ストリップの世界
しかし、踊り子さんの世界は、上下関係がしっかりしていて、自分より一週でも芸歴が長い踊り子さんは、姐さんです。
代表的なしきたりは、挨拶はもちろんですが、自分の出番前に踊っている踊り子さんが脱いだり着替えた衣装は、次の出番の踊り子さんが片付け、ハンガーにかけたり、指定の場所に置いたりしてあげます。
ダンス、ベッド着など、何着もある踊り子さんもいるので、自分の出番の用意をしながら…
シャワーしにいく時…
自分の衣装を着る直前…
と、前の踊り子さんの構成や曲に合わせて、自分で片付けのリズムを決めていました。
あとは、遅刻や失敗した時など、おとしまえ
として、出演者全員に差し入れをしてお詫びもします。
そして、プロの舞台人なら普通のことですが、この世界も風邪や熱出したくらいでは、休むことや降板することは許されず、よっぽどの事がない限りは、舞台に立つことが優先です。
あとは、楽日は、次週(明日から初日で乗り込む)知り合いの踊り子さん達に、置き物をしていきます。
置き物は、楽屋で使う物や飲み物など、寝ずに乗り込み、すぐに出演準備をしないといけない踊り子さんは、買い出しに行く時間もないので、助かるのです。
このように、踊り子さん達同士、助け合いと気遣いが凄くある世界でした。
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