ミリオンゴッド凱旋を打てる店について

11月17日現在で当該機種を遊技できる店のリストを作成しました。でも、公表をしません。

理由を説明します。パチンコ屋は、営利目的の商売ですが、お客様のために営業をしています。お客様が打ちたい台を設置し、いい環境で遊んでいただく事が使命だと思います。しかし、外すべきとなった台を集客目的で設置し続ける店は、PRすべきでも、応援すべきでもないと考えるからです。それが、お客様のニーズにかなったとしても、公表はしません。

11月中旬からパチンコ屋の業界で問題になりそうな機種が、凱旋です。なにが問題の所在なのか?説明を試みます。検定期間、公安委員会など難しい言葉は、平易な日本語に変えていますので、大まかな意味説明にとどまります。そのため、正確性は、各県遊協など発信の文書に比べて相当劣ります。だいたい正しいくらいでざっくり読んでいただけます事をお勧めします。

警察は、本来3年、手続きをして6年で尽きる台の寿命を、行政規則を変更する事で、最大で1年ほど延ばしてくれる処置をしてくれました。そのときに、パチンコ業界を横断的にまとめる21世紀会という団体で、いわゆる高射幸性遊技機については、本来の台の寿命が来たら、撤去を行い、新しいレギュレーション(規則)で作られた台に入れ替えるという約束をしました。今年の5月の話しです。

パチンコ屋が警察に対し行った約束の意味は、警察が一律に行政規則を変更したが、従来高射幸性遊技機として、段階的に市場からなくすように警察から求められていた台については、行政規則上もともとの台の寿命が来たあともしばらく設置できる事になるが、今回は、警察がコロナでズタボロになったパチンコ屋の新台入替予算が厳しいだろうとの温情で、やってくれた処置に対し、パチンコ屋たちも高射幸性遊技機については、コロナ前の従来の寿命が来たら外します。規則を変えてまで、営業の破綻をさせない処置をしていただきありがとうございます。という意味です。

ほとんどのパチンコ屋が都道府県の緊急事態宣言による休業要請に従いました。休業期間に力尽きて廃業、倒産あるいは、営業再開のめどが立たない状態の店も270軒あります。コロナでの廃業を含めての数字ですが11月17日の時点で2020年度は、569軒のパチンコ屋が閉店しました。参考までの新たに開店したパチンコ店は、156軒にすぎません。法令を遵守したパチンコ屋に対し、警察が温情をかけてくれた。これに対し、仁義を果たすのが、21世紀会の警察に対する約束でした。

パチンコ屋が新台を入れ替えないと困るのが、パチンコ、スロットの台メーカーさんです。さらに困るのが、台の商社さんです。台の商社の従業員の平均年齢は42歳を超え、某メーカーのオーナー社長に言わせるとどうやって企業を存続させているのか分からないくらい困窮している企業もあります。一定期間入替をしなくていいということは、メーカーも商社も一定期間販売機会を失うことを意味します。非常に厳しい中で、警察のほか、メーカーさん商社さんの納得をいただいてできたのが行政規則の変更という処置でした。

名の知られているパチンコホール企業であるマルハン、ダイナム、オザム、など大手パチンコ屋や、地方の個人店までほとんどのパチンコ屋は、約束を守るために、お客さんに人気があっても該当する台を撤去しています。

しかし、11月初旬の段階で以下の台が市場にあるようです。お店の事情もいろいろあるのだと思いますが、実に残念な話しではあります。以下は、ホール企業の実名など出ていませんが、有料の記事にします。

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