎ去って嬉しいこともあるけれども、
幸せな時間が戻ってこないことの哀しみは大きい。
人生の苦しみに耐えて生きていこうとしている時、
大事なことは支える足を増やすことです。
1本では立ちづらい。
2本では不安定。
3本なら何とか保持できる。
4本ならさらに安定しますね。
そのうちの一つに仏さまを入れることを、少し検討してみてください。
人の理解を超えたこと
人間ではどうしようもできないこと
どうしても納得できないこと
それはもう、人間でないものに預けるしかない。
悪いようには、しないと思います。
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