ハエトリソウ成長記録

暖冬の影響で寒くならないので植え替えのタイミングを逃したハエトリソウの植え替え。

植え替え前(図1)

ハエトリソウは冬に地上部を黒く枯らして休眠に入ってからが植え替えの頃合い。

ところが今シーズンは暖冬に加えて、九州の比較的暖かい地域に住んでいるため、待てど暮らせど休眠に入らないどころか、2月も中旬に差し掛かろうという今日の時点でご覧の通りの絶好調ぶり。


とはいえ前回の植え替えが昨年の1月12日なので、水苔の状態も心配なので思い切って植え替えます。


まず第一段階として新しい鉢に水で戻した水苔を詰めた状態の写真は撮り忘れたので各自想像で補完してください。

新しい植え床の準備ができたところで、1年間半日陰の腰水栽培に耐えてくれた水苔をほぐしてハエトリソウの株を独立させます。

根っこに絡まった水苔を取り除いた状態(図2)

黒くて細長い根と先端が白い根がありますが、どうやら先端が白いのが健康で元気な根っこらしい。
全部黒いからと言って死んでいるのではなく、無闇に千切ったりせずに、なるべくこのまま水苔で包んで植え替えてやります。

株分け(図3)

図2の写真でもわかる通り、1年間順調に育ったようで株が3つに分かれております。
それを株の根元に軽く力を加えて1株ずつに分ける(図3)。

分けた状態でそれぞれの根っこをよく見るとそこそこ元気そうなので、根を切らないように丁寧に水苔で包んで準備しておいた鉢に植えて作業終了。

図1内の下の方にいる小さいのも1株として植えてやった。

あとは半日陰&腰水でほぼ放置栽培。

ハエトリソウの1番の特徴の捕虫葉(ギザギザがある部分)は大体3回開閉するとエネルギーを使い果たして枯れるものですが、植え替え時に閉じてしまうのは仕方がないことなのでそこは割り切って植え替えましょう。

あと状況によって上から水を掛けることもありすが、開閉する際のセンサーとなる感覚毛(図1内の捕虫葉の内側にある針のような物)は非常によく出来ていて、人間が故意に触ったり養分となる虫などが触れた時とは違うと判断するようで水はノーカンみたいです。


図1内に見える乾燥水苔から再生した生水苔はこっちに移植。

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